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広告 春の花・山野草の育て方

クリンソウ(九輪草)の育て方|自生のクリンソウ

クリンソウ

クリンソウは湿地帯の植物で、ある程度の日当たりを好むので、乾燥の激しい住宅地の庭で育てるのは思うほどやさしくはありません。涼しい夏は何とか苗を持ち越すことが出来るのですが、猛暑日が続く年は数本残るくらいにまで減ってしまいます。

そのようなことから、昨年、大き目な蓮鉢を埋めていたところを、下に砂利を入れて埋め、日当たりを好む湿原植物を植え、そこにクリンソウも植えたところ元気なので、ずっとそこで育ってくれることを願っています。

上のクリンソウ(九輪草)は、自宅で2017年5月1日に撮影したものです。

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クリンソウ(九輪草)の特徴と育て方

クリンソウ

クリンソウ(九輪草) 2006年5月13日 撮影 栽培品

   
和名クリンソウ(九輪草)
学名Primula japonica
科名・属名サクラソウ科 サクラソウ属
分布北海道、本州、四国
花期5~6月
特徴

山地の湿気の多いところに生える多年草。

葉は大型で根ぎわに集まってつき、倒卵状長楕円形で長さ15~40cm、表面にしわが多い。

高さ40~80cmの花茎に紅紫色の花を2~5段輪状に多数つけます。花冠は直径2~2.5㎝。

育て方

庭植えは、排水のよい池の縁や、夏の暑い西日を避ける場所が良い。

池の縁や、適度の湿気のある場所に植えると、自然に繁殖をして群生をつくります。

鉢では細かめの山砂に赤玉土を多く加えた用土を用います。

肥料は、薄い液肥を月に2回ほど与えます。水はたっぷりやって、しかも水が停滞せず、適湿を保ち、多湿にならないようにします。

夏は半日陰に置き涼しくします。

クリンソウは涼しい沢の縁などに自生するので、乾燥には弱いし、猛暑日が続く関東地方の住宅地で栽培するには涼しくして、乾燥に気を付けることが大切です。

わが家は、鉢栽培をしていますが、猛暑が続くような時には枯れることもあります。

大き目な蓮鉢を庭に埋めていたのですが、鉢の下の方にゴロ石をたくさん入れ、庭土を入れ最後に桐生砂、軽石、硬質鹿沼土などを植え土にして、日光が好きは湿原の植物を植え場所として確保、クリンソウを植えたところ元気に育っています。

クリンソウ(九輪草)

クリンソウ(九輪草)

クリンソウ(九輪草) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原

クリンソウ(九輪草)

クリンソウ(九輪草) 2004年5月29日 撮影 日光植物園

クリンソウ(九輪草)

クリンソウ(九輪草) 2007年5月28日 撮影 日光中善寺湖畔

その他、千手が浜にはクリンソウが群生しています。

クリンソウ(九輪草)のまとめ

クリンソウ(九輪草)

クリンソウ(九輪草) 2005年5月1日 撮影 栽培品

クリンソウは、湿気の多いところに生える多年草ですから、そのことを考えて育てることが大切です。条件が合いさえすれば、千手が浜のクリンソウのように見事な花を見せてくれます。

個人の家ではそれほどたくさん植える場所がないと思いますが、数十本でも元気に育てば、長いこと花が見られるとても素敵な花です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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