山野草の育て方、庭造り、野山で写した花の詳細について書いています

山野草を育てるNori&Wako


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夏の花・山野草の育て方

オオヤマハコベ(大山繁縷)の育て方|仲間のミヤマハコベ、ウシハコベ、ハコベの特徴

投稿日:2017年3月12日 更新日:

オオヤマハコベ

オオヤマハコベ(大山繁縷)は、本州(岩手県以南)、四国、九州)の山地の湿った林内に生える多年草です。

年々山野草を育てる環境が悪化しているために、オオヤマハコベのように大きくなるものや空中湿度が欲しいものの栽培が難しくなっています。

優しい感じのハコベ仲間は大好きですが、量が殖えすぎていますので、野山の写真を写したいと思っています。

下には仲間のミヤマハコベ(深山繁縷)、ウシハコベ(牛繁縷)、ハコベ(繁縷)の写真と特徴を載せています。

上のオオヤマハコベ(大山繁縷)は、自宅で2006年7月23日に撮影した2005年10月播種の苗からの花です。


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オオヤマハコベ(大山繁縷)の特徴と育て方

           
和名 オオヤマハコベ(大山繁縷)
学名 Stellaria monosperma
科名・属名 ナデシコ科 ハコベ属
分布 本州(岩手県以南)、四国、九州
花期 8~10月
特徴

山地の湿った林内に生える多年草。

茎は上部で分枝し高さ40~80㎝、有毛。

茎は対生し、短柄があり、長さ5~10㎝の長楕円状披針形で無毛、ふちは全縁で波打ち、茎の上部の葉腋から柄を出し、集散状に直径1㎝以下の白花を開きます。

花弁は5個、先は2深裂し萼弁より短い。

育て方

鉢底にゴロ石を入れ、硬質鹿沼土を主に桐生砂、軽石砂を混合して、水はけよく、水持ち良く植え込みます。

その時、根に触れないようにマグァンプK などの緩行性肥料を入れてます。

植え替えは、毎年、芽が出る直前の2月~3月上旬に行います。

半日陰の通風の良い場所で通年管理します。人工芝などの上に置き水を撒いて湿度を保ちます。葉が焼けるようだったら寒冷紗で調節します。

水は表面が乾いたらたっぷりやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

肥料は薄い液肥を月に2~3回施し、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

オオヤマハコベは丈夫そうに見えたので、地植えにしたところ数年で耐えてしまいました。絶えてしまった大きな理由は山地の湿った林内に生えるような植物が育つ環境でないことです。

わが家は他の家に先駆けて建てたために、まわりが空き地になっていました。その頃はいろいろと育ったのですが、全部埋まってエアコンの室外機の空気が充満するようになってかなり環境が変わりました。

関東地方の住宅地は年々猛暑日が多くなって夜間温度も下がりにくくなっているので、難しくなっていますが、エアコンの室外機が充満しないようところだったらそれほど難しくないんだろうと思っています。

ミヤマハコベ(深山繁縷)の特徴

ミヤマハコベ

ミヤマハコベ(深山繁縷) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道


ミヤマハコベ

ミヤマハコベ(深山繁縷) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道


ミヤマハコベ

ミヤマハコベ(深山繁縷) 2004年4月17日 撮影 仙人ヶ岳


         
和名 ミヤマハコベ(深山繁縷)
学名 Stellaria sessiliflora
科名・属名 ナデシコ科 ハコベ属
分布 北海道(西南部)、本州、四国、九州
花期 5~7月
特徴

山地の谷沿いの湿地に生える多年草。

茎は地を這い、上部は斜上し高さ20~40cm。

葉は淡緑色で対生し、広卵形で長さ1~3.5cm、基部はやや心形。

上部葉腋から有毛の柄を出し、直径1~1.5cmの白花を開く。

花弁5個は深く切れ込み、10弁に見えます。

ウシハコベ(牛繁縷)の特徴

ウシハコベ

ウシハコベ(牛繁縷) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道


ウシハコベ

ウシハコベ(牛繁縷) 2004年11月23日 撮影 磯山遺跡


         
和名 ウシハコベ(牛繁縷)
学名 Stellaria aquatica
科名・属名 ナデシコ科 ハコベ属
分布 日本全土
花期 4~10月
特徴

山野に多い2年草または多年草。

高さ20~50cmで、上部には腺毛があり、茎の節の部分は暗紫色になります。

葉は長さ2~7cmの卵形で、上部のものは茎を抱きます。

花はハコベに似ているが雄蕊の花柱が5個あるので見分けやすい。

ハコベに比べて全体に大きいものを牛にたとえたもの。

ウシハコベ

ウシハコベ(牛繁縷) 2004年10月24日 撮影 花之江の郷


ウシハコベ

ウシハコベ(牛繁縷) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺


ハコベ(繁縷)の特徴

ハコベ

ハコベ(繁縷) 2005年4月15日 撮影 星野自然村


ハコベ

ハコベ(繁縷) 2005.04.15.撮影  星野自然村


         
和名 ハコベ(繁縷)
別名 ミドリハコベ
学名 Stellaria neglecta
科名・属名 ナデシコ科 ハコベ属
分布 日本全土
花期 3~9月
特徴

いたるところに生える1~2年草。

全体に柔らかく、よく分枝して高さ10~30cmになります。

茎は片側が1列に並んで毛が生えています。

葉は対生し長さ1~3cm、幅0.6~2cmの卵形で、上部の葉は無柄。

花は直径6~7㎜で花弁が基部近くまで2裂するので10弁のように見える。雄蕊は4~10個。花柱は3個。

蒴果は卵形で6裂し、種子には尖った突起があります。

オオヤマハコベ(大山繁縷)まとめ

山地の湿った林内に生えることから、水はけよく、水持ち良い用土に植えて夏は日陰で管理します。

池の周りや落葉樹の下などで涼しく管理できる場所があれば、栽培が楽にできるかも知れません。



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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処ではそだたないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。


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