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広告 早春の花・山野草の育て方

イヌノフグリ(犬の陰嚢)の育て方|オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)との違い

イヌノフグリ

帰化植物のオオイヌノフグリは春はどこに行っても星をちりばめたあように陽の光を浴びて咲いていますが、イヌノフグリは見かけることが無くなりました。

オオイヌノフグリほど目立つ植物ではありませんが、雑草として扱われていた在来種のイヌノフグリがわずかに山間地で残っている程度に減ってしまったのを寂しく感じます。

私が子供のころからイヌノフグリだと思っていたのは、オオイヌノフグリでした。

この苗は、植物を調べていたMasaさんが送ってくれたもので、我が家の庭に自生しています。

上のイヌノフグリ(犬の陰嚢)は、自宅で2007年2月28日に撮影下Masaさんより送っていただいたものです。

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イヌノフグリ(犬の陰嚢)の特徴と育て方

イヌノフグリ

イヌノフグリ(犬の陰嚢) 2007年2月28日 撮影  栽培品(Masaさんより)

 
和名イヌノフグリ(犬の陰嚢)
学名Veronica didyma var.lilacina
科名・属名オオバコ科 クワガタソウ属
分布本州、四国、九州、沖縄
花期3~4月
特徴

帰化植物のオオイヌノフグリはいたるところで見られるが、イヌノフグリはあまり見られなくなっているようです。

山間部などに行くと畑や道端、石垣の間などに見られる2年草。

茎は下部で枝分かれして、横に広がります。

葉は茎の下部では対生、上部では互生し長さ幅とも0.6~1cmの欄円形で8個の鋸歯があります。

上部の葉腋から長さ約1cmの花柄を出して淡紅白色に紅紫色のすじのある小さな花を1個つけます。

イヌノフグリは中部地方以西に多かったとのことですので雑草のようなイヌノフグリを私はあまり見ていなかったのかもしれませんが、帰化植物のオオイヌノフグリが入ってきてからに負けて見られなくなったということで、イヌノフグリはどこにでも咲いていたのでしょうか。

育て方

自生地の様子から日光に当てて育てればよいと思う。

用土は軽いもののほうが良いと思うが、2年草なので、種を播けば好きなところに芽生えてくれるのではないかと期待しています。

オオイヌノフグリはどこにでも見られるが、イヌノフグリの花があまりにも小さなことから、もし生えていても見逃してしまうのではないかと思わされました。

野草の生態を調べておられたMasaさんがわざわざ送って下さいました。

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)の特徴

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) 2005年3月8日 撮影  星野

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) 2003年3月23日 撮影  三毳山東口

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) 2004年11月23日 撮影  磯山遺跡

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) 2004年11月23日 撮影  磯山遺跡

 
和名オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
学名Veronica persica
科名・属名オオバコ科 クワガタソウ属
分布日本各地、 ユーラシア、アフリカ原産の帰化植物
花期3~5月
特徴

茎はよく分枝して横に広がります。

葉は茎の下部で対生、上部で互生し、長さ0.7~1.8cm、幅0.6~1.5cmの卵状広楕円形で8~16個の鋸歯があります。

茎は下部で枝分かれして、横に広がります。

葉は茎の下部では対生、上部では互生し長さ幅とも0.6~1cmの欄円形で8個の鋸歯があります。

茎の上部の葉腋から長さ1~2cmの花柄を出して瑠璃色の花を1個つけ、花は直径0.8~1cmで日が当たっているときだけ開きます。

花冠は4裂し、上部の裂片がやや大きく色も濃い。雄蕊は2個。

蒴果は長さ約4㎜幅6~7㎜で平たくふちにだけ長い毛があります。

明治初期に渡来し、全国の野原や道ばたで見られます。

果実が犬のふぐりに似ているのが名前の由来。

野にちりばめられた星のようなオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)

 

オオイヌノフグリは早春の野原などどこでも見られますが、青い星をちりばめたような群生に出会うと息をのむような美しさがあります。

イヌノフグリはあまり記憶にありませんが、オオイヌノフグリの青い星をちりばめたような群生に、また1個の花の懸命に咲く生の力に何度も心を慰められてきたように思います。

育てなくとも、ちょっと野原に出ただけで見られるオオイヌノフグリは私の大好きな花です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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