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広告 早春の花・山野草の育て方

斑入りコチャルメルソウ(斑入小硝吶草)の育て方

斑入りコチャルメルソウ

本州、四国、九州の山地の谷沿いに生えるコチャルメルソウはとても風流がありますが、高温多湿には弱いようです。

大きな落葉樹の下などで夏でも涼しいようなところがあれば、庭植にしたい花ですが、我が家のような狭い住宅地にはそのような場所がないので、鉢植えで環境をつくって栽培することしかできません。

かなり根がはるので、できれば2年に1度くらいは植え替えた方が良い良いです。

上の斑入りコチャルメルソウ(斑入小硝吶草)は、自宅で2007年4月4日に撮影したものです。

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斑入りコチャルメルソウ(斑入小硝吶草)の特徴と育て方

コチャルメルソウ

斑入りコチャルメルソウ(斑入小硝吶草) 2005年3月12日 撮影  栽培品

 
和名斑入りコチャルメルソウ(斑入小硝吶草)
学名Mitella pauciflora
科名・属名ユキノシタ科 チャルメルソウ属
分布本州、四国、九州
花期4~6月
特徴

山地の谷沿いに生え、地中に走出枝を出します。

根生葉は長さ2~5cmの広卵形で、5深裂し、基部は心形両面に毛があります。

花茎は高さ20~30cm、短腺毛が密生し、上部に10個前後の花をつけます。コチャルメルソウの花弁は羽状に7~9裂します。

育て方

地植えでは、庭の湿った日陰、渓流、池畔などに群生させると風流です。

鉢栽培では硬質赤玉土、硬質鹿沼土などの混合用土に植え込み乾燥しないように注意し、日陰づくりとします。

春の芽だしから開花までは日に当てたほうがしっかりします。

水はたっぷりとやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

植え替えは2~3年ごとの早春か秋に行います。

また草玉に植え水盤に置いて育てると夏の涼風を誘てくれそうです。


斑入りコチャルメルソウ(斑入小硝吶草)

斑入りコチャルメルソウ

斑入りコチャルメルソウ(斑入小硝吶草) 2005年3月12日 撮影  栽培品

少し大きな庭があるなら、湿った日陰の池畔などに群生させると良いでしょう。また、玄関が北側などの日陰で風が強くない場合、柔らかい緑の斑入りの葉は下草として素敵だと思います。

わが家は南玄関で、ロックガーデンということから北の方の人目に付かないところに置いてあるので目につかないのが寂しいですが、草物盆栽として水盤などに飾ると涼しさを醸し出してくれそうです。

庭を造ったばかりの時は、大きな落葉樹のしたなどと考えましたが、落葉樹が大きくなると狭い庭では選定をしないわけにはいかず、また小高なロックガーデンにしているために日陰は乾燥が強くなっているので、湿度が必要な植物には良くない状態になっています。

やはり草物盆栽が良いようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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