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広告 春の花・山野草の育て方

ポレモニウム・ボレアレ(Polemonium boreale)の育て方

ポレモニウム・ボレアレ

ポレモニウム・ボレアレ(Polemonium boreale)は、モンゴルのアルタイ山脈、極地圏周縁地域に分布する草丈が低く、しまった形に咲くハナシノブの中間です。

広い場所に分布しているために変化が多いということですが、我が家の花は明るい青~紫色の花で、とっても素敵な花です。

多年草でもハナシノブの仲間は株の寿命が短いので、種から更新しておいた方が良いようです。

わが家は、途中途絶えてしまいましたが、冷蔵庫に保存しておいた種で芽生え、10年以上花を見ることができています。

ポレモニウム・ボレアレの他にポレモニウム カエルレウム、ポレモニウム・カエルレウムの変種のカラフトハナシノブハナシノブなども栽培しています。

上のポレモニウム・ボレアレ(Polemonium boreale)は自宅で2005年5月18日に撮影した花です。

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ポレモニウム・ボレアレ(Polemonium boreale)の特徴と育て方

ポレモニウム・ボレアレ(Polemonium boreale) 2005年5月16日 撮影 栽培品

     
和名ポレモニウム・ボレアレ
学名Polemonium boreale
科名・属名ハナシノブ科 ハナシノブ属
分布モンゴルのアルタイ山脈、極地圏周縁地域
花期
特徴

葉は丸みがあり13~20枚がほとんど根際に叢生。

花は穂の上部に群がり咲きます。

1個の花は明るい青~紫花で、1個の花は直径2.5㎝。

ポレオニウム ボレアレは矮小種と書いてあるが、我が家のものは草丈15~20cmになります。

広い場所に分布するので変異もあり、園芸品種もあります。

育て方

中深鉢を用い、鉢底に大粒の軽石を入れ、植え土は、富士砂、軽石、日光砂、硬質鹿沼土の混合用土で、根に触れないように底のほうにマグァンプK を入れて植えます。

春と秋はは風通しの良い日向で、梅雨以降はポリカーボネートの波板の屋根下、夏は寒冷紗をかけて涼しく、冬は北風を避けて、乾燥から守って管理します。

水は秋から春は朝に、夏は夕方に鉢のまわりにもたっぷりやり、夜間温度を下げるように工夫します。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

植え替えは毎年、根がはるので、鉢の周囲に広がった根を取り除きながら花後に行います。

夏に水はけを良くし根腐れて防ぐために花後に行いますが、高山植物の中にはこのような植え替えをした方が良いものがかなりあり、そのようなものは株分けで殖やすことが出来ます。

株分けもできますが、多年草だが、株の寿命が短いので、良く実る種を播いて常に更新しておいた方が良い。

ポレモニウム・ボレアレは株を枯らしてしまったが、冷蔵庫に保存していた種で蘇り、10年以上花を見ることが出来ています。

ポレモニウム・ボレアレ(Polemonium boreale)のまとめ

ポレモニウム・ボレアレ(Polemonium boreale)は高山性のため、ハナシノブなどに比べて丈が低くしまった形に咲きます。

暑さ対策をすることと、株の寿命が短いので種での更新はしておいた方が後悔しません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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