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夏の花・山野草の育て方

ヤクシマオトギリの育て方|オトギリソウ、サワオトギリ、コケオトギリ、コゴメバオトギリの特徴

ヤクシマオトギリ

ヤクシマオトギリ(屋久島弟切)は、屋久島の宮之浦岳など高地に生えるヤクシマコオトギリが高層湿原でさらに小型化したオトギリソウ科 オトギリソウ属の多年草です。

現在は零れ種から、好きなところで生え広がって、小さなグランドカバーのようになっています。

ヤクシマオトギリ(屋久島弟切)の他オトギリソウ(弟切草)、サワオトギリ(沢弟切)、コケオトギリ(苔弟切)、コゴメバオトギリ(小米葉弟切)の特徴を載せています。

こちらにはイワオトギリ(岩弟切、シナノオトギリ(信濃弟切)、オクヤマオトギリ(奥山弟切)、トモエソウ(巴草)などを載せてます。

オトギリソウの仲間は同定が難しく、悩んだ末に決めましたので自信がありません。

上のヤクシマオトギリ(屋久島弟切)は、自宅で2014年8月15日に撮影した花です。

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ヤクシマオトギリ(屋久島弟切)の特徴と育て方

ヤクシマオトギリ

ヤクシマオトギリ(屋久島弟切) 2003年6月29日 撮影 栽培品

           
和名ヤクシマオトギリ(屋久島弟切)
学名Hypericum pseudopetiolatum var. yakusimense f. lucidum
科名・属名オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布九州(屋久島)
花期6~9月
特徴

屋久島の宮之浦岳など高地に生えるヤクシマコオトギリが高層湿原でさらに小型化した品種です。

茎は倒伏し、高さ3~10cm。葉は狭長楕円形で長さ4~6㎜、明点と黒点があります。

花は直径8~10㎜。

育て方

鉢底に粗砂を2~3cm敷き、赤玉土、硬質鹿沼土を混ぜた用土に植え込み、根ついたら油粕を置き肥します。

水は普通に与え、よく日に当て、風通しの良い所に置き、春か秋に植え替え、実生は採りまきします。

真夏以外は日光によく当て水切れに注意して管理しますが、真夏は半日陰に移します。

わが家で栽培しているオトギリソウの仲間は零れ種から芽生えますが、ヤクシマオトギリも湿り気のあり、半日くらい日が当たる場所に、苔のように這いつくばってあちこちに広がっています。

最初は鉢で栽培しましたが、その必要がなくなったので、放任状態です。

季節が来れば黄色の小さな花をたくさん咲かせてくれて小さなグランドカバーになっています。

オトギリソウ(弟切草)の特徴

オトギリソウ

オトギリソウ(弟切草) 2003年8月2日 撮影 月山

オトギリソウ

オトギリソウ(弟切草) 2003年8月3日 撮影 志津温泉

         
和名オトギリソウ(弟切草)
学名Hypericum erectum
科名・属名オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期7~8月
特徴

高さ20~60cm。山野~亜高山に生える多年草。

葉は披針形で長さ2~7cm、基部は茎を抱き、黒点が多い。

茎頂に直径約1.8cmの黄色の5弁花をつけます。

花弁には黒点と黒線があります。雄蘂は3束、花柱 は3個。

オトギリソウ

オトギリソウ(弟切草) 2004年7月24日 撮影 霧ヶ峰高原

オトギリソウ

オトギリソウ(弟切草) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園

サワオトギリ(沢弟切)の特徴

サワオトギリ

サワオトギリ(沢弟切) 2005年9月2日 撮影 三国山

サワオトギリ

サワオトギリ(沢弟切) 2005年9月2日 撮影 三国山

         
和名サワオトギリ(沢弟切)
学名Hypericum pseudopetiolatum
科名・属名オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期7~8月
特徴

山地の水辺や湿地に生える多年草。

茎は叢生し高さ15~40㎝。

葉は対生し、倒卵形または長楕円形で、長さ2~3.5㎝、明点が多数あり、ふちに黒点があります。

茎頂に直径約1cmの黄色花を集散状に開き、花弁と萼弁に明点と明線があります。

サワオトギリ

サワオトギリ(沢弟切) 2005年8月11日 撮影 尾瀬

サワオトギリ

サワオトギリ(沢弟切) 2005年8月11日 撮影 尾瀬

コケオトギリ(苔弟切)の特徴

コケオトギリ

コケオトギリ(苔弟切) 2003年9月14日 撮影 日光植物園

         
和名コケオトギリ(苔弟切)
学名Hypericum laxum
科名・属名オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布日本全土
花期7~9月
特徴

野原、休耕田などの湿ったところに生える小型の多年草。

高さ3~30cmになり、上部で分枝します。

葉は長さ0.5~1cm。幅3~8㎜の広卵形で、日に透かすと半透明の明点が散らばっているのが見え、秋には紅葉します。

花は直径5~8㎜。

コゴメバオトギリ(小米葉弟切)の特徴

コゴメバオトギリ

コゴメバオトギリ(小米葉弟切) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原

         
和名コゴメバオトギリ(小米葉弟切)
学名Hypericum perforatum var. angustifolium
科名・属名オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布ヨーロッパ原産
花期5~7月
特徴

1934年に三重県で発見された帰化植物で、東京の埋め立て地などで見られます。母種はセイヨウオトギリ。

名のとおり葉が小さく、長さ1~1.5cm幅0.3cmの楕円状披針形で明点が散在し、ふちに黒点があります。

子房には明点と明線があり、明線しかない日本産のオトギリソウと異なります。

ヤクシマオトギリ(屋久島弟切)まとめ

ヤクシマオトギリは最初は鉢栽培していましたが、零れ種から好きな環境の場所に生えて居場所をつくることから、現在は放任状態ですが、苔と間違うような小さな葉を広げて、小さなグランドカバーをつくってくれています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処ではそだたないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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