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ハラン(葉蘭)の育て方

ハラン

中国原産と思われてきたハラン(葉蘭)は、九州南部の宇治群島、黒島、諏訪之瀬島が本来の野生地であると分かったとか、日陰にとても良く映えるハラン(葉蘭)はむかしから大好きな植物です。

ハラン(葉蘭)には殺菌作用があるために折詰などに添えられたことから庭に植えられているのをよく見かけました。現在は代わりに緑色のプラスチックシートが使われることが多くなったのは彩と仕切りにも便利だったことも使われ続けた理由なのかも知れません。

また、伝統園芸植物としても好まれた斑入りハラン(斑入り葉蘭)も窒素分が多かったりすると斑が抜けてしまいことがあるので、斑が抜けた葉は取り除いておいた方が良いようです。

上の斑入りハラン(葉蘭)は、自宅で2005年11月1日に撮影したものです。

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ハラン(葉蘭)の特徴と育て方

ハラン(葉蘭)

ハラン(葉蘭)の花 2003年5月18日 撮影 栽培品

 
和名ハラン(葉蘭)
学名Aspidistra elatior
科名・属名キジカクシ科 ハラン属
分布中国原産と思われてきたようだが、「鹿児島大学の研究者により九州南部の宇治群島、黒島、諏訪之瀬島が本来の野生地であるという報告がなされている。」
花期4~5月
特徴

葉の高さが70~80cm位の多年草

花径4cm位のつぼ型で、よく見ないと花が咲いているのに気が付かないことが多い。

ハランは観葉植物、生け花にも使われ、寿司などの日本料理を飾るのにも使われています。

江戸時代に発展し、改良された伝統園芸植物でいろいろな斑入りが栽培されています。

育て方

水はけの良い半日陰地を好み繁殖はおもに株分によります。

特に斑入り種は日光に弱いので、強い日光には当てないようにします。

繁殖は株分け、種まき。耐寒性は強いが、耐暑性はやや弱い。

庭植の場合は腐葉土をすき込んで排水よく植えると良いようです。鉢植えでは草花用培養土あるいは赤玉土に腐葉土を混ぜ水はけをよくするために軽石を少量混ぜると良いでしょう。

植え替えは、3月、6月、9月に行い鉢底にゴロ石を入れ、マグアンプKを根に触れないように入れて植込みます。

水は乾き始めたらたっぷりやります。葉の傷んだものを切り取らないと病気のもとになるばかりでなく見苦しいので、切り取ります。


ハラン(葉蘭)のまとめ

ハラン(葉蘭)が好きで、長いこと庭に植えていましたが、宮城県にいた時は冬は寒さで葉が傷みました。春の風が吹くと葉擦れの音がするのをいつも聞いていてとても懐かしく感じました。

現在は少し遠い場所に植えてあるので、しばらくそんな音を聞いたことがないのを思い出しました。

風の音を伝えてくれる懐かしい音に心が安らぐような感じを楽しんで、ハラン(葉蘭)を植えているのかもしれません。

庭にあるととても落ち着く植物です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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