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広告 早春の花・山野草の育て方

プリムラ・エラティオール(Primula elatior)の育て方

プリムラ。エラティオール(Primula elatior)はセイタカセイヨウサクラソウと日本名でと呼ばれれているとか、英訳の日本語なのでしょうか。海外のサイトを和訳したらこのように書いてありました。

このプリムラは森林地帯に自生しているようですが、とても素敵な立ち姿で、始めて見た時から好きな花のひとつになっていますが、原種のプリムラの中ではかなり育てやすい品種ではないかと思います。

わが家は庭に植えたわけではないのですが、植え替え用土を捨てたのか、木陰に黄色い花が咲いていたので、よく見たらプリムラ・エラティオール(Primula elatior)だったのにはびっくりしました。

上のプリムラ・エラティオール(Primula elatior)は、自宅で2019年4月7日に撮影したものです。

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プリムラ・エラティオール(Primula elatior)の特徴と育て方

プリムラ・エラティオール

プリムラ・エラティオール(Primula elatior) 2006年3月31日 撮影  栽培品(種から)

 
和名プリムラ・エラティオール
別名セイタカセイヨウサクラソウ
学名Primula elatior
科名・属名サクラソウ科 サクラソウ属
分布ヨーロッパから西アジア
花期
特徴

森林地帯に自生し、草地や明るい林内に生えます。

花は硫黄色で、花径2~3cm、下向きに咲きます。ロゼット状の葉は細い楕円形で、先端が丸く、不規則な鋭い歯があります。

花茎は高さ10~30cm、傘状に片方に偏った花房に咲きます。

育て方

軽石砂、桐生砂、日光砂など手に入るものに硬質鹿沼土を主にした混合用土に植えました。

森林地帯に自生しているので春は日当たりその後は日陰でよく、夏場はなるべく涼しい環境で管理します。

水分は十分に与えますが、夏はむれやすので少な目にし、夕方に鉢のまわりにもたっぷりやり、夜間温度を下げるように工夫します。

プリムラ類はコナジラミが付きやすいので注意して薬剤散布をします。植え土にオルトラン粒剤をまぜると効果があるようです。

高山性のプリムラなので、新しい用土で花後毎年植え替え、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

肥料は植え替え時にマグアンプKを根に触れないように入れて、夏を除いて液肥を施します。

晩秋になると一旦葉は枯れますが、耐寒性が強いので戸外で越冬できます。

プリムラ・エラティオールは庭の木陰で植え替えなしで育っているので、かなり丈夫な品種だと思われます。

種から育てたプリムラ・エラティオール(Primula elatior)

プリムラ・エラチオール

プリムラ・エラティオール(Primula elatior) 2007年3月26日 撮影  栽培品(種から)

プリムラ・エラティオール(Primula elatior) 2008年4月2日 撮影  栽培品(種から)

プリムラ・エラティオールの種を播いた時期はたくさんのプリムラの種を播いていたので、苗が育ち花が咲くとめまぐるしく花が咲いた苗の写真を写していた時期です。

プリムラ・エラティオールは他のプリムラが持っていないような優しい雰囲気を持つ花で、淡いイエローがとっても素敵でした。

この時は、エラティオールが10年以上も元気に育ってくれる花であるとは思いませんでした。優しい色合いと立ち姿が弱々しく見えたためかもしれません。

海外のプリムラの種をたくさん播きましたが、ほとんどの花の詳しい情報は得られないまま育てることになったのですから、試行錯誤というほかはありませんでした。

種が簡単に入手できたために播きましたが、数年間で枯れたものもあります。しかし生涯見ることのないだろうと思う花と出会えた喜びはたとえようもないものでした。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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