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広告 春の花・山野草の育て方

アメリカハッカクレン(亜米利加八角蓮)の育て方

アメリカハッカクレン

アメリカハッカクレンは、切れ込んだ掌状の葉の間から白い花を開きます。

ハッカクレンは台湾や中国の深山の林床に生える大型の植物で、ハスに似た葉の角の数から「六角蓮」や「八角蓮」と呼ばれ、好んで栽培されています。

ハッカクレンというと、台湾や中国に産するものが多い中、北アメリカ原産の物がアメリカハッカクレン(亜米利加八角蓮)と呼ばれるようです。

上のアメリカハッカクレンは自宅で、2018年4月13日に撮影した実生からの花です。

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アメリカハッカクレン(亜米利加八角蓮)の特徴と育て方

アメリカハッカクレンの実 2022年6月24日撮影

 
和名アメリカハッカクレン(亜米利加八角蓮)
学名Podophyllum peltatum
科名・属名メギ科 ポドフィルム属
分布北アメリカ原産
花期4~5月
特徴

18~50cmの北米原産の多年草。

森の乾燥した区域に生えることが多い。

葉の切れ込みが深い大きな葉の下に白い花が咲きます。

全草を薬用にする。

育て方

1年を通して明るい日陰で育てます。真夏は寒冷紗を50~70%くらいにしての風通しの良くします

根がいっぱいにはるので水は1日1回たっぷり鉢底から流れるくらいやります。

肥料を好むので、春の芽出し後、花後、秋の彼岸前後の3回置き肥をし、芽出し後から休眠前まで、液体肥料を月2回ほど施します。

わが家は肥料が足りなかったのか成長が遅いのかはわかりませんが播種から開花までに12年かかりました。

病気には強いようですが、凍結や遅霜によって芽が腐ることがあるので気を付けます。

鉢は大き目の物を使い、赤玉土と鹿沼土の等量に軽石を1割ほど混ぜたものに植えます。

植え替えは2~3年に1回11月か3月。根をほぐして、ゆったり入る鉢に根を広げて植え、芽を2cm位覆土します。

殖やすには株分け、根伏せ、種まきを行います。太い根をカットして、1㎝くらい覆土しておくと芽が出ます。

日光植物園で写したアメリカハッカクレン(亜米利加八角蓮)

アメリカハッカクレン

アメリカハッカクレン(亜米利加八角蓮) 2005年5月31日 撮影 日光植物園

アメリカハッカクレン

アメリカハッカクレン(亜米利加八角蓮) 2005年5月31日 撮影 日光植物園

アメリカハッカクレン(亜米利加八角蓮)まとめ

1年を通して日陰で管理するが、夏は風通しの用ところで寒冷紗を50~70%くらいにします。

肥料を好むので、春と花後、秋の彼岸前後に置き肥をして、月に2回くらい液肥をやります。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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