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広告 自然の中の花科名ーア行

コアジサイ(小紫陽花)、タマアジサイ(玉紫陽花)、セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)の特徴

コアジサイ

コアジサイ(小紫陽花)とタマアジサイ(玉紫陽花)は、日本固有種で、山地で見かけることが多いアジサイです。コアジサイは装飾花がないことからすぐに分かりますが、タマアジサイは両面に毛が密生した楕円形または倒卵形の葉を持つことから、見分けるのが楽です。

それに比べて、園芸品種の多いヤマアジサイは、アマチャ等との見分けは簡単ではありません。セイヨウアジサイは一番多く栽培されていて、華やかな園芸品種です。

ヤマアジサイ、変種のエゾアジサイ、セイヨウアジサイの基本種のガクアジサイは別のページにあります。

上のコアジサイ(小紫陽花)は、2003年7月18日に赤城山で撮影した花です。

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コアジサイ(小紫陽花)の特徴

         
和名コアジサイ(小紫陽花)
別名シバアジサイ
学名Hydrangea hirta
科名・属名アジサイ科 アジサイ属
分布本州(関東地方以西)、四国、九州。日本固有
花期6月~7月
特徴

高さ1~2mのの落葉低木。

葉は対生、長さ5~8cm、幅3.5~6cmの卵形~楕円形。先は鋭く尖り、基部は円形~広い楔形。ふちには大きな三角状の鋸歯が規則的に並びます。

枝先に直径5cmほどの散房花序を出す。装飾花はなく、花はすべて両性花。

山地や丘陵の明るい林内や林縁、林道沿いや伐採跡地など、山地の明るい場所では普通に見られます。

タマアジサイ(玉紫陽花)の特徴

タマアジサイ

タマアジサイ(玉紫陽花) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

タマアジサイ

タマアジサイ(玉紫陽花) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

         
和名タマアジサイ(玉紫陽花)
学名Hydrangea involucrata
科名・属名アジサイ科 アジサイ属
分布本州(宮城県南部~紀伊半島の太平洋側、伊豆諸島、長野県、新潟県~福井県の日本海側)。日本固有
花期7~9月
特徴

高さ1~2mの落葉低木。

両面に毛が密生した楕円形または倒卵形の葉には長柄があり、対生します。

茎先に直径10~15cmの集散花序を形成して多数の花を咲かせます。

装飾花は白色~帯紫色で、萼弁は3~5個、長さ7~12㎜。両性花は紫色。

山地の谷間や沢沿いに自生します。

タマアジサイ

タマアジサイ(玉紫陽花) 2004年8月22日 撮影 日光植物園

タマアジサイ

タマアジサイ(玉紫陽花) 2002年9月21日 撮影 田沼町熊鷹山の麓

セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)の特徴

セイヨウアジサイ

セイヨウアジサイ(西洋紫陽花) 2007年7月25日 撮影 栃木大平山


         
和名セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)
学名Hydrangea macrophylla f. hortensia
科名・属名アジサイ科 アジサイ属
分布日本。園芸品種。
花期6月~7月
特徴

アジサイは日本原産の花序全体が装飾花に変化したもので、古くから栽培されていました。

日本のアジサイをイギリスのバンクス卿がロンドンのキュー植物園に持ち帰りさまざまな交配を繰り返し、園芸化されたのがセイヨウアジサイです。

今は日本のあちこちにたくさん植えられて私たちの目を楽しませてくれています。

セイヨウアジサイはガクアジサイの品種になっています。

セイヨウアジサイの色とりどりの花が見られなかった、50数年位前に私の実家には、弱々しい青いテマリ咲きのアジサイが植えてありました。

かなり小さなころから植物に興味を持っていた私が、初めて見たアジサイでした。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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