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キンロバイ(金露梅)の育て方

キンロバイ

キンロバイ(金露梅)は、北半球の亜寒帯や高山地帯、日本では北海道、本州中部以北の高山に自生する、バラ科 キンロバイ属の低木です。

早池峰山に登った時に頂上にキンロバイが咲いているのを見てびっくりしました。高山植物とは知らずに、挿し木苗で育てていたからです。

仲間のハクロバイ(ギンロバイ)は本州(赤沢山、南アルプス、大台ヶ原)、四国(剣山)埼玉県赤沢山、南ア、剣山、石立山、大台ヶ 原山などの高山帯に自生しているようです。

上のキンロバイ(金露梅)は、自宅で2015年6月26日に撮影した花です。

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キンロバイ(金露梅)の特徴と育て方

キンロバイ

キンロバイ(金露梅) 2014年6月5日 撮影 栽培品


           
和名キンロバイ(金露梅)
学名Potentilla fruticosa var.rigida
科名・属名バラ科 キンロバイ属
分布北半球の亜寒帯や高山地帯、日本では北海道、本州中部以北の高山
花期7~8月
特徴

亜高山帯~高山帯の岩場に生える落葉低木。高さ30~100cm。

葉寒冷地や高山に生えるが、丈夫で、東京付近では露地栽培ができます。

花は黄色、直径2~2.5cm、上部の葉腋に1~3個の5弁花が単生します。

小葉は長楕円形、長さ8~20㎜、葉面とふちに汚褐色の絹毛があります。

育て方

日当たりと風通しのよいところで、水はけがよく、しかも乾燥しない場所を好みます。

高山植物なので太平洋側は冬の乾燥に注意し、夏の高温多湿も注意が必要で肥料はやり過ぎないようにします。

鉢植えは、軽石、桐生砂、硬質鹿沼土に腐葉土を混ぜて、水はけがよく、水持ち良く植えつけます。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

キンロバイはロックガーデンに20年以上植えているが、太平洋側の関東地方の過酷な環境なので、大株にはならないが、毎年花を見せてくれてロックガーデンの彩になっています。

ハクロバイは今年苗を植えたばかりなので、今後の成長が楽しみだが、黄色と白花の花がロックガーデンの彩になっています。

キンロバイ(金露梅)まとめ

キンロバイ

キンロバイ(金露梅) 2003年6月3日 撮影 栽培品


小さな葉が密生し、よく枝分かれして、花が株全体に散らばるように咲くその姿が園芸愛好家に好まれ、盆栽や庭植えなどにして栽培されています。

私は、園芸を始めたころにその可憐な姿が素敵だったので、枝をいただいて挿し芽をして育てていました。

そのころに、東北の早池峰山に登りましたら、頂上に広がってキンロバイが咲いているのに出会い、初めて高山植物であることがわかり驚きました。

何の気なしに家で育てていた花が、岩場のあまり樹木がない所にとてもきれいに咲いているのを見て感激してしまいました。

しかし、その苗が大きくなった頃に虫が根元に入り枯れてしまいました。

その後、叔父が挿し木ししていたのをいただき、今のロックガーデンを飾っています。

ただ、美しい花があることでも嬉しいのですが、そのようなルーツを知ることにより、育てている庭の木たちへの愛情は倍増します。

夏の暑さに強いと言っても高山の低木だと言う事を忘れることがないような管理は必要だと思っています。

そのような思い出のある、キンロバイは我が家のロックガーデンの主のような存在になっています。

かなり長いこと育ててるので、枯れても大丈夫なように挿し木をして準備しておかなけれなならないと思っているこの頃です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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