シラー・カンパニュラータ(Hyacinthoides hispanica) 2023年4月17日 撮影
シラー・カンパニュラータはツリガネズイセン、スパニッシュ・ブルーベルとも呼ばれキジカクシ科 ツリガネズイセン属でスペイン、ポルトガルを中心に、北西アフリカの森林の縁や開けた場所、道路脇や空き地など、現在ヨーロッパの広い地域で逸出したものが野生化しているといいます。
我が家では植えた覚えのない花がある年から咲き始め、毎年のように花を見せてくれるようになっています。
シラーという名前は知っていましたが、現在はツリガネズイセン属になっているようです。
シラーという名前はシラー属だった頃の名残の名前のようです。
シラー・カンパニュラータ(Hyacinthoides hispanica) の特徴と育て方
和名: ツリガネズイセン(釣鐘水仙) スパニッシュ・ブルーベル
学名: Hyacinthoides hispanica
科名・属名: キジカクシ科 ツリガネズイセン属
分布: スペイン、ポルトガルを中心に、北西アフリカ
花期: 4月~5月
シラー・カンパニュラータ(Hyacinthoides hispanica)の特徴
ツリガネズイセン(Hyacinthoides hispanica)は「シラー・カンパニュラータ」や「スパニッシュ・ブルーベル」等とも呼ばれるスペイン、ポルトガル、北西アフリカが原産の多年草です。
花序は真っすぐで、花は蕾の時には直立しており、開花に伴い下垂します。
花は長さ2㎝程度の釣鐘状で、青色、花序の全方向に付きます。
葉は長さ20~50㎝、幅1~3.5㎝の線状披針形~披針形で草丈20~40㎝。
シラー・カンパニュラータ(Hyacinthoides hispanica)の育て方
水はけの良い日なたから半日蔭の場所が適していますが、半日蔭でも元気に育ち、花を咲かせます。
地上部があるのは、春から初夏にかけてなので、夏以降の休眠期に他の草花を植えることもできます。
我が家でいつの間にか生えて育っていることを考えれば、かなり育てやすい花のようです。
耐寒性、耐暑性に優れており、庭植えでは水やりの必要もありません。
植え付け、植え替えの敵期は9月下旬~11月上旬で、庭植えでは球根が込み入って花付きが悪くなってから行います。
庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで、水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として緩効性化成肥料を施します。
植え付けの深さは球根3個分程度、株間は10㎝程度です。
白絹病には注意が必要です。
シラー・カンパニュラータ(Hyacinthoides hispanica)まとめ
現在ヨーロッパの広い地域で逸出したものが野生化しているというように、我が家にもどこからともなくやってきて、芽生えた場所で毎年花を見せてくれます。
我が家の野草が、こぼれ種からの花が多い中に、いつの間にかそこに来て咲いているのがこの花です。
梅雨の頃には葉がなくなり、春に芽生えて咲いてくれる手入れいらずのとっても素敵な花です。
白絹病には注意が必要なようです。