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広告 早春の花・山野草の育て方

タツタソウ(竜田草)の育て方

タッタソウ

タツタソウ(竜田草)は魅力的な花で、種ができやすく、採り播きでしたらかなりの確率で発芽するので、長いこと栽培を続けることができます。

30年以上も前に購入した最初の株は大株になって弱ってきて枯れてしまいましたが、零れ種からも苗ができていましたし、種も播いていましたので現在もたくさんの株があり庭にも植えてあります。

秋から春は日が当たり夏は半日陰の涼しい場所にがよいようです。そして時々種を播いて保険にかけていると絶やすことなく長く栽培できます。

タッタソウの仲間には我が家でも栽培しているアメリカタッタソウがあります。

上のタツタソウ(竜田草)は、自宅で2003年3月20日に撮影したものです。

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タツタソウ(竜田草)の特徴と育て方

タツタソウ

タツタソウ(竜田草) 2005年4月6日 撮影 栽培品

 
和名タツタソウ(竜田草)
学名Jeffersonia dubia
科名・属名メギ科 タツタソウ属
分布シベリア東部から朝鮮半島
花期3~4月 日本では早春の名花の一つに数えられている
特徴

日露戦争当時、軍艦竜田の乗組員が持ち帰ったことから付けられたという。

3月末から4月にかけて、2つに折りたたんだ深紅色のハスの葉に似た葉を展開するにつれ、淡紫色の花を咲かせ、花後も葉柄はますます伸び葉は、完全に展開し、7月頃には、丈は20~25cm、葉の直径は7~10cmになります。

多年草ですが、株分けは嫌うようなので、採り播きが良い。

葉と花が鑑賞できるのでロックガーデンの半日陰に植えたり鉢植えにされます。

育て方

深鉢の底に1cm以上の大粒の砂を5分の1ほど入れミジンを抜いた軽石、桐生砂、鹿沼土を等量に混ぜた用土に植え込み、肥料は夏までに置肥、水肥を十分に与えます。

春と秋は日によく当て、花後は半日陰で育て、潅水は普通にやります。植え替えは、移植を嫌うので2~3年に1回、根を傷めないようにします。

適期は9月中旬~10月中旬。

定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

我が家は地植えにしているので、大株になり、自然に実生から沢山の株が増えています。

タツタソウ(竜田草)のまとめ


タッタソウ

タツタソウ(竜田草) 2006年3月26日 撮影 栽培品

タッタソウ

タツタソウ(竜田草) 2006年3月28日 撮影 栽培品

タツタソウには二つのタイプがあり、片方は葉の間に花をつけるタイプで、もう一方は葉の上に花が咲くタイプです。ここに載せている写真は葉の間に花が咲くタイプなのですが、葉の上に花をつける原産地が北満州地区に産するタイプも種を播いています。

種を播いた若い株は、鉢植えにしていますが、葉の間に花をつけるタイプで数十年育てている花は花後に半日陰になる落葉樹の下に植えています。


現在はかなり安く手に入りますが、数十年前は高価で、なかなか購入できないでいたことが思い出されます。ずっとほしかった花ですが、花の終わった株がかなり安価に売っているのを偶然に見つけて購入したものが現在育てているものです。

種さえ採れれば、採り播きで発芽率が良いので、長く栽培できるとっても素敵な花です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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