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ウスノキ( 臼の木)の育て方

ウスノキ 2022年6月21日 撮影

和名の由来は果実の先端が凹み臼に似ることからのようです。

ウスノキは地域変異があり、葉の大きさなどにより変種に分類されているようです。

我が家にはスノキとウスノキがあり、かなり区別が難しかったのですが、萼筒は5個の稜がないスノキには実がなったことがないのですが、ウスノキに赤い実が付いたこととではっきりと区別が付きました。

また、アクシバ(灰汁柴)も有りますが、アクシバの花はスノキやウスノキに似ていないので区別は付きやすいです。

ウスノキ( 臼の木)の特徴と育て方

ウスノキ 2023年4月22日 撮影

和名: ウスノキ( 臼の木)

別名: カクミスノキ(角実酢の木)、アカモジ

学名:  Vaccinium hirtum Thunb.

科名・属名:  ツツジ科 スノキ属

分布:  在来種(日本固有種) 北海道、本州、四国、九州

花期:  4~6月

ウスノキ( 臼の木)の特徴

葉は互生し、長さ2~5㎝、幅1~2.5㎝。葉の縁に細かな鋸歯があり、葉裏に短毛が生えます。

葉先は尖り、先端に腺状突起があり、葉の基部は円形。葉柄はごく短い。

枝先に赤い筋のある緑白色の花を1~3個下向きにつけます。

萼筒は5個の稜がある広鐘形です。

これで、スノキとの区別が付きやすくなります。

またウスのキは葉の先が長くとがっています。

果実は長さ7~8㎜の卵状球形の液果で、赤く熟します。

我が家にはスノキとウスキキがあり、かなり区別が難しかったのですが、萼筒は5個の稜がないスノキには実がなったことがないのですが、ウスノキに赤い実が付いたこととではっきりと区別が付きました。

ウスノキ( 臼の木)の育て方

自生は日当たりの良い山地の岩場なので、日陰や水はけの悪い場所は好まないようで半日陰程度なら開花、結実します。

しかし、住宅地の暑い庭で育てると、葉焼けするので半日陰程度が良いようです。

ウスノキもほかのツツジ科の植物と同じく、酸性土壌を好み、細い根が地表近くに張るので、水はけがよく、極端に乾きすぎない日なたから半日陰で育てます。

わが家は根洗い草物盆栽で育てていますが、成長はゆっくりなので伸びすぎた新葉を摘むくらいにしています。

根洗い草物盆栽は植え替えをしないので、硬質鹿沼土、日光砂、桐生砂などの混合用土で、ケト鉢に植えるように作っています。

植えつけ、植え替えは9月~12月、3月で、地植えは日なたから半日陰くらいの所に、根鉢の2倍の深さと幅を掘り、鹿沼土かピートモスや軽石を混ぜて水持ち良く水はけよく植えます。根が細いのであまり深植えないようにします。

肥料は花後の6月と1月に寒肥として緩効性の化成肥料や固形の油かすを施します。

剪定は落葉期の12月~2月の新芽が動き出す前に行い、込み入った中枝や、内に向いた枝、枯れ枝などを間引く程度で十分です。実を収穫する場合は、強剪定はあまりしないようです。

ウスノキ( 臼の木)のまとめ

ウスノキ 2023年4月22日 撮影

ツツジ科の植物なので鉢植えは、酸性用土の硬質鹿沼土、日光砂、桐生砂などの混合用土を好みで混ぜて植えこみます。

早春と花後に緩効性の化成肥料や固形の油かすを施します。

成長が遅いので伸びすぎた枝をつめるくらいで、深い剪定はしていません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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