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広告 夏の花・山野草の育て方

フシグロセンノウ(節黒仙翁)の育て方

フシグロセンノウ

フシグロセンノウ(節黒仙翁)は、本州(関東地方以西)、四国、九州の山地に生えるナデシコ科 センノウ属の多年草です。

山の斜面に咲いているのを見かけることがあるので、普通に咲く花だと思いますが、夏は直射日光を遮り、乾燥に気を付けて湿り気のある場所で涼しく育てる必要があります。

フシグロセンノウと同じ仲間で日本に産するマツモトセンノウエンビセンノウオグラセンノウセンジュガンピを載せています。

上のフシグロセンノウ(節黒仙翁)は、自宅で2003年7月17日に撮影した花です。

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フシグロセンノウ(節黒仙翁)の特徴と育て方

フシグロセンノウ

フシグロセンノウ(節黒仙翁) 2003年7月13日 撮影 栽培品(2006年1月播種)

           
和名フシグロセンノウ(節黒仙翁)
学名Lychnis miqueliana
科名・属名ナデシコ科 センノウ属
分布本州(関東地方以西)、四国、九州
花期7~10月
特徴

高さ40~80cmで、山地に生える多年草。

葉は対生し卵形または楕円状披針形で長さ4~12cm、先はとがり、縁に毛があります。

茎頂に朱赤色の直径約5cmの花を開きます。花弁は5個で倒卵形。

育て方

やや大きめの深鉢に赤玉土7、桐生砂3に腐葉土を2、3割混用した用土に排水よく植え込み、肥料は苦土石灰あるいは草木灰などを与えてアルカリ性を保ちます。

根づまりするほどに株が充実したら、株分けをかねて、春の芽だし前後に植え替えます。このとき土は落として全部新しくします。鉢にゴロ土を入れて、マグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて植え替えます。

半日陰で風通しの良い所に置き、水は表面が乾いたらたっぷりやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。花に水がかかると傷むので注意します。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

草丈が高くなるので5~6月に摘心をかねて挿し芽をすると丈低く咲かせられ、挿し穂からも花が見られる可能性があります。

増殖は、株分けの他挿し芽、種から殖やすことが出来ます。

マツモトセンノウは園芸化されているので、比較的丈夫ですが、産地に生えるマツモトセンノウは関東地方の高温多湿で熱帯夜の続くようなところでの栽培は環境を整えることが大切だと思います。

八千穂高原自然園、日光植物園、会津街道上三依付近のフシグロセンノウ(節黒仙翁)

フシグロセンノウ

フシグロセンノウ(節黒仙翁) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園

フシグロセンノウ

フシグロセンノウ(節黒仙翁) 2004年8月22日 撮影 日光植物園

フシグロセンノウ

フシグロセンノウ(節黒仙翁) 2004年9月10日 撮影 会津街道上三依付近

フシグロセンノウ(節黒仙翁)まとめ

フシグロセンノウ

フシグロセンノウ(節黒仙翁) 2006年8月2日 撮影 栽培品(2006年1月播種)

フシグロセンノウは山の斜面などに生えているのを車で見かけたことがありますが、木陰でかなり涼しいのではないっかと思うような場所に自生しています。

最初は苗を購入して育て、次は種を播いて育てましたが、猛暑の夏に枯れてしまいました。発芽をして咲くまでに半年くらいでしたので、容易に種からの栽培はできましたが、種の採取と挿し木を続けなかったことから、数年間は花を見ましたが絶やしてしまいました。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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