
斑入りのアマドコロはナルコユリと呼ばれて生け花でよく使っていたし、ナルコユリの名前で購入しましたが、茎に稜があることからアマドコロだと思いました。
アマドコロとナルコユリはよく似ていて紛らわしようです。私はナルコユリは見たことがありません。
オオアマドコロは霧ケ峰高原で初めて出会いましたが、その大きさにびっくりしました。その後、裏磐梯の五色沼付近で出会い、釧路湿原でも見ることが出来ました。
上のアマドコロ(甘野老)は、自宅で2018年4月13日に撮影したものです。
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アマドコロ(甘野老)の特徴と育て方

アマドコロ(甘野老)(白虎) 2018年4月24日 撮影 栽培品
| 和名 | アマドコロ(甘野老) |
| 別名 | イズイ |
| 学名 | Polygonatum odoratum var. pluriflorum |
| 科名・属名 | キジカクシ科 アマドコロ属 |
| 分布 | 日本全土、朝鮮半島、中国の山地、原野 |
| 花期 | 4~5月 |
| 特徴 | 茎は高さ30~60cm、稜が目立ちます。 葉は長楕円形で長さ5~10cm、裏面は粉白色を帯び、葉腋から花柄を下垂し、白色で先端が緑色を帯びた長さ1.5~2cmの筒型の花をつけます。 液果は球形で直径約1cm、黒紫色に熟します。 和名のアマドコロは、トコロに似て地下茎が甘いことによります。 山野の草地などに生える多年草で、土壌の肥沃な湿った場所に多い。 |
| 育て方 | 寒さに強く、地上部は枯れ、太い根茎で冬を越します。 直射日光の当たらない明るい日陰が適しています。地植えは腐葉土などの腐植質を混ぜておくとよいでしょう。 植付けは10~11月または3月の発芽前に行います。 鉢栽培では、割に軽い、砂のような土に腐葉土を混ぜ、3~4月頃に6~7号鉢に5~10芽くらい植えます。 これは斑入り種だが、ナルコユリの名前で販売しているところが多く、この苗もナルコユリと名前がついていました。 茎が丸いのが、ナルコユリで稜があるのがアマドコロです。 |

アマドコロ(甘野老) 2004年5月2日 撮影 栽培品
斑入りアマドコロ(白虎)、(白縞斑)

斑入りアマドコロ(白虎) 2017年5月8日 撮影 栽培品

斑入りアマドコロ(白縞斑) 2017年5月3日 撮影 栽培品
霧ヶ峰高原のアマドコロ(甘野老)

アマドコロ(甘野老) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
オオアマドコロ(大甘野老)

オオアマドコロ(大甘野老) 2008年6月23日 撮影 釧路湿原

オオアマドコロ(大甘野老) 2005年6月18日 撮影 裏磐梯五色沼

オオアマドコロ(大甘野老) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
| 和名 | オオアマドコロ(大甘野老) |
| 学名 | Geranium carolinianum var. maximowiczii |
| 科名・属名 | ユリ科 アマドコロ属 |
| 分布 | 北海道、本州(北部) |
| 花期 | 5~9月 |
| 特徴 | オオアマドコロ(大甘野老)は、山地の林下のやや暗いところに生える多年性の野草です。 アマドコロより大型で、茎は高さ0.6~1mに達します。 茎はやや角張り、弓なりに伸び、茎に稜角があるのが特徴です。 葉はやや広く大きく、長さ10~20cm、裏面脈状に微細な突起があります。 花は長さ2~2.5㎝。 |
上の写真はオオアマドコロだとずっと思いんでいたので、この記事を書いている時点で茎に稜があるかないか確かめるすべもないことから、迷い始めています。
オオナルコユリである可能性も考えて見ていただきたいと思います。
アマドコロ(甘野老)と(Geranium sanguineum f.nanum)、オオアマドコロ(大甘野老)
アマドコロ(甘野老)はこの家を建てた当時(20数年前)から同じ場所に植えてあり、植え替えもしませんが元気にしています。家の西側の塀との間のとても狭い場所ですが、その場所を生きる場所に決めたように毎年芽が出て花が咲いて楽しませてくれます。
家にある植物は触って確かめることが出来るので、稜があることからアマドコロに間違いがないと思います。
オオアマドコロは山歩きをしていて出会ったものですが、その大きさには驚きました。山菜として食べるようですが、私は芽出しの頃の山菜やキノコ類は区別がつかないので採取したことも食べたこともありません。
