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夏の花・山野草の育て方

ハルザキシュウメイギク(アネモネ・ヴァージニア)の育て方|仲間のフタマタイチゲの特徴

ハルザキシュウメイギク

ハルザキシュウメイギク(アネモネ・ヴァージニア)は、北部を除いたアメリカの岩が多い区域または森に自生する、キンポウゲ科 イチリンソウ属の植物です。

湿り気のある明るい日陰を好むようで、そのような場所だと零れ種からもたくさん芽生えて、放任状態で栽培が可能な植物です。

シュウメイギクのようにランナーから殖えることがなく株が大きくなるので、殖えて困るということはなく、零れ種から芽生えた苗は好きなだけ育てることが出来ます。

下に同じ仲間で、日光植物園で写したフタマタイチゲの写真と特徴を載せています。

上のハルザキシュウメイギク(アネモネ・ヴァージニア)は、自宅で2005年6月5日に撮影した種から育てた苗からの花です。

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ハルザキシュウメイギク(アネモネ・ヴァージニア)の特徴と育て方

春咲きシュウメイギク

ハルザキシュウメイギク(アネモネ・ヴァージニア) 2014年6月2日 撮影 栽培品

           
和名ハルザキシュウメイギク
別名アネモネ・ヴァージニア
学名Anemone virginiana
科名・属名キンポウゲ科 イチリンソウ属
分布北部を除いたアメリカ
花期6~7月
特徴

高さ50~60cm。岩が多い区域または森に自生。

葉は3分裂し 鋸歯があり、茎は毛深い。

花茎3cm。緑を帯びた5枚の白い花弁で中心は黄緑色をしています。

育て方

中深鉢を用い、水はけと水持ちの良い用土、硬質鹿沼土と赤玉土に水はけが良いように軽石に混ぜたくらいの用土で、鉢底にゴロ石を入れて、マグァンプK などの緩行性肥料を根に付れないように入れて植えこみます。

明るい日陰で、水は乾いたらたっぷりやるようにし、冬は上が枯れてしまうので水やりは控えます。

植え替えは、芽が出る直前の2月~3月上旬に行います。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

丈夫な植物なので、庭植でも良く、水はけが悪いようでしたら、軽石、腐葉土などをすき込んで植えます。

条件の良いところだと、零れ種から芽生えて花が咲きます。湿気のある場所を好むようです。

わが家は群生させるような場所がないので、好きなところに生えた花を鑑賞しています。

実生からの栽培は簡単なので、親株がなくなった時のために更新しておくとよいかもしれません。

フタマタイチゲ(二股一華)の特徴

フタマタイチゲ(二股一華)

フタマタイチゲ(二股一華) 2005年5月31日 撮影 日光植物園

フタマタイチゲ(二股一華)

フタマタイチゲ(二股一華) 2005年5月31日 撮影 日光植物園

         
和名フタマタイチゲ(二股一華)
別名オウシキナ
学名Anemmone dichotoma
科名・属名キンポウゲ科 イチリンソウ属
分布北海道、サハリン、千島、シベリアからヨーロッパの亜寒帯
花期5月~6月 自生地:夏
特徴

高さ40~80cm。北国の湿った草原に咲く多年草。

茎葉は無柄で対生して茎を抱きます。

花は枝先に直径1.5~2.5cmの1輪の花をつけます。萼弁は5枚で花弁状。

和名は枝が二又状だからという。別名はアイヌ語という。

フタマタイチゲ(二股一華)

フタマタイチゲ(二股一華) 2004年5月29日 撮影 日光植物園

ハルザキシュウメイギク(アネモネ・ヴァージニア)まとめ

わが家は、種から育てて10年以上が過ぎていますが、親株はどこに行ったか分からず、零れ種からの苗がロックガーデンの縁や植木台の傍などに生えて花を咲かせています。

育てているというよりは放任状態ですが、明るい日陰の湿り気のある、気に入ったところには芽生えますが、どこにでも芽生えるということはありません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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