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広告 夏の花・山野草の育て方

サンゴバナ(珊瑚花)、コエビソウ(小海老草)、パキスタキス・ルテァの育て方

ベニサンゴ

サンゴバナ(珊瑚花)は、ブラジル原産のキツネノマゴ科 ジャコビニア属の非耐寒性常緑小低木です。

日光が好きですが、真夏は半日陰に置き、寒さに弱いので冬は室内の日当たりの良いところで管理します。

4月から10月と長く花を楽しめるのが嬉しい植物です。

下に仲間のコエビソウ(小海老草)とベニサンゴ属のパキスタキス・ルテァを載せています。

上のサンゴバナ(珊瑚花)は、自宅で2006年7月28日に撮影した花です。

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サンゴバナ(珊瑚花)の特徴と育て方

           
和名サンゴバナ(珊瑚花)
別名マンネンカ、フラミンゴプランツ
学名Jacobinia carnea
科名・属名キツネノマゴ科 ジャスティシア属
分布ブラジル
花期4~10月
特徴

30~150cm の常緑花木。 若い枝は角ばりよく分枝します。

葉は卵形で先は尖り濃い緑色で長さが15cm、葉脈の主脈と側脈が目立ちます。

花は細い管状で、多くの花が集まって穂状をなして枝先につきます。開花と同時に花の先端は上下に裂けて、唇状となり、上唇はさらに2裂し、下唇は浅く3裂します。

穂状の花は基部から先端に咲き進み、花は長く楽しめます。

育て方

3月下旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下で育てますが、7月中旬~9月中旬は50%遮光くらいの半日陰で管理します。

冬は室内の日当たりで越冬できます。

酷暑期は避けたほうがよいが生育期の花後に切り戻し樹形を整えます。

植え替えは2年おきくらいに赤玉土と腐葉土を混ぜたものを使い、鉢底に軽石等ゴロ土を入れて、根に触れないように、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料入れて植え替えます。

適期は暖かくなった4~5月が良く、根土を3分の1くらい落としてひと回り大きな鉢に植えます。

水は表面が乾いたらたっぷりやります。冬は少な目にします。

肥料は月に1回置き肥をするか、液肥を月に2~3回水代わりにやります。

初夏に挿し木をすれば殖やすことが出来ます。

終わった花は早めに切っておくと木の勢力が維持でき、花も咲きやすくなります。

サンゴバナ(珊瑚花)まとめ

ベニサンゴ

サンゴバナ(珊瑚花) 2004年7月4日 撮影 栽培品

夏は半日陰で、冬は室内の窓辺などの日当たりの良いところで管理します。

終わった花は早めに摘んでおくと長く花が咲きやすくなります。

コエビソウ(小海老草)の特徴と育て方

コエビソウ

コエビソウ(小海老草) 2005年1月10日 撮影 とちぎ花センター

コエビソウ

コエビソウ(小海老草) 2004年12月17日 撮影 井頭公園(熱帯生態館)

         
和名コエビソウ(小海老草)
別名ベロペロニ
学名Justicia brandegeeana
科名・属名キツネノマゴ科 ジャスティシア属
分布メキシコ
花期3~5月
特徴と育て方

花の長さ3~4cm、樹高50~100cmの常緑低木ですが、鉢植えで育てる場合はも高さ60cm前後になります。

春に茎が伸びてきたら先端の芽を摘んで脇から芽を出させるようにすると、横にも広がりが出て草姿が整います。

日当たりのよい場所を好むので、できるだけよく日に当てますが、強い直射日光に当てると葉が傷むことがあるので夏は明るい日陰に置きます。

冬越しの目安は3℃以上なので、霜や凍結に気をつければ平地や暖地では屋外で大丈夫です。関東地方付近はベランダや日当たりの良い室内で管理します。

株が大きくなり、根がはって来たらひと回り大きな鉢に、赤玉土にと腐葉土と川砂を混ぜた土で、2年に1度の割合で、5月~6月に植え替えます。

水は表面が乾いたらたっぷりやりますが、冬は控えます。肥料は控えめが良く、春~秋に液体肥料を月2回程度与えます。

5月~6月に、9~10月にに挿し木で殖やせます。

コエビソウ

コエビソウ(小海老草) 2003年12月8日 撮影 井頭公園(熱帯生態館)

パキスタキス・ルテァの特徴と育て方

パキスタキス・ルテァ

パキスタキス・ルテァ 2003年12月8日 撮影 井頭公園(熱帯生態館)

         
和名パキスタキス・ルテァ
学名Pachystachys lutea
科名・属名キツネノマゴ科 ベニサンゴ属
分布ペルー
花期春(温室の中で生育すると次から次に開花するので、周年楽しめる)
特徴と育て方

花径約5cm、高さ1~1.5m。

枝の先端に長さ10cmほどの花穂を出し、枝の先端に長さ10cmほどの花穂を出します。

黄色いのは苞であり花ではなく、本当の花は白い部分。

葉は先端のとがった楕円形で長さ10cm前後、表面は光沢のある濃緑色です。

日本の気候での開花期間は夏~秋ですが、一定の気温があれば冬も開花します。

生育期にはこまめに枝先を摘んで脇芽を出させるようにします。

日当たりのよい場所を好むので、できるだけよく日に当てますが、強い直射日光に当てると葉が傷むことがあるので夏は明るい日陰に置きます。

越冬の目安は5℃~8℃なので、冬は日当たりの良い窓辺で管理します。

株が大きくなり、根がはって来たらひと回り大きな鉢に、赤玉土にピートモスか腐葉土を4割程度混ぜた土で、草丈を半分くらいにして、根を3分の1くらい落として5月~6月に植え替えます。

水は表面が乾いたらたっぷりやりますが、冬は控えます。肥料は5月頃に置き肥し、その後の生育期は10日に1回程度液肥を施します。

5月~7月に、気温が20℃以上のころに挿し木で殖やせます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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