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広告 夏の花・山野草の育て方

カラフトマンテマの育て方

カラフトマンテマ

カラフトマンテマは、北海道(礼文島、日高山脈、大平山)の、高山帯の礫地に生える多年草で、高さ10~40㎝になります。

高山植物の割には丈夫な植物で、ロックガーデンでもしばらく植え替えないでも何とか花が咲いています。

カラフトマンテマはマンテマ特有の萼筒が大きく目立ちます。

上のカラフトマンテマは、自宅で2017年6月30日に撮影した花です。

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カラフトマンテマの特徴と育て方

カラフトマンテマ

カラフトマンテマ 2005年6月16日 撮影 栽培品

           
和名カラフトマンテマ
学名Silene repens
科名・属名ナデシコ科 マンテマ属
分布北海道(礼文島、日高山脈、大平山)。周北極地方
花期自生地:7~8月
特徴

高山帯の礫地に生える多年草で、高さ10~40㎝になります。

花は白色又は淡紅色で直径1.5㎝。花弁の弁状部は長さ6~7㎜、2裂します。

葉は長さ1.5~7.5㎝、幅1.8㎜。両面とも毛があります。

光が弱いと開き切らずしぼんだような花になります。

育て方

硬質鹿沼土を主に富士砂、軽石砂の混合用土で、マグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて植えこみます。

高山植物は、粗めの砂が表面にあるほうが生育がよいようです。

薄い液肥をたびたび施し周年施せば分株し、花つきがよくなります。

基本的に日当たりの良いところで管理しますが、梅雨以降はポリカーボネートの波板の屋根下で、真夏は半日陰で、涼しく管理します。

水は表面が乾き始めたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやりますが、乾き気味の方が良いので、水のやりすぎには注意します。

早春か秋に株分けを兼ねて植え替えます。

増殖は植え替え時の株分けと6月の挿し芽、種まきによります。

わが家は種から育てましたが播種から6ヶ月で開花し、鉢植えの他、ロックガーデンで長いこと植え替えしない株もなとか花をつけますが、植え替えをしなければと思っています。

カラフトマンテマのまとめ

カラフトマンテマ

カラフトマンテマ 2004年11月21日 撮影 栽培品(2004年6月播種の苗からの花が秋に開花)

礫地に生える多年草なので、乾かし気味に育てます。高山植物のわりには丈夫なので真夏以外はなるべく日に当ててしっかりと育てます。

梅雨時は長雨の後に鉢内が蒸れることがあるので、雨を避けた方が良いかもしれません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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