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広告 夏の花・山野草の育て方

イワオモダカ、イワダレヒトツバ、ビロードシダの育て方|仲間のノキシノブの特徴

イワオモダカ

イワオモダカは、ウラボシ科・ヒトツバ属で、北海道~九州の山地の深山幽谷の岩や樹上に着生する常緑のシダです。

仲間のイワダレヒトツバは関東~九州の山地の岩上にまれに着生する小型のシダです。冬に軒下などで管理すれば、丈夫なシダで根がつまるのでこまめに植え替えます。

ビロードシダは栽培が難しいようですが、我が家は草物盆栽に石を入れてその上に植えていますがあまり殖えません。

上のイワオモダカは、2017年6月13日に自宅で撮影した栽培品です。

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イワオモダカ(三笠山)の特徴と育て方

         
和名イワオモダカ
学名Pyrrosia hastata
科名・属名ウラボシ科 ヒトツバ属
分布北海道~九州
花期
特徴と育て方

山地の深山幽谷の岩や樹上に着生します。

小ぶりで根茎が短く葉を束生させるので鉢植えに向きます。

草姿が株立ち形なので、水はけの良い中深鉢が向きます。

変化種は寒さに弱いので、冬場はフレームに取り込みます。

根詰まりをおこしやすいの、2~3年に1度は必ず植え替えます。

植え付け用土は桐生砂、5、硬質赤玉土2、軽石3の混合用土を基本に使います。

植え替えは春の芽出し前に行いますが、新芽の出る株に気を付けながら、古い土を払い、古根を取り除きながら古くなった根茎も折り取ります。

ヒトツバの仲間は空気に触れたがるので、排水良くざっくりと植えます。

明るい日陰で管理し、冬は軒下でほごします。

イワダレヒトツバの特徴と育て方

イワダレヒトツバ

イワダレヒトツバ 2017年7月27日 撮影 栽培品

         
和名イワダレヒトツバ
学名Pyrrosia davidii
科名・属名ウラボシ科 ヒトツバ属
分布関東~九州
花期
特徴と育て方

山地の岩上にまれに着生する小型のシダで、冬は葉を巻いて冬眠しますします。

ミズゴケを植材とした各種の吊り物や石付け、木付け、鉢植えなどいずれにも適応します。

栽培方法は上のイワオモダカと同じように管理します。

繁殖力が強いので、鉢植えの場合はこまめに植え替えます。

ビロードシダの特徴と育て方

ビロードシダ

ビロードシダ 2017年7月27日 撮影 栽培品

         
和名ビロードシダ
学名Pyrrosia linearifolia
科名・属名ウラボシ科 ヒトツバ属
分布北海道から九州(南部を除く)、沖縄
花期
特徴と育て方

根茎が長く横走して、岩上やまれに樹幹に着生する常緑の小型のシダです。

育てるのは難しいということですが、我が家は草物盆栽に石を入れてその上に植えていますがあまり殖えません。

ノキシノブの特徴

ノキシノブ

ノキシノブ 2005年10月12日 名草


         
和名ノキシノブ
学名Lepisorus thunbergianus
科名・属名ウラボシ科 ノキシノブ属
分布北海道南部以南の日本各地、朝鮮、中国、台湾、フィリピン
花期胞子で増えるので、花は咲ない
特徴

山地の樹上や岩上やわらぶき屋根などに生える多年草。

長期間乾燥すると葉は内側に巻いて細くなってよれてしまうのは、乾燥への対応です。

葉は長さ12~30cmで、先端側へも基部へ向かっても細くなります。

樹幹にしろ、崖にしろ、降雨時にはたっぷりと水を吸い、湿っているわずかな期間だけに光合成を行い、後はひたすら堪え忍ぶということから付いた名前のようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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-夏の花・山野草の育て方