山野草の育て方、庭造り、野山で写した花の詳細について書いています

山野草を育てるNori&Wako


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夏の花・山野草の育て方

イワオトギリの育て方|仲間のシナノオトギリ、オクヤマオトギリ、トモエソウの特徴

投稿日:2017年3月4日 更新日:

イワオトギリ

イワオトギリ(岩弟切)は、本州(東北地方、関東地方北部~中部地方の主に日本海側)西精する日本固有のオトギリソウ科 オトギリソウ属の多年草です。

種から育て、高山植物と同じように管理していますが、零れ種から好きなところに芽生えてとても育てやすい植物です。

イワオトギリ(岩弟切)の他シナノオトギリ(信濃弟切)、オクヤマオトギリ(奥山弟切)、トモエソウ(巴草)の特徴を載せています。

こちらには、ヤクシマオトギリ(屋久島弟切)、オトギリソウ(弟切草)、サワオトギリ(沢弟切)、コケオトギリ(苔弟切)、コゴメバオトギリ(小米葉弟切)があります。

オトギリソウの仲間は同定が難しく、悩んだ末に決めましたので自信がありません。

上のイワオトギリ(岩弟切)は、自宅で2009年6月26日に撮影した2007年1月播種の初花です。


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イワオトギリ(岩弟切)の特徴と育て方

           
和名 イワオトギリ(岩弟切)
学名 Hypericum kamtschaticum var. hondoense
科名・属名 オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布 本州(東北地方、関東地方北部~中部地方の主に日本海側)。日本固有
花期 7~8月
特徴

亜高山帯 ~高山帯 の林縁や開けた草地、砂礫地に生える多年草。

高さ10~30cm。葉は長さ1.2~4cm、葉に黒点が多く、明点がすこし混じります。

茎頂に直径約1.5cm~2cmの黄色の5弁花をつけます。

育て方

高山植物なので、それにならって育てているが、かなり丈夫で、実生でも良く殖えます。

硬質鹿沼土を主に、桐生砂、日光砂などを用い、水持ち良く水はけよくマグァンプK などの緩行性肥料を入れて植えます。

真夏以外は日光によく当て水切れに注意して管理しますが、真夏は半日陰に移します。

多年草なので、冬は葉がなくなりますが、春になると芽を出します。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやり、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。夏は乾きやすいようでしたら朝もやります。

零れ種で、好きなところに芽生えてよく殖えるので現在は放任状態です。

イワオトギリの種を播きましたが、わが家はロックガーデンになっていて、砂利勝ちの用土なので好きなところに芽生えるのかもしれません。

月山のイワオトギリ(岩弟切)

イワオトギリ

イワオトギリ(岩弟切) 2006年8月3日 撮影 月山


イワオトギリ

イワオトギリ(岩弟切) 2006年8月3日 撮影 月山


イワオトギリ

イワオトギリ(岩弟切) 2003年8月2日 撮影 月山


シナノオトギリ(信濃弟切)の特徴

シナノオトギリ

シナノオトギリ(信濃弟切) 2005年8月4日 撮影 八方尾根


シナノオトギリ

シナノオトギリ(信濃弟切) 2005年8月4日 撮影 八方尾根


シナノオトギリ

シナノオトギリ(信濃弟切) 2005年8月4日 撮影 八方尾根


         
和名 シナノオトギリ(信濃弟切)
学名 Hypericum kamtschaticum var. senanense
科名・属名 オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布 本州(中部地方)
花期 6~8月
特徴

高さ10~30cm。亜高山~高山に生える多年草。

葉は対生し、卵状楕円形で長さ1.5~3cm、ふちに黒点、葉面に明点があります。

花は集散状に付き花弁は黄色で長さ約1.5cm、黒線がある。萼片のふちには黒点はない。花柱は子房より長い。

シナノオトギリ

シナノオトギリ(信濃弟切) 2004年8月4日 撮影 乗鞍畳平


シナノオトギリ

シナノオトギリ(信濃弟切) 2006年8月2日 撮影 栂池自然園


オクヤマオトギリ(奥山弟切)の特徴

オクヤマオトギリ(奥山弟切) 2003年7月27日 撮影 戦場ヶ原


         
和名 オクヤマオトギリ(奥山弟切)
別名 ニッコウヤマオトギリ
学名 Hypericum erectum var. longistylum
科名・属名 オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布 本州(中部地方以北)
花期 7~8月
特徴

茎は多数叢生し、高さ15~40cm。

葉は狭長楕円形で長さ約3cm、黒点のみがあります。

花弁は大きくゆがんだ倒卵形で約9㎜。萼弁には黒線と黒点がある。雄蘂は多数。

トモエソウ(巴草)の特徴

トモエソウ

トモエソウ(巴草) 2003年7月27日 撮影 小田代原


         
和名 トモエソウ(巴草)
学名 Hypericum ascyron
科名・属名 オトギリソウ科 オトギリソウ属
分布 北海道、本州、四国、九州
花期 7~8月
特徴

山地や丘陵に生える多年草。茎は4稜形高さ約1m。全草無毛。

葉は対生し披針形で長さ4~10cm、基部はやや茎を抱きます。葉には明点があり、黒点はない。

花上部で分枝し、先に黄色でよじれた1日花を開きます。

花は直径4~6cm、花弁は5個。萼は大小不同で、脈間に明線がたくさんあります。

イワオトギリ(岩弟切)まとめ

イワオトギリは種から育てましたが、高山植物のわりには育てやすく、零れ種で好きなところに殖えています。



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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処ではそだたないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。


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