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コウゾリナ(髪剃菜)とカンチコウゾリナ(寒地髪剃菜)の比較

コウゾリナ

コウゾリナ(髪剃菜)は、キク科・コウゾリナ属の日本全土の山野の草地や道ばたなどにごく普通に生える高さ0.3~1mの2年草です。

カンチコウゾリナ(寒地髪剃菜)は、北海道、本州(中部地方以北)の亜高山帯~高山帯の砂礫地や開けた草地に生えますが、よく似たミヤマコウゾリナもあることから、かなり戸惑いました。

コウゾリナも八千穂高原自然園でも見かけたので、図鑑と睨めっこをしなければなりませんでした。

上のコウゾリナ(髪剃菜)は、2004年11月23日に磯山遺跡で写した花です。

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コウゾリナ(髪剃菜)の特徴

コウゾリナ

コウゾリナ(髪剃菜) 2004年11月23日 撮影 磯山遺跡

         
和名コウゾリナ(髪剃菜)
学名Picris hieracioides
科名・属名キク科 コウゾリナ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期6月~9月
特徴と育て方

山野の草地や道ばたなどにごく普通に生える高さ0.3~1mの2年草。

根生葉は花期には枯れ、下部の葉は長さ6~15cmの倒披針形で、基部はしだいに細まって翼のある柄となります。

中ほどの葉は長さ4~12cmの披針形で基部は茎を抱く。

枝先に直径2~2.5cmの黄色の頭花をつけます。

総苞はやや黒っぽい緑色。内片葉線状披針形で剛毛があります。外片は短い。

そう果は赤褐色で、冠毛は羽毛状。

コウゾリナ

コウゾリナ(髪剃菜) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園

カンチコウゾリナ(寒地髪剃菜)の特徴

カンチコウゾリナ

カンチコウゾリナ(寒地髪剃菜) 2004年7月24日 撮影 霧ヶ峰高原

         
和名カンチコウゾリナ(寒地髪剃菜)
別名タカネコウゾリナ
学名Picris hieracioides var. alpina
科名・属名キク科 コウゾリナ属
分布北海道、本州(中部地方以北)。東北アジア
花期7月下旬~8月
特徴

亜高山帯~高山帯の砂礫地や開けた草地に生える2年草。

高さ25~50cm。茎に剛毛が多く、剛毛の長さは0.5~2㎜、黒色を帯び、先は2つに分かれます。

茎葉は長さ4~15cm、両面に短い剛毛があります。

葉は密に互生し、長さ5~9cm、幅1.5~2cmのへら形で厚くて表面には光沢があり、ふちには波状の鋸歯があります。

頭花は直径2.5~3cm。総苞は長さ1.2~1.4cm黒色を帯びます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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