ユキザサ(雪笹)は、日本各地に自生する、キジカクシ科・マイヅルソウ属の植物で、笹のような葉の先に円錐花序の白色の小さな可憐な花がとても愛らしい植物です。
根茎は横に這い、条件が良ければ群生するようですが、庭に植えているユキザサは群生には程遠い状態ですが、何とか花を咲かせてくれます。
真夏を涼しくするような環境をつくろうといろいろ考えているところです。
群馬県榛名山で発見された大型のハルナユキザサ(榛名雪笹)の写真と特徴を下に載せています。
上のユキザサ(雪笹)は自宅で2004年5月2日に撮影した花です。
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ユキザサ(雪笹)の特徴と育て方
ユキザサ(雪笹) 2003年4月20日 撮影 栽培品
和名 | ユキザサ(雪笹) |
学名 | Maianthemum japonicum |
科名・属名 | キジカクシ科 マイヅルソウ属 |
分布 | 日本各地、朝鮮、中国、東シベリア |
花期 | 4~5月 |
特徴 | 山地の林内に生える多年草。 根茎は横に這い、茎は高さ20~70cm、葉は卵状長楕円形で長さ6~15cm、両面に毛があります。 茎頂に粗い毛の多い円錐花序をつけ、白色の小さな花を多数つけます。 被片は狭い長楕円形で長さ3~4㎜。果実は液果で赤く熟します。 和名は白色の花と笹に似た葉に基づきます。 |
育て方 | 赤玉土と腐葉土を混ぜた用土に、できるだけ根茎を浅く植えつけけます。 植え付ける際にマグァンプK を球根に触れないように入れて植えます。 早春と、花後と秋に油粕の固形を施し、月に2回ほど草木灰汁を与え、水は普通にやります。 4月くらいから規定の2倍くらいに薄めた液肥を与え、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 直射日光のあまり当たらない半日陰で、あまり乾かないところが適地です。やや乾燥気味に育てると実が落ちないようです。 鉢作りでは密生するほど形が整い、数年は植え替えをしなくてもよいが、夏は日陰で、人工芝などを敷いた棚に置き、鉢のまわりに水をたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。 地植えの場合は水持ち、水はけのよい落葉樹の下などの半日陰に植えます。 早春に根茎を切断して殖やします。 芽だし頃にヨトウムシの食害を受けやすいので気をつけます。 |
ユキザサ(雪笹)
ユキザサ(雪笹) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道
ユキザサ(雪笹) 2003年5月3日 撮影 花之江の郷
ユキザサ(雪笹) 2003年6月6日 撮影 那須沼原近辺
ユキザサ(雪笹) 2006年8月4日 撮影 月山
ハルナユキザサ(榛名雪笹)の特徴
ハルナユキザサ(榛名雪笹) 2005年5月31日 撮影 日光植物園
ハルナユキザサ(榛名雪笹) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
和名 | ハルナユキザサ(榛名雪笹) |
学名 | Maianthemum robustum |
科名・属名 | キジカクシ科 マイヅルソウ属 |
分布 | 本州(群馬県、長野県) |
花期 | 5~7月 |
特徴 | 群馬県榛名山で発見されました。 茎は高さ1.5m、葉は長さ20㎝に達する大型のユキザサの変種で、根茎は太く、連球状になる特徴があります。 |
ユキザサ(雪笹)まとめ
ユキザサ(雪笹) 2017年4月23日 撮影 栽培品
芽だし頃にヨトウムシの食害を受けやすいので気をつけます。
地植えの場合は水持ち、水はけのよい落葉樹の下などの半日陰に植えます。