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広告 夏の花・山野草の育て方

カキラン(柿蘭)の育て方

カキラン(柿蘭)は、日本全土と朝鮮半島、中国の山野の日当たりのよい湿地、沢沿いなどの湿り気のある場所に自生する多年草です。

花期は6~8月で、黄褐色の花を茎の先に10個ほど総状につけ、下方から開花していきます。花の唇弁にある紅紫色の模様が目立ちます。

わが家は東洋ランの栽培は水をやりすぎるために枯らすことが多かったのですが、カキランは湿地性のランのため栽培法が合うようで購入したばかりですが、元気に育っています。

上のカキラン(柿蘭)は、自宅で2018年6月9日に撮影した花です。

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カキラン(柿蘭)の特徴と育て方

           
和名カキラン(柿蘭)
学名Epipactis thunbergii
科名・属名ラン科 カキラン属
分布北海道、本州、四国、九州、種子島、奄美大島、徳之島、朝鮮半島、中国
花期6~7月
特徴

山野の日当たりのよい湿地、沢沿いなどの湿り気のある場所に自生する多年草です。

茎の高さは、30~70cm。葉は茎に互生し、卵状披針形で、基部が鞘状になって茎を抱き、上部にいくにしたがって葉は小さくなります。

花期は6~8月で、黄褐色の花を茎の先に10個ほど総状につけ、下方から開花していきます。花の唇弁にある紅紫色の模様が目立ちます。

秋には茎葉が枯れて春まで地下茎の状態で休眠します。

和名は花の色が柿の実の色に似ていることによるという。

育て方

春の成長期は充分に日光に当てます。暑い地方は春も半日くらい日光に当たるところで管理したほうが良いでしょう。しかし真夏の直射日光は葉が焼けるので明るい半日陰で管理します。秋も日当たりのよう場所で管理します。

寒さには強いですが、北風を避け、凍結しないような場所で管理します。

湿り気のある環境を好むので、表面が乾いたらたっぷり水を上げて湿り気味に管理します。特に春の芽出しのころは水を欲しがるので乾燥に気を付けます。冬の休眠期も乾かない程度に水を与えます。

肥料は春の芽が出る頃から秋に茎葉が枯れる前まで液体肥料の1000倍液を月2~3回与えます。花後に油粕などの置き肥をします。肥料は好む方で、葉の色が薄い時は肥料切れの可能性があります。

赤玉土(小粒)と鹿沼土を同量混ぜたものに細かく刻んだ水ゴケを少量混ぜたもの、または日向土(小粒)に3割ほど刻んだ水ゴケを混ぜたものなど水持ちの良い用土が適しています。

植え付けは芽の出る前の2~3月に行い、地下茎は5cmくらい埋めます。植え付け後は表面にミズゴケを敷いておきます。2~3年に1度株分けを兼ねて行います。

殖やすのは植え替え時の株分けによります。

日本の欄は苦手で、水をやり過ぎて枯らしてしまうことが多かったことから、カキランは育てていなかったのですが、湿地のランだったことで、我が家の栽培法に会うようで昨年購入したばかりですが、元気に育っています。

株立ちになるのを楽しみに育てたいと思います。

まとめ

芽出しから葉の展開する春は日によく当てます。夏は葉が焼けるので日差しを遮るようにします。

水が好きなので表面が乾いたらたっぷり水をやり、冬でも湿り気のある状態で管理します。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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