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荒川岳ヒメキバナイカリソウの育て方

キバナヒメイカリソウ

南アルプスの限られた一部に稀産すると聞いて購入したキバナヒメイカリソウは、荒川岳ヒメキバナイカリソウではないかと思いました。

極、矮性種であり、小さな葉の間から細い花茎を伸ばして小さな淡いクリーム色で距の長い容の整った花を咲かせます。

とても大切に育てていましたが、花付が悪く、株だけ増えたので、一部をロックガーデンの日当たりの良いところに植えたところたくさんの花を咲かせるようになっています。

上の荒川岳ヒメキバナイカリソウは、自宅で2016年4月23日に撮影したものです。


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荒川岳ヒメキバナイカリソウの特徴と育て方

荒川岳ヒメキバナイカリソウ

荒川岳ヒメキバナイカリソウ 2015年5月5日 撮影 栽培品


荒川岳ヒメキバナイカリソウ
   
和名荒川岳ヒメキバナイカリソウ
学名Epimedium koreanum
科名・属名メギ科 イカリソウ属
分布南アルプスの限られた一部に稀産する
花期栽培:4~5月 自生地:6~7月
特徴

極めて矮性種。

黄花系小型種の谷川岳や至仏山のクモイイカリソウの花が葉の茂みの中に咲くのに比べ、此花は葉群から抜け出して咲きます。

南アルプスの限られた一部に稀産するキバナヒメイカリソウと聞いて購入したものなので、現在荒川岳ヒメキバナイカリソウとして流通しているものと同じではないかと思いました。

写真から見てももとても良く似ています。

育て方

高山帯に咲くイカリソウなので、充分に日光に当て、軽石、富士砂、桐生砂などを適当に混ぜた用土に日光砂、硬質鹿沼土を主にした混合用土で育てています。

元肥にマグァンプK を入れて植えます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥をやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

高温多湿は嫌いますが、乾燥しないように注意し、梅雨以降は朝だけ日が当たる涼しい日陰に取り込みます。

鉢植えの場合は、葉が成長し終えて堅くなった5月下旬から7月上旬に行いますが、荒い用土にして2年くらい植え替えない方が花付が良くなるようです。

日当たりの良いロックガーデン植えにして、株が大きくなってからは花付が良くなっています。

荒川岳ヒメキバナイカリソウまとめ

荒川岳ヒメキバナイカリソウ 2008年4月17日 撮影 栽培品

キバナヒメイカリソウとして10数年前に購入しましたが、葉がとても小さく、葉むらから細い花茎を伸ばして咲く淡い黄色の小さな花がとても素敵です。

南アルプスの限られた一部に稀産するということから、現在出回っている、荒川岳ヒメキバナイカリソウだと思いました。

葉も花もとても良く似ていますし、自生地が同じですから間違いないだろうと思います。

イカリソウのように夏の日陰では花付が良くないようです。葉が灼けない程度に日当たりを良くし、施肥をした方が花付が良くなるようです。

日に当てず、大切に育てていた時には花が咲きませんでしたので、花付が悪く、株が元気だったら日当たりにしてみた方が良いと思いました。



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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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