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ハマボッス(浜払子)の育て方

ハマボッス(浜払子)

日本全土に生えているということだが、海に近くない私は常に海を見るということがないために、種をいただいて播いた花が開花して始めて見た花でした。

厚くて光沢があるいかにも海辺に自生していると思われる葉を育てていて、花が咲いた時、1個の花を見るとトラノオの花に似ていることから同じ仲間だと感じました。

ネットで浜辺の岩に咲く群生の花を見て、ロックガーデンに植えていたら零れ種で生えていたかもしれないと今になって思っています。

2年草だったことから、種の採取を忘れて絶やしてしまったことを悔やんでいます。

しかし、草取りくらいしかしない娘の家には、我が家から上げた苗が零れ種で更新していたようで元気にしていました。

上のハマボッス(浜払子)は、自宅で2005年5月28日に撮影したものです。

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ハマボッス(浜払子)の特徴と育て方

和名ハマボッス(浜払子)
学名Lysimachia mauritiana
科名・属名サクラソウ科  オカトラノオ属
分布日本全土
花期5~6月
特徴

海岸に生える高さ10~40cmのの2年草、越年草。

茎は円柱形で稜があり、しばしば赤みを帯びます。

葉は互生し長さ2~5cm、幅1~2cmの倒卵形または倒披針形で、厚くて光沢がありますが、展開する前の葉は密に重なりあっています。

茎の先に短い総状花序をだし、葉状の苞の脇に白い花を1個ずつつけ、花冠は直径1~1.2cmで深く5裂します。

果実は蒴果で直径4~6㎜の球形。

育て方

年間を通してよく日に当てます。

丈夫なので潅水は渇き気味で良く、肥料は置き肥をします。

越年草なので、繁殖は実生で行い、硬質赤玉土、硬質鹿沼土、軽石の混合用土に採り播きします。

播種年の翌年の9月ごろに定植すれば、播種後2年目には開花します。

ハマボッス(浜払子)のまとめ

浜辺の崖のような場所に咲いているのを、ネットで見ました。私は自生地を見たことがなかったことから、たくさん芽生えた苗を大きな鉢に植えて花を見ましたが、岩場に咲く花はとても風情があります。

ハマボッス(浜払子)はロックガーデン植えにしてそのように咲いたら素敵だったのではないかと思いましたが、果たして長い間育ってくれていたかは今になっては分かりません。

厚くて光沢がある葉は、水切れになっても生きていく知恵を持った植物のようでした。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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