プリムラ・ブルガリス(Primula vulgaris)はプリムラ アコーリスの苗を購入した後に種を播いたので、花が咲いた時にあまりに似ていたので戸惑いました。
プリムラ・アコーリスはプリムラ・ブルガリスから発達した品種のようで、交配親としてたくさんの園芸品種になって、かなり前から普及しています。
プリムラジュリアンとして春の公園や園芸店で見ることができ、色は限りがないというくらい出ているようです。
上のプリムラ・ブルガリス(Primula vulgaris)は、自宅で2007年3月1日に撮影したものです。
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プリムラ・ブルガリス(Primula vulgaris)の特徴と育て方
プリムラ・ブルガリス(Primula vulgaris) 栽培品(種からの初花)2006年3月26日 撮影 栽培品(種からの初花)
和名 | プリムラ・ブルガリス |
別名 | プリムローズ 、イチゲサクラソウ |
学名 | Primula vulgaris |
科名・属名 | サクラソウ科 サクラソウ属 |
分布 | ヨーロッパの100~2800m |
花期 | 早春 |
特徴 | 草丈15cm.葉は根本から多数叢生し 中央部に花を付ます。 花は硫黄色で濃い黄色のブロッチがあり、直径3cmの花を茎頂に数花つけます。 多数の園芸品種の交配親に使われます。アコーリスはヴルガリスの変種として扱われることもあるので、同じ色の花は区別が付きにくいようです。 |
育て方 | 原種のプリムラの中では丈夫なほうだが、秋から春は良く日に当て、夏の暑さに気を付け、明るい日陰で管理します。 関東地方の猛暑を超すために、我が家は、軽石や日光砂に硬質鹿沼土を主にし配合して植えています。用土は育てる環境によって変えた方が良いようです。 湿性を好むので、過度の乾燥に注意して、新葉の展開時から開花中は多めに水を与え、夏は根腐れ防止のため少し減らします。 根が混んで根腐れしやすいので、花後毎年根を整理し、株分けをして植え替えます。 肥料は植え替え時にマグァンプK を根に触れないように入れて、夏を除いて液肥を施します。 プリムラ類はコナジラミが付きやすいので注意して薬剤散布をします。植え土にオルトラン粒剤をまぜると効果があるようです。 |
日光植物園で出会たプリムラ・ブルガリス(イチゲサクラソウ)
プリムラ・ブルガリス(イチゲサクラソウ) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
プリムラ・ブルガリス(イチゲサクラソウ)を始めて見たのは日光植物園でした。手入れが行き届いていなかったためか、花の時期が遅かったためかプリムラの特徴のある葉の中に一輪だけ花が咲いているのを見つけて、写真を写してきました。
優しそうなクリーム色の花で、名札に学名とともにイチゲサクラソウと書いてありました。一目ぼれをした花です。
それまでは海外の原種のプリムラはあまり見たことがなく、色とりどりの園芸品種ばかりを見ていたので、忘れられない花となって、数年後に種を播くことになりました。
プリムラ・ブルガリス(Primula vulgaris)まとめ
プリムラ・アコーリスと同じようにプリムラ・ブルガリス(Primula vulgaris)も育てやすいプリムラで、10年を過ぎた今でも、毎年優しいクリーム色の花を見ることができます。
原種のプリムラでありながら、華やかな花なので、野草を植えているロックガーデンでも、イングリッシュガーデンに植えても似合う花です。