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広告 夏の花・山野草の育て方

クサレダマ(草蓮玉)の育て方|仲間のヤナギトラノオ(柳虎の尾)の特徴

クサレダマ

クサレダマ(草蓮玉)は、北海道、本州、九州の山地の湿地に生える多年草で、高さ40~80㎝になり、黄色の淡い色の花がとても素敵です。

種から育てて黄色のさわやかな花が咲いた時には、とても感動しました。

草丈が高くなるので、鉢植えから地植えに移しましたが、手入れなしで育つほど丈夫ではなかったようで、数年で消えてしまいました。写真を見るたびに心が痛む花のひとつになっています。

山で出会ったクサレダマの写真は下に載せています。

利尻オタトマリ沼で出会った仲間のヤナギトラノオ(柳虎の尾)の特徴と写真も下に載せています。

上のクサレダマ(草蓮玉)は、自宅で2006年6月21日に撮影した2004年12月播種にした苗からの初花です。

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クサレダマ(草蓮玉)の特徴と育て方

クサレダマ

クサレダマ(草蓮玉) 2010年6月25日 撮影 栽培品

           
和名クサレダマ(草蓮玉)
学名Lysimachia vulgaris var. davurica
科名・属名サクラソウ科 オカトラノオ属
分布北海道、本州、九州
花期6月~8月
特徴

山地の湿地に生える多年草。

高さ40~80㎝。

葉は対生または輪生し、披針形で長さ4~12㎝。

円錐花序直径1.2~1.5㎝の黄色の花をつけます。

和名はマメ科の木、レダマに似た草という意味です。

しかし、あまり似ていないという意見もあるようです。

育て方

硬質赤玉土、硬質鹿沼土、桐生砂などの混合用土に植え込みます。

植え付け時には、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて植えつけます。

植え替えはは春か秋。

肥料は春と秋に置き肥します。

よく日に当て乾かし気味にしてしめて作ります。

草丈が高くなるので鉢植えの場合約10㎝くらい伸びたときにピンチをし、できるだけ低く育てます。

株分けは長く伸びた根茎に節をつけて切り分けます。

若い株が元気があるが、だんだん弱ってくるので実生で更新するとよい。

裏磐梯のクサレダマ(草蓮玉)

クサレダマ

クサレダマ(草蓮玉) 2007年8月5日 裏磐梯

クサレダマ(草蓮玉)まとめ

上のクサレダマは雪の深い裏磐梯の湖の近辺で写したものです。

猛暑日の続く関東地方の住宅地で手をかけないで育てるのは難しい花のようでした。

しかし、このような素敵な花を種から育ててみることが出来たことだけでも嬉しいことでした。

ヤナギトラノオ(柳虎の尾)の特徴

ヤナギトラノオ

ヤナギトラノオ(柳虎の尾) 2006年7月5日 利尻オタトマリ沼

ヤナギトラノオ

ヤナギトラノオ(柳虎の尾) 2006年7月5日 利尻オタトマリ沼

         
和名ヤナギトラノオ(柳虎の尾)
学名Lysimachia thyrsiflora
科名・属名サクラソウ科 オカトラノオ属
分布北海道、本州(中部地方以北)
花期6~7月
特徴

山地の湿原に生え、高さ30~60㎝。

葉は柄がなく、披針形で長さ5~7㎝。

葉は対生または輪生し、披針形で長さ4~12㎝。

葉腋から柄のある短い円筒形の花序を出し、多数の小さな黄色の花を開きます。

和名は葉を柳に、花序を虎の尾に見立てたもの。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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