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広告 夏の花・山野草の育て方

レブンソウ(礼文草)の育て方

レブンソウ

レブンソウ(礼文草)は、北海道の礼文島に自生する、マメ科 オヤマノエンドウ属の日本固有種の多年草です。

礼文島に行った時に、海岸の縁を覗きながら歩き、遠いところに咲いている自生のレブンソウを見ることが出来ました。

それほど長い望遠レンズをもっていなかったので、やっとレブンそうだと思えるくらいの写真しか収めることはできませんでしたが、生えている場所は確認できました。

上のレブンソウ(礼文草)は、自宅で2010年6月11日に撮影した2006年9月播種の苗からの花です。

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レブンソウ(礼文草)の特徴と育て方

レブンソウ

レブンソウ(礼文草) 2006年6月11日 撮影 栽培品

           
和名レブンソウ(礼文草)
学名Oxytropis megalantha
科名・属名マメ科 オヤマノエンドウ属
分布北海道(礼文島) 日本固有
花期6~7月
特徴

海岸の草地に生える多年草。

花は紅紫色、旗弁は円頭、1花序の花は5~10個、小葉は8~11対始め黄褐色の絹毛を密生させます。

茎は地面を這い、先に10個内外の葉と2~3個の花序を叢生します。

礼文島に行った時海岸を望む遠い草叢に咲いていたのを見ただけでした。レブンソウを見たかったので、海岸を覗きながら歩いていて見つけました。

もちろん、下りていけないようなところでした。

育て方

根株より大き目の通気性と水はけのよい鉢を選び、鉢底に軽石などのゴロ石の上に、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を根にふれないよう、硬質鹿沼土、日光砂と軽石の混合用土で植え付けます。

植え替えは詰まった根を3分の1ほど整理し、ひと回り大きな鉢に新しい用土で植え替えます。

わが家は種から育てましたが、2年程度で初花が咲き、翌年には大株になるくらい成長しました。

置き場所は日当たりが良いのですが、関東地方の住宅地で育てているので、梅雨からは雨に当てないように、ポリカーボネートの波板の屋根下に移し、夏は寒冷紗で涼しくなるように調節しました。

高山植物は、棚の上に波板を敷きその上に鉢を置いて、鉢のまわりに水を撒いて風通し良く栽培しています。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、春は植え替え時に元肥をやりますので秋に置き肥をし、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

礼文島のレブンソウ(礼文草)

礼文島のレブンソウ

レブンソウ(礼文草) 2006年7月4日 撮影 礼文島

レブンソウ(礼文草)

レブンソウ

レブンソウ(礼文草) 2009年6月25日 撮影 栽培品(2006年9月播種の初花)

レブンソウは日当たりを好みますが、高温多湿にはとても弱い植物です。夏の暑さをいかに乗り切れるかと、成長が早いので大株になるので根腐れに注意しなければなりません。

種からは容易に栽培出来るので、挿し芽や種からの更新を考えた方が良いようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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-夏の花・山野草の育て方