スポンサーリンク

広告 夏の花・山野草の育て方

イワタバコ(岩煙草)の育て方

シロバナイワタバコ

イワタバコ(岩煙草)は、本州(福島県以南)、四国、九州の、日当たりの悪い湿った岩や崖に生える多年草です。

栽培は、日陰で湿度を保つことが出来ればそれほど難しいことはありませんが、少なくとも2年に1度は植え替える必要があります。

山を歩いている時に日当たりの悪い川の対岸などに大きな葉が沢山ついている光景に出会うことがあります。

上のイワタバコ(岩煙草)は、自宅で2006年5月26日に撮影した白花です。

スポンサーリンク

イワタバコ(岩煙草)の特徴と育て方

イワタバコ

イワタバコ(岩煙草)ピンク 2014年6月10日 撮影 栽培品

イワタバコ

イワタバコ(岩煙草)野生種 2004年8月2日 撮影 栽培品

           
和名イワタバコ(岩煙草)
学名Conandron ramondioides
科名・属名イワタバコ科 イワタバコ属
分布本州(福島県以南)、四国、九州
花期7~8月
特徴

イワタバコは日当たりの悪い湿った岩や崖に生える多年草です。

葉は根ぎわにつき、翼のある長さ3~10cmの柄があり、楕円状卵形で長さ10~30cm、不ぞろいの鋸歯があります。

葉の間から長さ6~12cmの花茎を1~2個だし、頂に散形花序に紅紫色花を10個ほどつけます。花冠は漏斗状唇形で長さ約2cmほどです。

大きい葉がタバコの葉に似て、岩壁に生えるのでこの名があります。

育て方

置き場所は、直射日光が当たらず、強い風が吹き込まない、空中湿度の高い日陰が適しています。

棚に人工芝を敷いて、水を撒いて空中湿度を高めます。

硬質鹿沼土を主に桐生砂、軽石などの混合用土で、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を根に触れないように入れて植えこみます。

わが家は芽が出る2~3月に毎年傷んだ根や枯れた葉をきれいに取り除いて植え替えていますが、2年に1度でも良いかもしれません。

3月~9月にかけて月2~3回、液肥を1500~2000倍に薄めて施します。

水は表面が乾き始めたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

増殖は植え替え時の株分けと6月の葉挿しによります。葉挿しはたくさんの苗ができるのでお勧めです。

イワタバコ(岩煙草)のまとめ

イワタバコ

イワタバコ(岩煙草)ピンク 2006年8月17日 撮影 栽培品

イワタバコ

イワタバコ(岩煙草)ピンク 2004年6月7日 撮影 栽培品

イワタバコは日陰で、空中湿度のあるところで乾かさないで育てることが大切です。

自生地により花の咲く時期が違ったものがあるので、数種類育てると長く楽しめます。

関連記事(一部広告を含む)

山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

スポンサーリンク

-夏の花・山野草の育て方
-