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マツバギク(松葉菊)の育て方

マツバギク

マツバギク(松葉菊)は、南アフリカ原産の多肉植物で、春から夏にかけ長期間開花を繰り返すので庭の彩になります。

わが家は殖え広がらない花の小さなタイプを植えているので、山野草の庭にもマッチしています。

上のマツバギク(松葉菊)は自宅で2019年5月29日に撮影したものです。

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マツバギク(松葉菊)の特徴と育て方

   
和名マツバギク(松葉菊)
学名Lampranthus spectabilis
科名・属名ツルナ(ハマミズナ)科 マツバギク属
分布南アフリカ
花期主に4月~6月
特徴

葉は多肉質で茎を這わせる多年草です。

花は春から夏にかけ長期間開花を繰り返します。

花は花弁が赤紫色で、やや光沢があり日中だけ開いて夜は閉じます。

高温や乾燥に非常に強い。

茎は木質化し、地上を横に這い、先端が立ち上がります。

茎は根本でよく分枝して、まばらなクッション状の群落になります。

節があって、葉を対生し、断面がやや三角になった棒状。

花は一見キクに似ていて、花弁は細いものが多数並びます。

葉の形状や名前が似ているところからマツバボタンと混同されることがあるが、こちらはスベリヒユ科の植物で縁はありません。

育て方

やや寒さに弱い性質があるが、乾燥に強く、やせ地でもよく育ち、横に這うように広がっていくので地面を覆うグランドカバーにも適しています。

植え替えは2年に1回を目安に行うか、根詰まりしたら行う。時期は春の4月から5月頃か秋の9月中旬から10月中旬頃に行うのがよい。

多湿を嫌うようなので、普通の用土にパーライトや川砂を1ぐらい混ぜるか、赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1ぐらいでよい。

水は鉢土の表面が乾けば与えます。乾燥には強く、やや多湿を嫌うようだが、多肉植物ほど多湿に弱くないので、鉢土の表面が乾いていれば与えてもよい。

庭植えでは特に必要ありませんが、あまりにも雨が降らないようなら与えます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

肥料は多くは必要ないが春と秋に緩効性の化成肥料などを与えるだけでも良い。

殖やすのは挿し芽がよく、9~10月が適期ですが、春から秋の高温期なら挿し芽を行うことが出来ます。5~6㎝切り、2㎝くらい用土にさして日陰に置くと1ヶ月くらいで根が付きますので、上を詰めて脇芽を出させるようにするとこんもりと育ちます。

マツバギク(松葉菊)まとめ

マツバギク

マツバギク(松葉菊) 2011年5月31日 撮影 栽培品

山野草を育てていると夏に花が少なくなるので、夏の彩に小さな華やかな花が沢山咲くのが魅力です。園芸品種が多く属名の異なるデロスペルマ属(Delosperma cooperi)は耐寒性マツバギクと呼ばれているようですので、購入するときには好みのものを選ぶ必要がありそうです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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