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アケボノフウロ、ゲラニウム・オリエンタリチベチカムの育て方|帰化植物のアメリカフウロの特徴

アケボノフウロ

アケボノフウロはコーカサスを中心に自生する原種をもとにした品種群のサンギネウム系、流通名アケボノフウロはこんもりと仕上がり、花色もきれいなことからロックガーデン植えに適しているようです。

種をいただいて育てたのですが、下の写真のように2種類の花色が咲きました。どちらも素敵な色で、こんな時は種からの栽培の楽しさが倍増します。

ゲラニウム オリエンタリチベチカム(Geranium orientalitibeticum)はネット通販を利用して購入したとても素敵な花ですが、ネット検索しても詳しい情報を得ることが出来ません。

ロックガーデン植えにして、数年間きれいな花が咲いていたのですが、いつの間にか消えてしまいました。山野草を売っている方から栽培農園は毎年異なった花を育てているから古いものは大切にした方が良いと言われたことがありますので、淘汰されたのかもしれません。

同じ仲間で帰化植物になっているアメリカフウロの写真も載せています。

上のアケボノフウロ(Geranium sanguineum f.nanum)は、自宅で2007年5月3日に撮影したものです。

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アケボノフウロ(Geranium sanguineum f.nanum)の特徴と育て方

アケボノフウロ

アケボノフウロ(Geranium sanguineum f.nanum) 2005年5月1日 撮影 栽培品

和名アケボノフウロ
別名ゲラニウム サングイネウム
学名Geranium sanguineum f.nanum
科名・属名フウロソウ科 フウロソウ属
分布欧州~コーカサス原産
花期4~7月
特徴

コーカサスを中心に自生する原種をもとにした品種群をサンギネウム系と呼び、流通名はアケボノフウロとも言われています。

赤紫~桃色で濃色の脈が目立つ可憐な感じのする花。草丈は40cm前後まで伸び、葉は腎臓形で、ほとんど基部まで7裂します。

こんもりとしたやわらかなドーム状の草姿になり沢山の花を一面につけます。

欧米ではもちろん日本でも古くから栽培される有名な品種です。

育て方

性質は強健で、根張りがよいので鉢植えでは毎年、芽が出る直前の2月から3月上旬に植え替えます。

軽石、硬質鹿沼土(または日向土)、桐生砂(または赤玉土)の各小粒を等量の混合用土を使います。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

水は秋から春は朝に、夏は夕方に鉢のまわりにもたっぷりやり、夜間温度を下げるように工夫します。

繁殖は植え替えの時の株分けか秋に種を播きます。

鉢植えにもロックガーデンにも適します。最初は鉢で育てていたが、現在は午前中日が当たるロックガーデン植えにしています。

梅雨と夏の暑さには弱いので、風通しが良い場所で育てます。


ゲラニウム・オリエンタリチベチカム(Geranium orientalitibeticum)の特徴と育て方

ゲラニウム・オリエンタリチベチカム

ゲラニウム・オリエンタリチベチカム(Geranium orientalitibeticum)  2005年6月7日 撮影 栽培品

和名ゲラニウム・オリエンタリチベチカム
学名Geranium orientalitibeticum
科名・属名フウロソウ科 フウロソウ属
分布中国、チベット
花期6~7月
特徴

草丈20cm位の宿根草、冬期地上部は枯れます。

ネット検索しても原種なのか園芸品種なのかも分かりません。2005年当時はネットで購入できたのですが、現在はほとんど情報がないということはあまり栽培している人がいないのかもしれません

綺麗なピンクで、芯が白い美しい花でしたが、栽培している方が少ないということは、育てにくかったのではないかと勝手に想像しています。

育て方

耐寒性は強いが、耐暑性がやや弱く半日陰がよい。

軽石、硬質鹿沼土(または日向土)、桐生砂(または赤玉土)の各小粒を等量の混合用土を使います。

繁殖は植え替えの時の株分けか秋に種を播きます。

ネットで購入しましたが、寒さには強く、暑さには弱いというくらいで詳しいことが分からないままにロックガーデンで育てていました。

数年は花が咲いていましたが、株が弱って数年で枯れてしまいました。

アメリカフウロ(アメリカ風露)の特徴

アメリカフウロ

アメリカフウロ(アメリカ風露)  2003年5月3日 撮影 花之江の郷

和名アメリカフウロ(アメリカ風露)
学名Geranium carolinianum
科名・属名フウロソウ科 フウロソウ属
分布北アメリカ原産の帰化植物
花期5~9月
特徴

花径1cm位、淡紅白色、高さ10~40cm。

北米原産の1年草の帰化植物で、昭和初期に渡来し、本州、四国、九州に雑草化しています。

ゲンノショウコに比べて茎の毛が細かく、葉はほとんど基部まで5~7裂します。

アメリカフウロの種子には網目状の隆起した模様があるのが特徴。よく似たものに欧州原産のチゴフウロがあります。


アケボノフウロ(Geranium sanguineum f.nanum)、ゲラニウム・オリエンタリチベチカム(Geranium orientalitibeticum)、アメリカフウロまとめ

アケボノフウロ

アケボノフウロ(Geranium sanguineum f.nanum)  2015年5月24日 撮影 栽培品

ゲラニウム・オリエンタリチベチカム

ゲラニウム・オリエンタリチベチカム(Geranium orientalitibeticum)  2004年5月18日 撮影 栽培品

アケボノフウロ(Geranium sanguineum f.nanum)は種をいただいて、種から育てたところ上の写真のように異なった花色の花が咲きました。種から育てることは大変ですが、このようなうれしい事もあります。

購入苗であってもすっかり同じということはなく、少しは花付が良かったり、色の濃淡などがあるので、種からの栽培苗は選別できるのが利点です。

フウロソウは日本に自生しているものでもたくさんあり、国内外のGeranium を好んで育てている方もいるようです。ゲラニウム・オリエンタリチベチカム(Geranium orientalitibeticum)も園芸品種のような素敵な花ですが、詳しいことは分かりませんでした。

帰化植物のアメリカフウロをはじめ、ここには海外のゲラニウムの仲間を載せています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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