山野草の育て方、庭造り、野山で写した花の詳細について書いています

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庭木や盆栽の花木・実物の育て方

イワナンテン(岩南天)とセイヨウイワナンテン(西洋岩南天)の育て方

投稿日:2017年3月4日 更新日:

イワナンテン

イワナンテン(岩南天)は、関東から紀州にかけての太平洋側の山地に分布し、ほとんど太陽光線の届かない空中湿度の高い岩壁などに見られる、ツツジ科 イワナンテン属の常緑小低木です。

セイヨウイワナンテン(西洋岩南天)は、アメリカイワナンテンとも言われるように北アメリカ原産の同属の低木です。

イワナンテンは、空中湿度の高い岩壁などに自生していることから、山野草の扱いになり、育て方に工夫が必要ですが、セイヨウイワナンテン(西洋岩南天)はとても丈夫で扱いやすい植物です。

上のイワナンテン(岩南天)は、自宅で2006年7月28日に撮影した花です。

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イワナンテン(岩南天)の特徴と育て方

イワナンテン

イワナンテン(岩南天) 2015年6月17日 撮影 栽培品

           
和名 イワナンテン(岩南天)
学名 Leucothoe keiskei
科名・属名 ツツジ科 イワナンテン属
分布 関東から紀州にかけての太平洋側の山地に分布し、ほとんど太陽光線の届かない空中湿度の高い岩壁などに見られる
花期 7~8月
特徴

山地の、ほとんど太陽光線の届かない空中湿度の高い岩壁などに見られます。

常緑小低木で葉は卵形または広披針形で厚く光沢がる。秋には美しく紅葉します。

枝先または上部の葉腋に柄のある花が数個咲きます。

花冠は白色で筒形、先は5裂します。雄蘂は10個。

育て方

枝が多数下垂するので、深鉢に植えます。

硬質鹿沼土を主に、桐生砂、日光砂などを用い、根の付近は水で練ったピートモスを張り、表面を苔で覆い潅水の際に用土が流出しないようにします。

強い風があたらない場所に置き、乾燥させたり、直射日光に当てないほうが葉のつやが良くなり、色も濃くなります。

花後は花のついた枝を剪定すると新しい枝が良く成長します。花の付いた枝は実がついた後は枯れます。

肥料は春と秋に油粕を置き肥して、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやり、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。夏は乾きやすいようでしたら朝もやります。

わが家は草物盆栽にして、鉢皿に1㎝くらいのところに穴をあけ、2時間くらいで水を吸い上げられるようにしています。

30数年栽培していて、挿し木から殖やしましたが、親株は猛暑の夏に枯れてしまいましたが、挿し芽苗が元気に育っています。

セイヨウイワナンテン(西洋岩南天)の特徴と育て方

西洋イワナンテン

セイヨウイワナンテン(西洋岩南天) 2015年4月22日 撮影 栽培品

セイヨウイワナンテン(西洋岩南天) 2018年4月17日 撮影 栽培品

           
和名 セイヨウイワナンテン(西洋岩南天)
別名 アメリカイワナンテン
学名 Leucothoe fontanesiana
科名・属名 ツツジ科 イワナンテン属
分布 北アメリカに自生
花期 7~8月
特徴

厚く光沢のある常緑の葉をもち、枝が弓状に伸び、4~5月に白いつぼ型の可愛らしい花を房状に咲かせます。

常緑低木で葉は卵形で、秋には美しく紅葉します。

樹高は1mほどにしかならず、株も自然に広がるので、樹形が整いやすいので、グランドカバーに利用することが増えています。

暑さを嫌がり、乾燥が苦手です。少しじめじめしているくらいのほうが適しています。

育て方

木もれ日が当たるような半日陰で、水はけがよく、湿り気がある腐植質に富んだ土壌を好みます。

植えつけは、霜が降りなくなった3~4月、または涼しくなる9月下旬~11月が適期です。

庭植は根鉢の2~3倍の深さと直径の穴を掘り腐葉土を混ぜ込んで植えこみます。

殖やすには株分けか挿し木が良く、挿し木は6月から9月に、その年に伸びた充実した枝を長さ5cmほど切り先端の葉を2~3枚残して30分~1時間水揚げをして清潔な挿し木用用土に挿します。

わが家は上の写真のように挿し木苗を草物盆栽にして、楽しんでいます。

春の花と秋の紅葉が美しいので、小さな山野草などを寄せると魅力的な作品になります。

春と秋は日に当て夏は半日陰に置き、花の咲いた枝は枯れるので、花後整理して、枝ぶりを整えながら楽しんでいます。

草物盆栽は植え替えをしないので、桐生砂、硬質鹿沼土、軽石などの混合用土を使い、まわりをケト土で整えています。

セイヨウイワナンテン

セイヨウイワナンテン(西洋岩南天) 2013年11月1日 撮影 栽培品

イワナンテン(岩南天)

イワナンテン

イワナンテン(岩南天) 2003年7月1日 撮影 栽培品

イワナンテンは空中湿度をの高いところに自生しているので、水はけと水持ちを工夫し、夏を涼しく管理することが大切です。

セイヨウイワナンテンも夏は少し弱いようですが、庭植は半日陰に植え、鉢植えは涼しいところで管理した方が良いようですが、さほど気にすることのない丈夫な植物です。

山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処ではそだたないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。


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