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プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)の育て方

プリムラ・ヒルスタ

プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)はピレネー、アルプスの標高2200~3600mの砂礫地に生えます。砂礫地などにはえている植物の方が、暖地では少し育て安いようです。

種を播いて5年以上花が咲き続けているプリムラ ヒルスタは、プリムラ・オーリキュラの親として使われているようです。

寒冷地で栽培した苗を購入して花を見たのですが、花後枯れてしまいました。とても素敵な花だったために、種から育てたところ毎年花が咲くようになりました。

上のプリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)は自宅で2011年4月4日に撮影した2008年1月に播種した苗からの花です。

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プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)の特徴と育て方

プリムラ・ヒルスタ

プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta) 2005年4月22日 撮影 栽培品

     
和名プリムラ・ヒルスタ
学名Primula hirsuta
科名・属名サクラソウ科 サクラソウ属
分布ピレネー、アルプス
花期
特徴

標高2200~3600mの砂礫地に生えます。

花はローズライラック、傘状に2~3花。花茎高2~10cm。

根際から生える葉は、卵形で 肉質のロゼット、黄粉質。葉柄があり、上部には鋸歯があります。

育て方

日向土、軽石、日光砂、硬質鹿沼土などの手に入るものの混合用土にマグァンプK を入れて植えます。

高山帯の砂礫地に生えるプリムラで、園芸品種の交配親として使われます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をし、春と秋は午前中の日に当て、梅雨からはポリカーボネートの波板の屋根下で、夏は寒冷紗をかけ涼しくなるようにしています。

棚の上に、人工芝を敷いて。、真夏の夕方の水やり時には、まわりにもたっぷりと水を撒き、空中湿度と夜間温度をできるだけ涼しくするようにしています。

最初は寒冷地で育てた苗を購入しましたが、枯れてしまったために、種から育てたところ関東地方の住宅地の猛暑にも耐えてくれ5年以上花を見ることができています。

プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)のまとめ

プリムラ・ヒルスタ

プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta) 2012年4月15日 撮影 栽培品

プリムラ・ヒルスタ

プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta) 2017年4月15日 撮影 栽培品

世界にはたくさんのプリムラがあり、自生地も様々ですが、砂地や岩場に生える高山植物の方が、流れのある湿原に生える高山植物よりは幾分育てやすいように思います。

それでも高山性のプリムラは育てるのが難しいのですが、種から育てた方がなじんでくれると感じています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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