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広告 夏の花・山野草の育て方

斑入りオオハンゲ(斑入り大半夏)の育て方

オオハンゲ

オオハンゲ(大半夏)は本州中部以西、四国、九州の樹林下に生える、サトイモ科 ハンゲ属の多年草です。

ハンゲとは日本原産のカラスビシャクの漢方名で、地下の球茎を鎮嘔、鎮咳薬にします。

山野草としては、斑入りが栽培されえいるようで、いろいろな斑入り品が流通しているようです。

上の斑入りオオハンゲは2013年6月16日に撮影したものです。

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斑入りオオハンゲ(大半夏)の育て方

オオハンゲ

斑入りオオハンゲ  2014年6月2日 撮影 栽培品

和名オオハンゲ
学名Pinellia tripartita
科名・属名サトイモ科 ハンゲ属
分布本州中部以西、四国、九州の樹林下に生える
花期4月~8月
特徴

ハンゲとは日本原産のカラスビシャクの漢方名で、地下の球茎を鎮嘔、鎮咳薬にします。

オオハンゲはハンゲより大型で、葉柄にムカゴは付けず、葉は1枚が3深裂します。

ハンゲ属は東アジアに7種あり、日本原産で、常緑樹林内に生えるオオハンゲは葉に斑が入るものが広く栽培されています。

育て方

中深鉢に数球から10球ほどを纏め、赤玉土4、軽石砂などの山砂4に腐葉土2などの混合用土で、2~3年に一度、3~4月中旬か秋に植え替えます。

通年明るい日陰において、水は乾き具合を見て与えます。

肥料は植え付け時に元肥として緩効性化成肥料を与えるか、植え付け後に有機性固形肥料を鉢の周囲に置き肥し、春と秋に同じ肥料を追肥として置き肥します。

殖やすときは地下茎にある球根を分けるか、葉の基部にできるむかごを採取して植えます。

種を採取して播いても増やせます。

日光植物園のオオハンゲ

オオハンゲ

オオハンゲ  2004年8月22日 撮影 日光植物園

オオハンゲの斑入り苗

オオハンゲの斑入りは多いが、斑の出方はいろいろで羅紗散斑や白掃込み斑、黄掃込み斑などいろいろあるようですが、私は斑入りはあまり詳しくありません。

オオハンゲを育てている方はほとんどが斑入りを栽培しているようで、羅紗散斑のオオハンゲは株分け品をいただいたものですが、白掃込み斑のオオハンゲはほかの植物から自然に出てきたものですので、鉢に種が入っていたのかもしれません。

斑入り植物はさし芽などで育てる方が多いようで、特に木ものはさし芽によるようですが、その年によって同じ苗でも斑の入り方が違うのは、用土や肥料などが関係しているのでしょうか。

山野草会の友人などには斑入りを集めている方が多いので、我が家にも数は少ないものの斑入り植物が少しずつ増えてきています。

斑入り植物のタネを購入したことがありますが、その種からも斑入りが出る可能性が高いので、斑入りの植物は遺伝するようです。

しかし、強い緑の芽が出てきたのをそのままにしていると先祖返りして斑が抜けてしまうこともあるので、緑の葉の植物よりは育てにくいようです。

私が斑入りに興味が薄いのは、ランなどを育てていたので、ウイルス病が怖いためで、斑入りとウイルスの区別が容易につくようになれば斑入り植物の美しさを堪能できるのかもしれません。

  

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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