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夏の花・山野草の育て方

シキンカラマツ(紫錦唐松)の育て方|ミヤマカラマツとコカラマツの特徴

シキンカラマツ

本州(中部地方)に自生するシキンカラマツ(紫錦唐松)は、円錐状に紅紫色の花をつけ、紅紫いろの花弁状の萼弁が残って黄色の葯とともにとてもきれいでほかのカラマツに比べて華やかな感じがあります。

下の写真の上三依水生植物園で花が終わりかけたものを始めて見て写真に写し、感動しましたが、思いがけず八ヶ岳の方から、苗と種をいただくことが出来てとても嬉しく、大切に育てているものです。

仲間には、カラマツソウ、下段掲載のミヤマカラマツとコカラマツ、ツクシカラマツ、日本のカラマツソウの基本種である、タリクトルム・アクイレギフォリウムなどがあります。

下に八方尾根、三国山、赤城山などで写した、ミヤマカラマツ(深山唐松)と日光植物園で写した、コカラマツ(小唐松)を載せています。

上のシキンカラマツ(紫錦唐松)は、自宅で2010年7月1日に撮影したものです。

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シキンカラマツ(紫錦唐松)の特徴と育て方

シキンカラマツ(紫錦唐松) 2010年7月1日 撮影 栽培品

   
和名シキンカラマツ(紫錦唐松)
学名Thalictrum rochebrunianum
科名・属名キンポウゲ科 カラマツソウ属
分布本州(中部地方)
花期7~8月
特徴

山地の林内に生える多年草。

茎は高さ0.7~1.5mで紫色を帯び、無毛。葉は互生し、3回3出複葉。

茎の上部で多数分枝し、円錐状に紅紫色の花をつけます。花弁状の萼弁は4~5個、長さ約6㎜。雄蕊は多数、葯は黄色。

そう果は長楕円形で翼状の稜が3個あります。

育て方

鉢栽培では、鹿沼土を主体に、日光砂、軽石の小粒を用い、元肥にマグアンプK 中粒を入れます。

芽出し後に置き肥を用い、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥をやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

高温多湿は嫌いますが、乾燥しないように注意し、梅雨以降は朝だけ日が当たる涼しい日陰に取り込みます。

鉢植えの場合は、1年おきぐらいに株を割って、新しい用土で早春か秋葉が黄ばむ頃に植え替えます。

我が家は地植えにもしていますが、朝日が当たるくらいの場所で、水はけと水持ちの良い用土にしています。なかなか大株にはなりませんが花を見せてくれます。

上三依水生植物園のシキンカラマツ(紫錦唐松)

シキンカラマツ(紫錦唐松)

シキンカラマツ(紫錦唐松) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

シキンカラマツ(紫錦唐松)のまとめ

シキンカラマツ

シキンカラマツ(紫錦唐松) 2010年7月1日 撮影 栽培品

シキンカラマツ(紫錦唐松)は、紅紫いろの花弁状の萼弁が残って黄色の葯とともにとてもきれいで、他のカラマツソウとは少し違った華やかな雰囲気を持っています。

自生地が中部地方だけと狭いことから、見ることが少ないような気がします。カラマツソウは夏の山に登ればよく出会えますが、私は自生のシキンカラマツ(紫錦唐松)は見たことがありません。

しかし、関東地方の住宅地でも、植え場所を考えれば花を見ることが出来るのは嬉しいことです。好きな花は地植えにしても、鉢植えでも育てているので大切にして絶えないように気を付けたいと思っています。

八方尾根、三国山、赤城山のミヤマカラマツ(深山唐松)の特徴

ミヤマカラマツ(深山唐松)

ミヤマカラマツ(深山唐松) 2003年8月23日 撮影 八方尾根

ミヤマカラマツ(深山唐松)

ミヤマカラマツ(深山唐松) 2005年9月2日 撮影 三国山

ミヤマカラマツ(深山唐松)

ミヤマカラマツ(深山唐松) 2003年7月18日 撮影 赤城山

ミヤマカラマツ(深山唐松)

ミヤマカラマツ(深山唐松)の葉 2003年8月23日 撮影 八方尾根

   
和名ミヤマカラマツ(深山唐松)
学名Thalictrum filamentosum var. tenerum
科名・属名キンポウゲ科 カラマツソウ属
分布北海道、本州、四国、九州。東アジア
花期7~9月
特徴

低山帯~亜高山帯の日陰の湿った林内や岩上に生える多年草。

高さ30~80cm。

根生葉は2~3回3出複葉で長柄がある。小葉は長さ1.5~8cm、裏は白っぽい。

花序は散房状、直径約8㎜。

そう果は倒卵状披針形で長さ約4㎜。


日光植物園と八方尾根で写したコカラマツ(小唐松)の特徴

コカラマツ(小唐松)

コカラマツ(小唐松) 2004年8月22日 撮影 日光植物園

コカラマツ(小唐松)

コカラマツ(小唐松) 2004年8月22日 撮影 日光植物園


コカラマツ(小唐松)

コカラマツ(小唐松) 2005年8月4日 撮影 八方尾根

   
和名コカラマツ(小唐松)
別名オオカラマツ
学名Thalictrum minus var. stipellatum
科名・属名キンポウゲ科 カラマツソウ属
分布北海道、本州、四国
花期7~9月
特徴

亜高山から高山に生える高さ0.3~1mの多年草。

葉は3~4回3出複葉。円錐状の花序に淡黄白色の花をまばらにつけます。

アキカラマツに似ていますが、花柄はアキカラマツより長く、長さ1~5cmになります。

そう果はアキカラマツと同様に雌しべと同数つきます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処ではそだたないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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