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広告 夏の花・山野草の育て方

サギソウ(鷺草)の育て方

サギソウ

サギソウ(鷺草)は、本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾に自生する植物ですが、自生地の花を見るのが難しくなているようです。

私は30年以上殖やしながら栽培していますが、コツを覚えると3倍くらいには殖えて見事に花が咲くようになります。

曙や銀河などいろいろな交配種が出ていて、花が咲く時期や花の形が少しずつ異なているので、長く花を楽しむことが出来ます。

上のサギソウ(鷺草)は、自宅で2009年8月9日に撮影した花です。

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サギソウ(鷺草)の特徴と育て方

サギソウ

サギソウ(鷺草) 20110番年8月21日 撮影 栽培品

           
和名サギソウ(鷺草)
学名Habenaria radiata
科名・属名ラン科 サギソウ属
分布本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾
花期7~8月
特徴

山野の日当たりの良い湿原に生える高さ15~40cmの多年草。

地中に楕円形の球茎があり、細い地下葡枝を出してその先に新しい球茎をつくります。

花は1~4個つき、白色で直径約3cm。萼片は緑色で背萼片は側萼片より小さい。側花弁は菱形状卵形でずい柱を覆うように立ち、唇弁は3裂します。

側裂片は扇状に展開し、糸状に細かく裂け、中裂片は線形。距は長さ3~4cmで垂れ下がります。

和名はシラサギが翼を広げたような形の花が咲くことによります。

育て方

根が浅根性で、水分と空気を欲しがるので、浅鉢鉢~中深鉢を用い鉢底に硬質鹿沼土の大粒を入れ、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れ、その上に硬質鹿沼土に少量の軽石、桐生砂などの混合用土を入れ、球根を入れてて覆土します。上に乾きにくいようにミズゴケを薄く載せておくとよいようです

新鮮なミズゴケ植える方法もあるようだが、私はまだしたことがありません。

葉が展開してから、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

あまり肥料に強くないので、芽が出たばかりに強い肥料をやると枯れますので、夏までは水肥を施し、花が終ったらお礼肥を上げると球根が大きくなるようです。

日当たりと風通しの良い場所を好むので植えつけてからは日当たりの良い場所で管理しますが、真夏は遮光をした方が良いようです。

湿地帯に自生する植物なので、空中湿度を保つようにしますが、我が家は棚に波板を置き、その上に人工芝を置いて朝夕に打ち水をして湿度を保ちます。

単独で育てるよりもたくさん植物と一緒の棚上で育てた方が湿度を保てて良いようです。生き物も群れをつくるように植物も単独で育てるのは難しくなります。

水は表面が乾き始める前にやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。冬は軒下などに置き、あまり乾かさない程度にやります。

植え替えは毎年3月頃の休眠期に行います。

花後は球根を太らせるために花を摘んでおきます。花が沢山咲くようだったら3倍以上には殖えます。

サギソウ(鷺草)まとめ

サギソウ

サギソウ(鷺草) 2007年7月29日 撮影 栽培品

日光を好むので真夏以外はに日当てて管理します。湿原植物なので乾かさないようにします。

冬も乾燥させないように水をやり、毎年芽出し前に植え替えます。

サギソウ

サギソウ(鷺草) 2014年8月11日 撮影 栽培品

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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