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広告 早春の花・山野草の育て方

レブンコザクラ(礼文小桜)、シロバナレブンコザクラ(白花礼文小桜)の育て方

レブンコザクラ

レブンコザクラ(礼文小桜)は北海道(礼文島、北見、知床)に自生するコザクラです。レブンコザクラという種を播きましたが、シロバナレブンコザクラも入っていてたくさん芽生えました。

2003年3月に種を播き、2004年3月に初花が咲きましたので、プリムラ類の開花は早いようです。

同じ種袋から芽生えたものが、シロバナもたくさん芽生えたので、栽培品の種を購入したのではないかと思いました。

上のレブンコザクラ(礼文小桜)は、自宅で2007年4月11日に撮影したものです。

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レブンコザクラ(礼文小桜)の特徴と育て方

レブンコザクラ

レブンコザクラ(礼文小桜) 2005年4月9日 撮影 栽培品(種から)

 
和名レブンコザクラ(礼文小桜)
学名Primula modesta var. matsumurae
科名・属名サクラソウ科 サクラソウ属
分布北海道(礼文島、北見、知床)
花期栽培:早春 自生地:6~7月
特徴

低山帯~亜高山帯の岩場に生える多年草。

鋸歯は低平または波状。葉柄は不明瞭。葉は倒披針形で長さ3~7cm、下部は狭まって柄状となり、縁はやや裏側に曲がり、裏面は淡黄白色の粉状物が密生します。

高さ7~17cmの花茎に紅紫色の花を10個ほど開きます。

花冠は直径1~1.5cm。

育て方

鉢底に大粒の山砂を入れ、底のほうに緩効性化成肥料を入れて、桐生砂、軽石などの山砂を主体に硬質鹿沼土の混合用土に、花後植え替えつけます。

用土は、栽培環境、水遣りの仕方によっても変えてよいと思うので、それぞれの環境を考えて植えれは良いと思います。

水分は十分に与えますが、真夏は夕方に、鉢は表面が乾いたらやり、鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。

プリムラ類はコナジラミが付きやすいので注意して薬剤散布をします。植え土にオルトラン粒剤をまぜると効果があるようです。

高山性のプリムラなので、新しい用土で花後毎年植え替えます。株が大きくなっていますがほくれやすいので、小さく割って植え替えるのがコツです

肥料は植え替え時にマグアンプKを根に触れないように入れて、夏を除いて液肥を施します。

晩秋になると一旦葉は枯れますが、耐寒性が強いので戸外で越冬できるようですが、我が家は屋根下で管理しています。

シロバナレブンコザクラ(白花礼文小桜)の特徴と育て方

シロバナレブンコザクラ

シロバナレブンコザクラ(白花礼文小桜) 2007年4月11日 撮影 栽培品(種から)

 
和名シロバナレブンコザクラ(白花礼文小桜)
学名Primula modesta var. matsumurae form. alba
科名・属名サクラソウ科 サクラソウ属
分布北海道(礼文島、北見、知床)
花期栽培:早春 自生地:6~7月
特徴

レブンコザクラの白花品種です。

レブンコザクラと、シロバナレブンコザクラのまとめ

シロバナレブンコザクラ

シロバナレブンコザクラ(白花礼文小桜) 2004年4月8日 撮影 栽培品(種から)

レブンコザクラの種を播いた1年後にきれいなピンクと白の花が咲きましたので、その年は咲いている株の白色をそっと植え替えて、色が分かるようにしました。

コザクラ類は元気に育っていれば、植え場所に困るくらい増えます。プリムラは根が張りますので、花後に大株になったものをほぐすと1本ずつに分かれるので、一本ずつ植えるのがコツです。

育て始めたころは、コザクラ類だけでかなりの鉢数になり、置く場所に困るくらい増えました。異常気候の猛暑が続くまではかなり殖えていましたが、数年続いた猛暑で、レブンコザクラは夏に弱ってあっという間に枯れてしまいました。

栽培場所が広く、大きな木でもあれば違ったのでしょうが、我が家は狭い住宅地の中なので、大きな木もなく、寒冷紗だけでは風通しが悪くなり、温度を抑えることは無理だったようです。

しかし、ユキワリソウの同じ変種であるユキワリコザクラは白花ユキワリコザクラとともに元気に花を咲かせています。

レブンコザクラも数日の猛暑でしたら、耐えられたのでしょうが、幾日も続く猛暑と熱帯夜で、外気温はどこでも使っている冷房のために下がらない状態が続いたことが原因だと思います。

夕方散歩をしても、公園と住宅地の気温の差はかなり大きいのが分かりましたので、公園のような場所でしたら枯れなかったのだろうと思いました。小さな差で枯れるものと枯れないものが出るのは、植物の限界の少しの違いのような気がします。

シロバナレブンコザクラ

シロバナレブンコザクラ(白花礼文小桜) 2006年4月1日 撮影 栽培品(種から)

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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