スポンサーリンク

広告 早春の花・山野草の育て方

ウスキナズナ( 薄黄薺)の育て方

ウスキナズナ

ウスキナズナ( 薄黄薺)は、ナンブイヌナズナとエゾイヌナズナの人工交配種ということです。ウスキナズナの他に、ハクホウナズナシロウマナズナの種を播きましたがウスキナズナは純白ではありませんが、かなりよく似た花でした。

交配種のナンブイヌナズナの花は見たことがありませんが、エゾイヌナズナらしい花は礼文島に行った時に写していますが、なぜか全体像を写した写真がなく少し不安ながらエゾイヌナズナだと思った花です。

交配親だとわかっていたら、しっかり写してきたのですが、礼文島は花の山で、写すものがありすぎました。もう一度行って見たいとは思いますが遠すぎるので行けそうにもありません。

上のウスキナズナ( 薄黄薺)は、自宅で2004年3月26日に撮影した2003年5月播種の初花です。

スポンサーリンク

ウスキナズナ( 薄黄薺)の特徴と育て方

ウスキナズナ

ウスキナズナ( 薄黄薺) 2007年3月18日 撮影 2003年5月播種

 
和名ウスキナズナ( 薄黄薺)
学名Draba japonica X Draba borealis
科名・属名アブラナ科 イヌナズナ属
分布ナンブイヌナズナとエゾイヌナズナの人工交配種
花期3~4月
特徴

ナンブイヌナズナとエゾイヌナズナの交配種。

形の良い密な花姿の多年草。草丈は5~20㎝。

根際から生える葉は倒卵形で、ロゼット状。茎につく葉は楕円形で、茎を抱きます。

茎先に総状花序を出し、小さなクリーム色の花をつけます。

花径は5~10㎜くらい。

育て方

高山の岩場が自生地のようなので、軽石砂、日光砂に硬質鹿沼土を主体にした混合用土で、排水良く植えます。

花後か9月中旬~10月中旬に毎年植え替え、植え替え時に元肥を施します。

日光にあて、風通し良く、長雨に当てないように育てます。

丈夫そうに見えたので、ロックガーデンに植えていたのが災いしたようで、いつの間にか溶けてしまいました。

ナズナの仲間と言っても高山性で、茎や葉が柔らかいので、種からのの更新、植え替えは欠かせないのではないかと思いました。

ウスキナズナ( 薄黄薺)まとめ

私が種を播いたウスキナズナ、ハクホウナズナ、シロウマナズナはすべて高山植物に入りますが、とっても良く似ています。ウスキナズナ、ハクホウナズナは茎に毛がありますが、シロウマナズナはほとんどないことから区別ができるようです。

怪しいものの私が写してきたエゾイヌナズナも毛がありますのでウスキナズナも毛があり花色が薄い黄がかっていることから、3種の区別ができるようです。

私の不注意で現在は栽培していませんが、花を見て写せたことだけでも良かったと思っています。

エゾイヌナズナ(蝦夷犬薺)の特徴

エゾイヌナズナ(蝦夷犬薺)

エゾイヌナズナ(蝦夷犬薺) 2006年7月4日 撮影 礼文島

エゾイヌナズナ(蝦夷犬薺)

エゾイヌナズナ(蝦夷犬薺) 2006年7月4日 撮影 礼文島


 
和名エゾイヌナズナ(蝦夷犬薺)
学名Draba borealis
科名・属名アブラナ科 イヌナズナ属
分布北海道、ソ連極北地方
花期4~9月
特徴

海岸の岩上に生え、全草に毛の多い多年草。

モイワナズナに似ています。

茎は株状、高さ4.5~22㎝になり、根出葉はロゼット状で、倒卵形~長楕円状倒卵形、長さ1~3㎝、幅3~12㎜、鋸歯縁、時に全縁、両面と縁に毛があります。

茎葉は普通2~7個、広楕円形~広卵形。

花序は8~18花をつけます。花は白色、萼片は広長楕円形、花弁は倒卵形で先はへこみ、長さ4~6㎜。

短角果は強くねじれ、広披針形~長楕円状卵形、長さ8~12㎜、幅2.5~3.5㎝、やや密に毛があります。

関連記事(一部広告を含む)

山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

スポンサーリンク

-早春の花・山野草の育て方
-