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広告 早春の花・山野草の育て方

ヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger) 、ヘレボルス・バラリア(ニゲル x ステルニー)の育て方

230224_0491 ヘレボルス・ニゲル 2月24日撮影

原生地は日本のように梅雨もありませんし、年間を通して平均的な降水量で、全般的にに日本より雨が少ない冷涼な気温のようなので夏は木陰などで育てた方が良いようです。

クリスマスローズと呼ばれる花は数多くなりますので、レンテンローズ(Helleborus orientalis)以外のニゲル系の品種を載せています。

ヘレボルス・ニゲル-Helleborus nigerは、自宅で2023年2月24日に撮影した2007年3月播種の花です。

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ヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger)の特徴と育て方

クリスマスローズ

ヘレボルス・ニゲル-Helleborus niger 2017年2月6日 撮影  栽培品(2007年3月播種)

クリスマスローズ

ヘレボルス・ニゲル-Helleborus niger 2017年2月23日 撮影  栽培品(2007年3月播種)

 
和名クリスマスローズ (Helleborus niger)
学名Helleborus niger
科名・属名キンポウゲ科 ヘレボルス属
分布ヨーロッパ、アジア
花期1~2月
特徴

葉は鳥足状に5~11に深裂していて、葉柄は長く伸び、花柄は葉より短かい。常緑の多年草。

本来クリスマスローズとは、クリスマスの頃に咲く原種の‘ノイガー’を指し、2~3月に咲くオリエンタリスは、‘レンテンローズ’と呼ばれるようですが、日本では一般的に、まとめてクリスマスローズと呼ばれているようです。

近年交配が盛んで交配種が多くを占めているので、区別がつきにくくなっているようです。

種はネット友達からいただきました。

育て方

この花は小型で鉢植えに向いています。

ダブルの花の種を播きましたが、株によって少しずつ花の形が異なっていて、咲いてくるのが楽しみでした。

水はけよく植えますが、赤玉土、腐葉土、軽石などの混合用土を使います。

水は成長期はたっぷりと与え、休眠期は多湿にならないように気を付けます。

寒さに強く半日陰を好む。潅水と施肥はあまり多くせず、暑熱期は日よけをします。

ニゲルは有茎種と無茎種の両方の特徴や性質をもっているようなので、有茎種の場合は花後は花がらを切るだけにして、花茎は春になって黄色くなってから切ります。

繁殖は秋に株分けできるが、晩春の採り撒きが良く、早ければ3年で花が咲きます。

ヘレボルス・バラリア (ニゲル x ステルニー)の特徴と育て方

ヘレボラス バラリア (ニゲル x ステルニー)

ヘレボルス・バラリア (ニゲル x ステルニー) 2012年4月9日撮影  栽培品(2004年5月播種)

 
和名ヘレボるス・バラリア (ニゲル x ステルニー)
学名Helleborus niger x sternii
科名・属名キンポウゲ科 ヘレボルス属
分布地中海西部
花期2~4月
特徴

葉は鳥足状に5~11に深裂していて、葉柄は長く伸び、花柄は葉より短かい。

バラリアはニゲルとステルニーの交配種。

ステルニーはリヴィダス( H. lividus )とアグチフォリウス( H. argutifolius )との交配種。常緑の多年草ですが、これらの交配種というヘレボルス バラリアの名前はネットを探しても見つかりませんでした。

誰かが交配してつけた名前なのでしょうが、その経緯は謎になっていますが、私のお気に入りのとっても素敵な花です。

種はネット友達からいただきました。

育て方

寒さに強く半日陰を好む。潅水と施肥はあまり多くせず、暑熱期は日よけをするとよい。

有茎種なので、花後は花がらを切るだけにして、花茎は春になって黄色くなってから切ります。

繁殖は秋に株分けできるが、晩春の採り撒きがよい。

ヘレボラス・バラリア (ニゲル x ステルニー)とは?

ヘレボラス・バラリア

ヘレボラス・バラリア (ニゲル x ステルニー) 2007年1月27日撮影  栽培品(2004年5月播種)

ヘレボラス・バラリア (ニゲル x ステルニー) 2011年3月29日撮影  栽培品(2004年5月播種)

10数年前にヘレボラス・バラリア (ニゲル x ステルニー)という名前の種をいただいて播いて、初花が2年後に咲いているので、ヘレボラスとしては早い開花だったと思います。

ヘレボラス・ニゲルの八重咲きを播いた花が最上の写真ですが、開花までに3年以上はかかっています。

原種系のニゲルとステルニーの写真をネットで見ると、ヘレボラス バラリアという花が両方の特徴を併せ持っているのを感じることができます。

レンテンローズの交配が進んでかなり人気が出ていた時期に、高価な値段に驚いていましたが、現在はその当時に比べるとお求めやすくなっているのではないかと思います。

わが家は運よくいろいろな種が手に入りましたので、購入したのは数株たらずなのに、いろいろな花を見ることができていますが、ヘレボラス・バラリア (ニゲル x ステルニー)は早い時期に種からの花を始めて見た時からお気に入りになっています。

レンテンローズを見ることが多かったので、この小形の花が山野草を育てていた私にはなじんだのだろうと思いますが、現在はもう少し派手なダブルなどにも心を奪われ始めていますし、原種の魅力にも心を動かされています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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