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広告 早春の花・山野草の育て方

イカリソウ、エピメディウム・ベルシコロルの育て方|高尾山のイカリソウ

イカリソウは30数年間育てていますが、花色がいろいろあって春の庭を飾ってくれる育て易い植物なので季節の花として我が家になくてはならない花になっています。

そのようなことから、新しい品種を増やすことなく長いこと育てていましたが、可憐な交配種が数多く販売されているのを知り、少し購入して育て始めています。

高尾山に登った折、野生のイカリソウを始めて見る機会があり、野生種にも色の違いがあることを知りました。下に高尾山で写したイカリソウを載せています。

上のイカリソウ(錨草)は、自宅で2019年4月13日に撮影したものです。

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イカリソウ(錨草)の特徴と育て方と多様な花色

イカリソウ(楊貴妃)交配種 2017年5月3日撮影  栽培品

イカリソウ(白花)

イカリソウ(白花) 2019年4月17日撮影  栽培品

 
和名イカリソウ(錨草)
学名Epimedium grandiforum var. thunbergianum
科名・属名メギ科 イカリソウ属
分布北海道(渡島半島)、本州、四国、九州
花期4~6月
特徴

主に太平洋側の山地に生える高さ20~40cmの多年草。

葉は2~3回3出複葉、小葉は長さ3~8cm、ゆがんだ卵形で基部は心形、ふちに刺毛があります。

花は直径約2cmで花弁は4個、紅紫色~白色、基部に長さ1.5~2cmの距があります。

和名は船を留める錨に似ていることから付けられました。

園芸品種も多く、魅力的な山野草です。

育て方

腐葉土質を好むので、赤玉土に腐葉土を2~3割混用します。

半日陰の植物だが、早春から梅雨期まで日に当てると、丈が低くなり花付きが良くなります。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥をやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

植え替えは、2~3年ごとに必ず行いたい。この時株分けをします。適期は9~10月。

路地植えの場合も、これを励行しないと草勢が衰えます。

数十年前にいただいた時は名前がついていたのですが、ラベル落ちしてしまい分からなくなってしまいました。

最近購入した交配種の(楊貴妃)以外は半日陰の庭に植えていますが、とても育てやすい植物です。

エピメディウム・ベルシコロル 'スルフレウム'Epimedium ×versicolor 'Sulphureum'の育て方

エピメディウム・ベルシコロル ’スルフレウム'

エピメディウム・ベルシコロル 'スルフレウム'Epimedium ×versicolor 'Sulphureum' 2007年4月11日 撮影  栽培品

 
和名イカリソウ(E. grandiflorum)とピンナタム(E. pinnatum subsp. colchicum)の交雑種
学名Epimedium ×versicolor 'Sulphureum'
科名・属名メギ科 イカリソウ属
分布イカリソウ(E. grandiflorum)とピンナタム(E. pinnatum subsp. colchicum)の交雑種。E. pinnatum subsp. colchicu はアルメニア、アゼルバイジャン、イラン、トルコ原産
花期4~6月
特徴

常緑の心形の葉を持ち、よく見かけるイカリソウに比べて、茎も葉も硬いように思う。

かなり丈夫で条件のあまり良くない場所に地植えにしているがかなり殖えています。

日本のイカリソウE.. grandiflorumと、エピメディウム・ピンナタム・コルキクムE.. pinnatum subsp. colchicumの庭園交雑種だということで、「エピメディウム・ベルシコロル「スルフレウム」であることをイカリソウを100種も栽培しているという「イカリソウのブログ」のブログを管理している「つぶらさん」に教えていただきました

イカリソウ(錨草)の花とまとめ

イカリソウ

イカリソウ(錨草) 2004年4月10日撮影  栽培品

イカリソウ

イカリソウ(錨草) 2005年4月7日撮影  栽培品

イカリソウ(夕映え) 2005年4月11日撮影  栽培品

わが家のイカリソウは購入したばかりの交配種の「楊貴妃」以外はすべて庭植になっていますが、とても元気で花付きも良く、40数年の持ち越し株です。

長いこと庭に咲いているので、あまり気にもしていませんでしたが、これらはいただいた時には名前がついていたような気がしています。

現在は庭園交雑種である黄色の花が咲く常緑の、エピメディウム・ベルシコロル 'スルフレウム'Epimedium ×versicolor 'Sulphureum' も加わってさまざまな色のイカリソウが庭を彩ってくれています。

丈夫できれいな花でいうことなしの山野草で、毎年春の庭を彩ってくれます。何度か植え替えましたがかなり大株になっていますが、それほど草丈もないため、狭い庭でも栽培可能なのが嬉しい植物です。

わが家の庭に咲いているイカリソウは名前が分かりませんが、2年ほど前に「楊貴妃」を購入しましたので、株が殖えたら庭植にもしたいと思っています。上の写真のように小さな花ですがとても魅力的な花です。

20年近く前になりますが、高尾山に登った時にたくさんのイカリソウに出会いましたが、花色にはかなり個体差があったようです。


高尾山で写したイカリソウ

イカリソウ(錨草)

イカリソウ(錨草) 2003年4月19日 撮影  高尾山

イカリソウ(錨草)

イカリソウ(錨草) 2003年4月19日 撮影  高尾山

イカリソウ(錨草)

イカリソウ(錨草) 2003年4月19日 撮影  高尾山

イカリソウを山で見たのは高尾山だけです。野山の花との出会いは花時が大きく作用していると思いますので、高山帯の花を別にするとその花の咲く時期に行くなど、こちらの心構えが大きく作用します。

高尾山は花の種類の多い山であることから人気があるようですが、この時は様々な花を偶然に見ることができました。

イカリソウはその時点でも幾種類かの色の花を育てていましたが、山の花でも色合いが違っていて、個体差のある花だということが分かりました。

しかしここに掲載しているくらいの花でしたが、自生地が違うところではもっと異なった花も見ることができるのでしょうか。

わが家で栽培しているイカリソウはいただきものだったのですが、ラベル落ちをしていて花の名前がついていたような気もしますが、はっきりと覚えていません。

いつ頃から、交配種がつくられるようになったのかはわかりませんが、現在はかなり多くの交配種があるようで、とてもきれいな花を販売しているのを見かけます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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