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広告 春の花・山野草の育て方

斑入りヒメウラシマソウ(斑入り姫浦島草)、ウラシマソウ(浦島草)の育て方|仲間のムサシアブミ(武蔵鐙)

斑入りヒメウラシマソウ(斑入り姫浦島草)は、サトイモ科・テンナンショウ属の球根植物で、九州の山地を中心に分布するテンナンショウの仲間です。

テンナンショウ属にはいろいろな植物があり、あまり好まない方もいるようですが、我が家は、銀葉ヒメウラシマソウ(銀葉姫浦島草)とユキモチソウを育てています。

斑入りヒメウラシマソウ(斑入り姫浦島草)は分球して殖えますが、ユキモチソウは分球しないので、種を播くことになりますが、結実すればたくさんの種が採れて、早くて3年で花が咲きます。

斑入りヒメウラシマソウ(銀葉姫浦島草)は、近ごろ庭に植えっぱなしで肥料不足になて花が咲かないので、肥培しているところです。

仲間のムサシアブミ(武蔵鐙)の写真と特徴を下に載せています。

上の斑入りヒメウラシマソウ(斑入り姫浦島草)は、2020年4月11日に自宅の庭で写しました。

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斑入りヒメウラシマソウ(斑入り姫浦島草)の特徴と育て方

上の斑入りヒメウラシマソウ(斑入り姫浦島草)は、2020年4月11日に自宅の庭で写しました。

         
和名斑入りヒメウラシマソウ(斑入り姫浦島草)
学名Arisaema kiushianum
科名・属名サトイモ科 テンナンショウ属
分布九州の山地
花期5~6月
特徴

九州の山地を中心に分布するテンナンショウの仲間です。

地中の球茎は多数の子球をつくり、さかんに栄養繁殖するので、固まって生えることが多い。

葉は普通1個根生し、11~17個の小葉からなる鳥足状複葉。葉柄は高さ10~30cmで、ウラシマソウより小型で鑑賞価値があります。

葉柄の基部から花茎を出し、葉の陰に紫褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつけます。ヒメウラシマソウは浦島草に比べ全体的に小ぶりで仏炎苞中に模様が入ります。

花は、仏炎苞苞の中に伸びた付属体下につき、成長や栄養の状態によって、雄花から雌花に変化する性転換植物として知られています。

雌雄異株の多年草ですが、小苗のうちは雌雄どちらでもなく、少し育つと雄株に、充実した株になると雌株になりますが、雌株になっても弱った株は雄株に戻るようです。

雄株には出入り口がありますので、雄蕊を付けた虫が雌株にもぐり込んで受粉を掏るようですが、出口がないので死んでしまうようです。

和名は糸状に長く伸びた様子を浦島太郎の釣り糸に見立てたもの。

育て方

中深鉢以上の深さで、やや硬めのものや釉薬がかかった乾きにくいものを使い、底にゴロ石を入れて、用土は赤玉土を主体に鹿沼土に少量の軽石を混ぜ、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れて、2~3月に球根を良く洗って芽の先が2~3cm埋まる程度に植え付けます。

植え替えは毎年が良く、分球した小さな球根は、小さなものは親株のまわりに植えておき、育ったら別の鉢に入れます。

肥料を好むので、葉が展開する4月頃に置き肥をして、その頃から、窒素、リン酸、カリが等量の液肥をチッ素、リン酸、カリが等量の液体肥料を月に2~3回施します。

乾燥を嫌いますので、乾いたら水をやります。休眠期もあまり乾かさないようにします。

置き場所は、年間を通して日陰に置きます。

木子をよくつけるので、これをはずし、植えつけることで繁殖します。

ウラシマソウ(浦島草)の特徴

         
和名ウラシマソウ(浦島草)
学名Arisaema urashima
科名・属名サトイモ科 テンナンショウ属
分布北海道、本州、四国、九州(佐賀県)
花期4~5月
特徴

山野の木陰に生える多年草。

地中の球茎は多数の子球をつくり、さかんに栄養繁殖するので、固まって生えることが多い。

葉は普通1個根生し、11~17個の小葉からなる鳥足状複葉。葉柄は高さ40~50cmで、太くて茎のように見えます。

葉柄の基部から花茎を出し、葉の陰に紫褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつけます。

花は、仏炎苞苞の中に伸びた付属体下につき、成長や栄養の状態によって、雄花から雌花に変化する性転換植物として知られています。

雌雄異株の多年草ですが、小苗のうちは雌雄どちらでもなく、少し育つと雄株に、充実した株になると雌株になりますが、雌株になっても弱った株は雄株に戻るようです。

雄株には出入り口がありますので、雄蕊を付けた虫が雌株にもぐり込んで受粉を掏るようですが、出口がないので死んでしまうようです。

和名は糸状に長く伸びた様子を浦島太郎の釣り糸に見立てたもの。

育て方

中深鉢以上の深さで、やや硬めのものや釉薬がかかった乾きにくいものを使い、底にゴロ石を入れて、用土は赤玉土を主体に鹿沼土に少量の軽石を混ぜ、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れて、2~3月に球根を良く洗って芽の先が2~3cm埋まる程度に植え付けます。

植え替えは毎年が良く、分球した小さな球根は、小さなものは親株のまわりに植えておき、育ったら別の鉢に入れます。

肥料を好むので、葉が展開する4月頃に置き肥をして、その頃から、窒素、リン酸、カリが等量の液肥をチッ素、リン酸、カリが等量の液体肥料を月に2~3回施します。

乾燥を嫌いますので、乾いたら水をやります。休眠期もあまり乾かさないようにします。

置き場所は、年間を通して日陰に置きます。

花之江の郷のウラシマソウ(浦島草)

ウラシマソウ

ウラシマソウ(浦島草) 2003年5月3日 撮影 花之江の郷

ウラシマソウ

ウラシマソウ(浦島草)果実 2004年10月24日 撮影 花之江の郷

ムサシアブミ(武蔵鐙)の特徴

ムサシアブミ

ムサシアブミ(武蔵鐙) 2004年10月24日 撮影 花之江の郷


         
和名ムサシアブミ(武蔵鐙)
学名Arisaema ringens
科名・属名サトイモ科 テンナンショウ属
分布本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄
花期3月~5月
特徴

海岸や谷沿いなどの湿った林内に生えます。

葉は2個つき、小葉は3個、頂小葉は花時長さ10~30cm。

花柄は葉より短く、長さ3~10cm。仏炎苞は袋状に巻き込み、口辺部は耳状に張り出し、先端がつきでる得異な形をしています。

葉柄の基部から花茎を出し、葉の陰に紫褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつけます。

花は、仏炎苞苞の中に伸びた付属体下につき、成長や栄養の状態によって、雄花から雌花に変化する性転換植物として知られています。

和名は仏炎苞の形を鐙に例えたものです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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