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イワヒゲ ‘リレイ’の育て方|大雪山系黒岳のイワヒゲ(岩髭)

イワヒゲ

イワヒゲ(岩髭)は北海道、本州(中部地方以北)。北太平洋地域に自生するツツジ科の常緑矮性低木です。

イワヒゲを育てることは無理だと思っていましたが、矮性種でこんもりと蕾のたくさんついた苗を見つけ、購入してしまいました。

自生するイワヒゲ(岩髭)は、大雪山系黒岳で写したような感じなので、購入したものは、欧州で栽培されている、細かい八つ房性の小型種のイワヒゲ ‘リレイ’のようでした。

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イワヒゲ ‘リレイ’の特徴と育て方

イワヒゲ

イワヒゲ ‘リレイ’ 2007年5月2日 撮影 栽培品

和名イワヒゲ(岩髭)
学名Cassiope lycopodioides ‘Beatrice Lilley’
科名・属名ツツジ科 イワヒゲ属
分布北海道、本州(中部地方以北)。北太平洋地域
花期栽培:4~5月 自生:7~8月
特徴

高山帯の風当たりの強い岩隙に生える常緑矮性低木。

茎は鱗片状、針金状で岩上を這います。

葉は鱗片状、腹面でつき、十字対生します。

花は単性、腋生する細い花柄につく。花は下向き、白色、鐘形。

イワヒゲ ‘リレイ’は、欧州で栽培されている、細かい八つ房性の小型種ですが、挿し木でふやされたものが流通しているようです。

わが家で購入して育てたものは、イワヒゲ ‘リレイ’のようです。

育て方

深めの鉢の鉢底にゴロ土を入れ、硬質鹿沼土、軽石、日向土などの手に入る混合用土で、根に触れないようにマグァンプK を入れ、水はけ良く植えます。

暖地では夏の暑さ回避のために石を添えて盛り上げ気味に植えます。

坑火石などの石鉢や断熱鉢も良い。

植え替えは2~3年に1度、早春か9月中旬~10月中旬が良い。

定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。特にナメクジに気をつけます。

年間を通して日向の風通しの良い場所におくが梅雨から夏は軒下で管理し、夏は暑さ対策をします。

元気の良い株は良く乾くのでたっぷり水をやります。植物全般についてですが、夏は夕方に鉢ばかりではなく鉢のまわりにもやり、夜間温度を少しでも下げるようにします。

大雪山系黒岳のイワヒゲ(岩髭)

イワヒゲ(岩髭)

イワヒゲ(岩髭) 2005年7月14日 撮影 大雪山系黒岳

イワヒゲ(岩髭)

イワヒゲ(岩髭) 2005年7月14日 撮影 大雪山系黒岳

森林限界を超えた場所には大小さまざまな岩が沢山あり、その岩の隙間にイワヒゲ(岩髭)や、他の矮性低木が沢山自生していて素晴らしいお花畑になっていました。

お花畑の花たちも時期によって異なった様子を見せますが、一番良い時期に行けたことは幸運でした。

イワヒゲ(岩髭)まとめ

イワヒゲ

イワヒゲ ‘リレイ’ 2006年4月17日 撮影 栽培品

上の写真のような八つ房性の小型種のイワヒゲは始めて見たので、その可憐さにひかれて購入しました。

2年目は花付は減りましたが、株は大きくなって元気でした。3~4年は花付は良くなかったものの枯れはしませんでしたが、その後は少しずつ弱っていきました。

イワヒゲは関東地方の住宅地で育てるのは、少し無理のようでした。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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