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広告 春の花・山野草の育て方

シコタンソウ(色丹草)とユウバリクモマグサ(夕張雲間草)の育て方

ユウバリクモマグサ

シコタンソウ(色丹草)は北海道から中部地方の高山帯の岩場に生えますが、ユウバリクモマグサ(夕張雲間草)は、北海道(夕張岳)高山帯の蛇紋岩地に生えるユキノシタ科 ユキノシタ属の高山植物で、シコタンソウとエゾノクモマグサの性質をあわせ持っており雑種とと考えられています。

花径1cm位でシコタンソウは、花弁の斑点が赤がちなのに対して、ユウバリクモマグサはほとんどが黄色です。

苔のような小さな株がランナーで殖えて日当たりの良いロックガーデンでも元気に花を見せてくれます。

上のユウバリクモマグサ(夕張雲間草)は自宅で2007年5月16日に撮影した花です。

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シコタンソウ(色丹草)の特徴と育て方

シコタンソウ

シコタンソウ(色丹草) 2017年5月14日 撮影 栽培品

シコタンソウ

シコタンソウ(色丹草) 2017年5月11日 撮影 栽培品

     
和名シコタンソウ(色丹草)
別名レブンクモマグサ
学名Saxifraga bronchialis spp. funstonii var. rebunshirensis
科名・属名ユキノシタ科 ユキノシタ属
分布北海道(礼文島、利尻山、知床山地、夕張山地、余市山地)本州(東北地方、戸隠連峰、北・中央・南アルプス、八ヶ岳、白山)。チシマ、サハリン
花期栽培:4~5月 自生地:7~8月
特徴

高山帯の岩場に生える多年草。

花は白色。花弁に爪がなく、内側に黄斑と紅斑があります。葉は肉質で1~3㎜、全縁、縁に10数対の剛毛があります。

根茎は地表にあり、良く分枝して、直立する有花茎と無花茎をのばします。無花茎は赤みを帯び、先端付近に葉を密生します。葉はへら状倒披針形、長さ5~15㎜。

花茎は長さ2~12cm、小型で細い葉と1~10個の花をつけます。花弁は長さ4~7㎜。

育て方

夏の高温多湿に弱いので、富士砂、軽石、硬質鹿沼土などの混合用土の大粒のものを多用し、排水を良くし日当りのよい場所で管理し水を控え目に乾きぎみにそだてます。

植え付ける際にマグァンプK を根に触れないように入れて植えます。

肥料は油粕を置き肥し、月に3回薄い液肥を施し、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

毎年花後に必ず植え替えます。

石を配して、1芽ずつピンセットを使い、さし芽するつもりでクッション状に、株間を十分にあけて植え込み、石を配するとよいようです。

わが家は上の写真のようにロックガーデンに富士砂、軽石、硬質鹿沼土などの混合用土の大粒のものを多用して植えこんでいます。鉢植えだとかなり株がこみますが、ロックガーデン植えは広がるので、数年に一度の植え替えで花を咲かせます。

高山植物の中では育てやすく、丈夫な方です。

ユウバリクモマグサ(夕張雲間草)の特徴と育て方

ユウバリクモマグサ

ユウバリクモマグサ(夕張雲間草) 2004年5月16日 撮影 栽培品

ユウバリクモマグサ

ユウバリクモマグサ(夕張雲間草) 2006年12月23日 撮影 栽培品


     
和名ユウバリクモマグサ(夕張雲間草)
学名Saxifraga bronchialis spp. funstonii
科名・属名ユキノシタ科 ユキノシタ属
分布北海道(夕張岳)高山帯の蛇紋岩地に生える
花期栽培:4~5月 自生地:7~8月
特徴

高山帯の蛇紋岩地に生える多年草。

苔のように岩を覆った葉から10cm位の茎が出てその先に数花をつけます。

花径1cm位、花弁の斑点はほとんどが黄色。

シコタンソウとエゾノクモマグサの性質をあわせもつので、雑種と考えられます。

育て方

夏の高温多湿に弱いので、富士砂、軽石、硬質鹿沼土などの混合用土の大粒のものを多用し、排水を良くし日当りのよい場所で管理し水を控え目に乾きぎみにそだてます。

植え付ける際にマグァンプK を根に触れないように入れて植えます。

肥料は油粕を置き肥し、月に3回薄い液肥を施し、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

毎年花後に必ず植え替えます。

石を配して、1芽ずつピンセットを使い、さし芽するつもりでクッション状に、株間を十分にあけて植え込み、石を配するとよいようです。

わが家は上の写真のようにロックガーデンに富士砂、軽石、硬質鹿沼土などの混合用土の大粒のものを多用して植えこんでいます。鉢植えだとかなり株がこみますが、ロックガーデン植えは広がるので、数年に一度の植え替えで花を咲かせます。

高山植物の中では育てやすく、丈夫な方です。

シコタンソウ(色丹草)とユウバリクモマグサ(夕張雲間草)まとめ

ユウバリクモマウサ

ユウバリクモマグサ(夕張雲間草) 2003年5月15日 撮影 栽培品


ロックガーデン植えでも、荒い石がちの用土で、石の近くに植えることによって水はけと水持ちがよくなり、株が小さいので夏の暑さに耐えやすいのかもしれません。

ロックガーデンで10年以上も猛暑に耐えてカーペットのような株を広げて元気にしている嬉しい植物です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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