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kako

    イワショウブ

    自然の中の花科名ータ行

    2023/4/23

    イワショウブ(岩菖蒲)

    イワショウブ(岩菖蒲)は、チシマゼキショウ科・イワショウブ属で、本州の低山帯~高山帯の湿地や湿原に生える多年草で、日本固有種です。 ショウブのような葉を持ち、白色~淡紅色の花を総状につけた美しい花で、夏の亜高山帯~高山帯では普通に見かける花で、私は多くの山で見ることが出来ました。 上のイワショウブ(岩菖蒲)は、2006年8月4日に月山で撮影したものです。 イワショウブ(岩菖蒲)の特徴 イワショウブ(岩菖蒲) 2004年8月7日 撮影 栂池自然園 イワショウブ(岩菖蒲) 2005年8月11日 撮影 尾瀬 和 ...

    タケシマラン

    自然の中の花科名ーヤ行

    2021/1/10

    タケシマラン(竹島蘭)とオオバタケシマラン(大葉竹島蘭)の比較

    タケシマラン(竹島蘭)は、ユリ科・タケシマラン属で、日本全土の山地に生え、竹の葉に似た縞模様の蘭ということですが、ランではありません。葉腋から細い花柄を下げ、花を下向きにつけ、花被片は反り返ります。 オオバタケシマラン(大葉竹島蘭)は大型で、亜高山の林の中に生える多年草だが、タケシマランとの違いはオオバタケシマンの葉は茎を抱くことです。 上のタケシマラン(竹島蘭)は、2006年6月14日に尾瀬 鳩待峠で撮影したものです。 タケシマラン(竹島蘭)の特徴 タケシマラン(竹島蘭) 2006年6月14日 撮影 尾 ...

    ネバリノギラン

    自然野中の花科名ーカ行

    2021/1/18

    ネバリノギラン(粘り芒蘭)とノギラン(芒蘭)の比較

    ネバリノギラン(粘り芒蘭)は、シュロソウ科・シュロソウ属で、日本全土の山地に生える日本固有の多年草です。穂状に淡黄褐色で緑色を帯びた小さな花を多数つけますが、花被は腺があって粘るのが特徴です。 仲間のノギラン(芒蘭)は穂状に淡黄褐色で緑色を帯びた小さな花を多数つけ、ネバリノイランは、あまり花を開かないのですが花びらが反り返るくらい開くことで区別ができます。 上のネバリノギラン(粘り芒蘭)は、2006年8月4日に月山で撮影したものです。 ネバリノギラン(粘り芒蘭)の特徴 ネバリノギラン(粘り芒蘭) 2005 ...

    コバイケイソウ

    自然の中の花科名ーサ行

    2021/1/10

    コバイケイソウ、ウラゲコバイケイ、バイケイソウ、ミヤマバイケイソウの比較

    コバイケイソウ(小梅蕙草)は、シュロソウ科・シュロソウ属で、北海道、本州(中部地方以北、三重県)の亜高山帯、高山帯の開けた草地に生える多年草で日本固有種です。 高山帯でも大きな花を咲かせていることから良く目立ち夏山では目にする機会が多い花です。ウラゲコバイケイ(裏毛小梅蕙)は一見バイケイソウと区別がつきませんが、葉の裏面脈上に突起状の毛があるものをウラゲコバイケイと呼ばれます。谷川連邦や尾瀬の多雪地帯で多く見られるようです。 バイケイソウ(梅惠草)は、0.6~1.5mと大きく、ウメに似た2㎝くらいの花を多 ...

    シュロソウ

    自然の中の花科名ーサ行

    2021/1/15

    シュロソウ(棕櫚草)とタカネシュロソウ(高嶺棕櫚草)の比較

    シュロソウ(棕櫚草)は、シュロソウ科・シュロソウ属で、北海道、本州の山地の林内や湿った草原に生える多年草です。アオヤギソウは、緑色の花ですが、紫褐色の花が咲きます。 タカネシュロソウ(高嶺棕櫚草)はシュロソウの高山型の品種で、草丈が低く苞が花序より突出するものを区別するようですが、中間型もあり区別が難しいものもあるようです。 上のシュロソウ(棕櫚草)は、2004年7月18日に池の平湿原で撮影したものです。 シュロソウ(棕櫚草)の特徴 シュロソウ(棕櫚草) 2004年7月18日 撮影 池の平湿原アオヤギソウ ...

    アオヤギソウ

    自然の中の花科名ーサ行

    2021/1/6

    アオヤギソウ(青柳草)とタカネアオヤギソウ(高嶺青柳草)の比較

    アオヤギソウ(青柳草)は、シュロソウ科・シュロソウ属で、北海道、本州(中部地方以北)の山地の林内や湿った草原に生える多年草です。和名は緑色花と柳に似た葉の様子からついたようです。以前はユリ科に分類されていました。 タカネアオヤギソウ(高嶺青柳草)はアオヤギソウの高山型の品種で、草丈が低く苞が花序より突出するものを区別するようですが、中間型もあり区別が難しいものもあるようです。 上のアオヤギソウ(青柳草)は、2004年7月18日に池の平湿原で撮影したものです。 アオヤギソウ(青柳草)の特徴 アオヤギソウ(青 ...

    トリトマ(クニフォフィア)

    自然の中の花科名ーサ行

    2021/1/17

    トリトマ(クニフォフィア)

    トリトマ(クニフォフィア)は、ツルボラン科・クニフォフィア属(シャグマユリ属)で、野生種の多くは南アフリカの高地に自生しています。日本で多く栽培されているのはヒメトリトマ(Kniphofia rufa)で、花は蕾のときはオレンジ色で、開花すると黄色に変化します。 明治中期に渡来した宿根草で、普及したのは昭和18年以降です。 上のトリトマ(クニフォフィア)は、2007年6月8日にわんぱく公園で撮影したものです。 トリトマ(クニフォフィア)の特徴 和名 シャグマユリ(赤熊百合) 別名 クニフォフィア、トーチリ ...

    ネコヤナギ

    自然の中の花科名ーヤ行

    2018/3/3

    ネコヤナギとピンクネコヤナギ

    ネコヤナギ(猫柳)は、ヤナギ科・ヤナギ属で、日本、朝鮮半島、中国の山野の水辺に自生し、春一番に開花します。 ピンクネコヤナギはネコヤナギの園芸品種とされているようですが、ピンク色の花穂が愛らしいことから人気があります。 上のネコヤナギ(猫柳)は、2003年2月21日に星野で撮影したものです。 ネコヤナギ(猫柳)の特徴 和名 ミネヤナギ(峰柳)   学名 Salix gracilistyla   科名・属名 ヤナギ科 ヤナギ属   分布 日本、朝鮮半島、中国   花期 2~4月   特徴 雄花序は3~6cm ...

    ミネヤナギ

    自然の中の花科名ーヤ行

    2021/1/10

    ミネヤナギ(峰柳)とエゾノタカネヤナギ(蝦夷高嶺柳)の比較

    ミネヤナギ(峰柳)は、ヤナギ科・ヤナギ属で、北海道、本州(中部地方以北)の低山帯~高山帯の低木林や林縁に生える落葉低木です。 高山帯では地を這うために丈が低く、無花枝と有花枝があります。葉に鋸歯があり、裏面は灰白色。 エゾノタカネヤナギ(蝦夷高嶺柳)は、北海道の高山帯の礫地に生える高さ高さ高さ20~50cm程の落葉低木です。 上のミネヤナギ(峰柳)の雄花序は、2004年6月19日に草津 芳ヶ平湿原手前で撮影したものです。 ミネヤナギ(峰柳)の特徴 ミネヤナギ(峰柳)若い果穂 2004年6月19日 撮影 草 ...

    サルトリイバラ

    自然の中の花科名ーサ行

    2021/1/23

    サルトリイバラ(猿捕茨)

    サルトリイバラ(猿捕茨)は、サルトリイバラ科・シオデ属で、日本各地の山野に生えて木質の蔓でよじ登る雌雄異株の低木です。 山帰来(さんきらい)といい生薬として使われるようですが、幼い頃にお餅を包んでいたのを覚えています。 上のサルトリイバラ(猿捕りイバラ)の赤く色づく前の果実は、2005年10月12日に名草巨石群近辺で撮影したものです。 サルトリイバラ(猿捕茨)の特徴 和名 サルトリイバラ(猿捕茨) 別名 ガンタチイバラ、カカラ   学名 Smilax china   科名・属名 サルトリイバラ科 シオデ属 ...

    キンコウカ

    自然野中の花科名ーカ行

    2021/1/13

    キンコウカ(金黄花、金光花)の特徴

    キンコウカ(金黄花、金光花)は、キンコウカ科・キンコウカ属で、北海道(岩見沢市幌向、中標津町)、本州(東北地方、関東地方北部、中部地方の日本海側、滋賀・三重県)の低山帯~高山帯 の湿った岩上に生える多年草で日本固有種です。 群生するので、花時は小さな花ですが、黄金色の花が敷き詰められてとても素敵です。 私は高山帯で出会っているので、清涼な空気の中で出会った黄金色は今でも目の前に浮かびます。 上のキンコウカ(金黄花、金光花)は、2003年8月23日に八方尾根で撮影したものです。 キンコウカ(金黄花、金光花) ...

    キチジョウソウ

    自然野中の花科名ーカ行

    2022/10/22

    キチジョウソウ(吉祥草)、ヤブラン(藪蘭)、ジャノヒゲ(蛇の鬚)

    キチジョウソウ(吉祥草)は、キジカクシ科・キチジョウソウ属で、本州(関東地方以西)、四国、九州などの暖地の林内に生える常緑の多年草で、淡紅紫色の花が穂状につき、液果は赤く熟します。 ヤブラン(藪蘭)は、キジカクシ科・ヤブラン属で本州、四国、九州、沖縄の山野の木陰に生える多年草で、淡紫色の小さな花が総状に多数つき、直径約6~7㎜の球形で光沢のある黒色の実をつけます。 ジャノヒゲ(蛇の鬚)は、キジカクシ科・ジャノヒゲ属で全国の林内に生える多年草で、匐枝をだしてふえ、群生することが多く、丈夫なことからグランドカ ...

    カタクリ

    自然の中の花科名ーヤ行

    2021/3/27

    カタクリ(片栗)の育て方とキバナカタクリ(エリスロニウム・グラディフロム)

    カタクリ(片栗)は、ユリ科・カタクリ属で、全国の林内に群生する多年草で、野山の多少湿り気のある東斜面や、東北斜面によく群生します。 カタクリの群生地は全国至る所にあり、保護されていて群生を身近で見ることができます。 鱗茎の深さはは長さ5~6cm、毎年更新を重ね、旧鱗茎の下に新鱗茎がつくられます。そのため開花株では鱗茎は土中深くもぐります。 私も球根を購入して植えていましたが、葉のある時期は短く、地中深い球根を掘りあげるのも大変なので、引っ越しの時は置いてきてしまいました。 その後、縁があってカタクリの球根 ...

    キバナノアマナ

    自然の中の花科名ーヤ行

    2021/1/13

    キバナノアマナ(黄花の甘菜)、アマナ(甘菜)

    キバナノアマナ(黄花の甘菜)は、ユリ科・キバナノアマナ属で、北海道、本州、四国の山野に生える多年草です。花茎は高さ15~25cm。茎頂に黄色の花を散形状につけます。花柄の長さは不同で1~5cmになります。 アマナ(甘菜)は、ユリ科・アマナ属で、本州(東北地方南部以西)、四国、九州の日当たりの良い草地、田畑の畦、林のふちなどに生える多年草です。花は普通1個つき、日が当たると開きます。花被片は6個あり、長さ2~2.5cmで、白色に暗紫色の脈があります。 上のキバナノアマナ(黄花の甘菜)は、2006年3月30日 ...

    アロエ・アルボレッセンス

    自然の中の花科名ーサ行

    2022/7/25

    アロエ・アルボレッセンス

    アロエ・アルボレッセンスは、ススキノキ科・アロエ属で、南アフリカの南東部原産の多肉植物です。 アロエ・アルボレセンス(Aloe arborescens)のパルプが創傷に適用された結果は、創傷における治癒率が改善されたようですその様なことから、薬用アロエと呼ばれているようです。 上のアロエ・アルボレッセンスは、2004年1月9日にとちぎ花センターで撮影したものです。 アロエ・アルボレッセンスの特徴 和名 アロエ・アルボレッセンス   学名 Aloe arborescens   科名・属名 ツルボラン科 アロ ...

    チューリップ

    自然の中の花科名ーヤ行

    2021/1/16

    チューリップの簡単な育て方

    チューリップは、ユリ科・チューリップ属で、アナトリア、イランからパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンのステップ地帯が原産ですが、世界的な生産地はオランダが有名で、各国へ輸出されています。 日本では、新潟県や富山県で大規模な栽培が行われていますが、ホームセンターや園芸品店で販売されている球根は、ほとんどがオランダからの輸入のようです。 上のチューリップは、2008年4月11日にわんぱく公園で撮影したものです。 チューリップの特徴と育て方 チューリップ 2007年4月22日 撮影 群馬フラワーパー ...

    ヤグルマソウ

    自然の中の花科名ーヤ行

    2021/1/22

    ヤグルマソウ(矢車草)とクサアジサイ(草紫陽花)

    ヤグルマソウ(矢車草)は、ユキノシタ科・ヤグルマソウ属で、北海道、本州の山地の湿った林内に群生する多年草です。花茎は高さ0.8~1.2mになる大型の多年草で、山地の渓流の脇などに群生しているのを見かけます。 クサアジサイ(草紫陽花)は、ユキノシタ科・クサアジサイ属で、本州(宮城県、福島県以南)、四国、九州の湿った林内に生える高さ20~70㎝の多年草です。和名の由来はアジサイのような花が咲く草本で、アジサイの花が終わった夏の薄暗い林内で咲きますが、花の終わったものにしか出会うことが出来ず、いつかは咲き初めの ...

    イワユキノシタ

    自然の中の花科名ーヤ行

    2021/1/22

    イワユキノシタ(岩雪ノ下)

    イワユキノシタ(岩雪ノ下)は、ユキノシタ科・イワユキノシタ属で、湿潤な岩壁に生える1属1種の常緑の多年草です。主な自生地は、東海地方から四国地方にかけての、奥深い山の湿った岩場などのようです。 上のイワユキノシタ(岩雪ノ下)は、2005年5月31日に日光植物園で撮影したものです。 イワユキノシタ(岩雪ノ下)の特徴 イワユキノシタ(岩雪ノ下) 2005年5月31日 撮影 日光植物園 和名 イワユキノシタ(岩雪ノ下)   学名 Hydrangea paniculata   科名・属名 ユキノシタ科 イワユキノ ...