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広告 夏の花・山野草の育て方

コバギボウシ(小葉擬宝殊)と園芸品種のギボウシの育て方|八方尾根のオオバギボウシ

コバギボウシ

コバギボウシ(小葉擬宝殊)は、北海道、本州、四国、九州の、山野の日当たりの良い湿地や、林内の湿地に生える多年草です。

下に写真があるように、尾瀬や戦場ヶ原、霧降高原などの湿地帯に生えているのをよく見かけます。

斑入りなどの園芸品種沢山出ていますので、美しい斑入りを集めている方もいるようです。

園芸品種のギボウシ、八方尾根、高峰高原のオオバギボウシの写真を下に載せています。

ヤクシマギボウシ、イワギボウシ、園芸品種の小型のギボウシも育てています。

上のコバギボウシ(小葉擬宝殊)は、自宅で2005年8月11日に撮影した花です。

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コバギボウシ(小葉擬宝殊)の特徴と育て方

コバギボウシ

コバギボウシ(小葉擬宝殊) 2003年8月11日 撮影 栽培品

           
和名コバギボウシ(小葉擬宝殊)
学名Hosta allbo-marginata
科名・属名キジカクシ科 ギボウシ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期7月~8月
特徴

山野の日当たりの良い湿地や、林内の湿地に生えます。

葉は長さ10~15cmの柄があり、披針形~長楕円形で長さ10~20cm、基部は急に柄に沿って流れます。

花茎は直立し、高さ30~40cm、花は数個~10数個、やや下向きに咲き淡紫色で紫色のすじがあり、長さ4~5cm。

育て方

半日陰が最適だが、日陰でも育ちます。夏の日差しでは葉が焼けてしまうので、鉢植えは日陰に移動し、地植えは木陰になるような場所に植えます。

寒さには強いが、凍結すると枯れるので、寒さの厳しい地域では、地面を腐葉土などで被って防寒するか、室内などで保護します。

用土は赤玉土(小粒)を主に、腐葉土、軽石の混合用土を用い、マグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて植えこみます

植え替えは鉢植えは2年に1度、地植えは4~5年に1度は株分けを兼ねて植え替えます。分けるときは3芽以上付くように分けます。

肥料は3月と9月に適宜置き肥します。

水は鉢の表面が乾いたらたっぷりやりますが、葉がなくなった休眠中の冬は少し水やりを控えます。地植えはよほど乾燥しない限りやる必要がありません。

尾瀬、戦場ヶ原、霧ヶ峰高原のコバギボウシ(小葉擬宝殊)

コバギボウシ(小葉擬宝殊)

コバギボウシ(小葉擬宝殊) 2005年8月11日 撮影 尾瀬

コバギボウシ(小葉擬宝殊)

コバギボウシ(小葉擬宝殊) 2003年7月27日 撮影 戦場ヶ原

コバギボウシ(小葉擬宝殊)

コバギボウシ(小葉擬宝殊) 2004年7月24日 撮影 霧ヶ峰高原

コバギボウシ(小葉擬宝殊)まとめ

コバギボウシ

アルボマルギナータ 2018年8月20日 撮影 栽培品

ギボウシは大きな品種からとても小さなヤクシマギボウシのようなものなどあり、花だけでなく葉も楽しむことが出来ます。

コバギボウシはなじみの深い品種で、花がとてもきれいです。強い日が当たる場所以外でしたら庭植でも育って、毎年花を見せてくれる嬉しい植物です。

ギボウシ(園芸品種)の特徴と育て方

ギボウシ

コバギボウシ(小葉擬宝殊) 2003年6月22日 撮影 栽培品

ギボウシ

ギボウシ(園芸品種) 2003年8月5日 撮影 栽培品

           
和名ギボウシ(園芸品種)
学名Hosta
科名・属名キジカクシ科 ギボウシ属
分布原種は東アジアの亜寒帯から温帯、日本に最も多い
花期6~7月
特徴

花径、種類によるが5~6cm。高さ、種類によるが30~100cm。

全国各地に自生し種類が多く、日陰でも育つ宿根草で葉が美しく園芸品種も多い。

育て方

コバギボウシ(小葉擬宝殊)の育て方に準じます。

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)の特徴

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)

オオバギボウシ(大葉擬宝珠) 2005年8月4日 撮影 八方尾根

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)

オオバギボウシ(大葉擬宝珠) 2005年8月4日 撮影 八方尾根

         
和名オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
学名Hosta montana
科名・属名キジカクシ科 ギボウシ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期7~8月
特徴

葉は根生し長い柄があり、卵状楕円形で長さ30~40cm、基部は深い心形。

花茎は高さ0.6~1m。淡紫色または白色で、長さ4.5~5cmの花を横向きに多数つけます。

ギボウシは、若い蕾の集まりが橋の欄干につける擬宝珠に似ていることによります。

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)

オオバギボウシ(大葉擬宝珠) 2003年8月23日 撮影 八方尾根

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)

オオバギボウシ(大葉擬宝珠) 2004年7月18日 撮影 高峰高原

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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