山野草の育て方、植物図鑑、庭造り

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秋の花・山野草の育て方

サワギキョウ(沢桔梗)の育て方と尾瀬のサワギキョウ|仲間のベニバナサワギキョウとミゾカクシ

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サワギキョウ

サワギキョウ(沢桔梗)は、北海道、本州、四国、九州の山野の湿地に生える、高さ50~100cmの多年草です。

尾瀬で群生をつくっているサワギキョウに出会い、日光植物園で栽培されている花を見ました。

日光植物園では、北アメリカ中、東部原産のベニバナサワギキョウの鮮やかな紅色の花にも出会い、あまりの美しさに感動しました。

ミゾカクシ属で野草のミゾカクシの写真も載せましたが、小さな花ながら同じ仲間だと納得させられました。

上のサワギキョウ(沢桔梗)は、自宅で2009年9月27日に撮影した花です。

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サワギキョウ(沢桔梗)の特徴と育て方

サワギキョウ

サワギキョウ(沢桔梗) 2009年9月27日 撮影 栽培品

       
和名 サワギキョウ(沢桔梗)
学名 Lobelia sessilifolia
科名・属名 キキョウ科 ミゾカクシ属
分布 北海道、本州、四国、九州
花期 8~10月
特徴

山野の湿地に生える無毛の多年草。

茎は円柱形で中空、直立して高さ50~100cmになり枝分かれしない。

葉は無柄で多数互生し、披針形で長さ4~7cm、先は鋭く、縁に鋭い鋸歯があります。

茎上部に総状花序を出し、濃紫色の花が多数つきます。

花柄は長さ5~12㎜、花冠は長さ約3cmの唇形で上唇は2深裂し、下唇は3浅裂します。

和名は沢に咲くキキョウという意味だが、花と葉はキキョウに似ていない。

育て方

強健で、夏の直射を避け、涼しく湿気の多い所なら地植えでも十分に育つ。

上記のような育て方を読んで育て始めましたが、関東地方の住宅地の庭は涼しくもなく、湿気もないことから、数年は花が咲きましたが徐々に弱って枯れてしまいました。

山の湿地に生えている山野草は、それほど育てやすいということはないと今は思っています。

山野草で、山の湿地に生えるような植物を育てることのできる場所に住んでいる方は、苦労することもなく育つのでしょうが、育てる環境に大きく左右されるのが山野草の栽培です。

いわゆる「涼しく湿気の多い所なら地植えでも十分に育つ」ので、そうでない場所は育てるのが難しいことになります。

尾瀬でも自生のサワギキョウを見ましたが、日光植物園の池の縁にきれいに咲いているのを見て、このような場所だったら地植えでも育つのだろうと思いました。

狭い庭に池がわりに大きなスイレン鉢を埋めて置いたものを砂利を入れて埋め、庭植では枯れてしまうクリンソウを植えておいたところ元気に葉を広げて育ちました。

このような場所でしたら、サワギキョウも育つだろうと思います。

鉢栽培では、硬質赤玉土、硬質鹿沼土、などに桐生砂、軽石などを混合した用土にマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて植込み、春と秋は日当たり、夏は日陰に人工芝を敷いて打ち水をして涼しく管理します。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

宿根ロベリアと呼ばれる品種の中には比較的育てやすいものもあるようです。

尾瀬と日光植物園のサワギキョウ(沢桔梗)

サワギキョウ(沢桔梗)

サワギキョウ(沢桔梗) 2004年8月22日 撮影 日光植物園

サワギキョウ(沢桔梗)

サワギキョウ(沢桔梗) 2005年8月11日 撮影 尾瀬

サワギキョウ(沢桔梗)

サワギキョウ(沢桔梗) 2005年8月11日 撮影 尾瀬

ベニバナサワギキョウの特徴

ベニバナサワギキョウ

ベニバナサワギキョウ 2004年8月22日 撮影 日光植物園

     
和名 ベニバナサワギキョウ
別名 ロベリア・カージナリス
学名 Lobelia cardinalis
科名・属名 キキョウ科 ロべリア属(ミゾカクシ属)
分布 北アメリカ中、東部原産
花期 6月~8月
特徴

北アメリカ中、東部原産で、非常に鮮やかな紅色の花を咲かせます。

高さ30~50cm。

日本でよく見られるサワギキョウと良く似ていて濃赤色の花は唇形をしています。

ミゾカクシ(溝隠)の特徴

ミゾカクシ

ミゾカクシ(溝隠) 2008年6月9日 撮影 自宅付近の調整池

     
和名 ミゾカクシ(溝隠)
別名 アゼムシロ
学名 Lobelia chinensis
科名・属名 キキョウ科 ミゾカクシ属
分布 日本全土
花期 6~10月
特徴

湿り気のあるところに生える高さ10~15㎝の多年草。

名前は、溝の近くに生え溝を隠すように繁茂することから付けられました。

別名は田の畔に蓆を敷いたように群生する様子から付けられました。

茎は細く、地を這って長く伸び、節から根を出して殖えます。

葉は長さ1~2㎝、幅2~4㎜の披針形で左右2列にまばらに互生します。

葉腋から、長い花柄を伸ばし淡紫色を帯びた写真のような花を1個付けます。

花冠は長さ約1㎝でほぼ同じ大きさに5裂します。

サワギキョウ(沢桔梗)まとめ

サワギキョウ(沢桔梗)

サワギキョウ(沢桔梗) 2006年10月2日 撮影 栽培品

サワギキョウ(沢桔梗)は強健と言っても、山地や亜高山帯の湿原に生えている植物ですので、猛暑日の続くような我が家の庭で育て続けることはかなり大変だと思いました。

寒さには強いので、いかに夏を涼しくできるかが栽培のコツのような気がしますが、寒冷地では簡単に育つのではないかと思います。

山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処ではそだたないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。


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