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早春の花・山野草の育て方

フキタンポポの育て方

フキタンポポ

ヨーロッパ、北アフリカ、インド、中国、シベリアに自生するフキタンポポは、フクジュソウと同じ時期に咲くことから、減ってしまったフクジュソウの代わりにお正月の花として出回るようになりました。

種から育てると花が咲くまでに7年以上もかかるフクジュソウに、比べて種から栽培しやすいことがその理由のようで、安価に購入できるのも魅力です。

名前にもついているように、タンポポのような綿毛を飛ばして殖えますが、自生地から見ても日本の高温多湿の対策は必要です。

上のフキタンポポは、自宅で2005年12月31日に撮影したものです。

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フキタンポポの特徴と育て方

フキタンポポ

フキタンポポ 2003年1月15日 撮影 栽培品

 
和名フキタンポポ
別名カントウ
学名Tussilago farfara
科名・属名キク科 カントウ属
分布ヨーロッパ、北アフリカ、インド、中国、シベリア
花期室内では12月から、庭では2月頃から咲き始める。
特徴

花径3cm内外の頭花をつける多年草。

地下茎を伸ばして広がり、その節から小葉を持った花茎が立ち上がります。

花の終りは、タンポポのような綿毛になり、タネをつけて飛んでいきます。

花が終わった後に大きな葉を展開します。

育て方

丈夫で、日当たりの良いところならよく育つ。

高温を嫌うので夏は涼しい環境にすることが大切。

花が終わると地下茎が出て来るので、一本ずつ分けて地植えにするか鉢に植えます。

肥料は堆肥や化成肥料を施すが窒素過多だと芽が大きくなり柔軟になり耐暑性がなくなります。

種から殖やすときは採り播きにします。

フキタンポポまとめ

フキタンポポ

フキタンポポ 2003年1月14日 撮影 栽培品

フキタンポポ

フキタンポポ 2005年1月16日 撮影 栽培品

フキタンポポは、日本へは明治時代に渡来してきた一属一種の山野草で、花はタンポポに、葉がフキに似ていることから、植物学者牧野富太郎博士がこの名前を付けたと言われています。

私も可憐な花に見とれて、1鉢購入して来て、その年は鉢で花を見て、次の年に地植えにしました。そのまま数年は早春の庭で花を見せてくれましたが、いつの間にか消えてしまいました。

丈夫な花ということですが、庭植えでも植え替えは必要なようですし、種からも殖えていましたが、庭の植物を頻繁に植え替えていた時期でしたので、掘りあげてしまったか、暑さに負けてしまったかどちらかで、あまり覚えていないということは管理不行き届きでした。

現在は庭植にも少しは気を配るようにしていますが、鉢植えの植え替えに時間を取られて、余った苗をロックガーデンに植えていた時期でした。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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