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広告 春の花・山野草の育て方

バイカイカリソウ(梅花碇草)の育て方|交雑種の桃色バイカイカリソウ

バイカイカリソウ

バイカイカリソウは、本州(近畿以西)、四国、九州に自生しているようなので、自生地は見たことがありません。

イカリソウの仲間ですが、花の形が梅の花に似ていて、イカリソウとはかなり違った小さな白い花を咲かせます。

葉はイカリソウの葉を小型にしたような葉で、葉を見れはイカリソウであることが納得できるような植物ですが、イカリソウよりかなり小型です。

上のバイカイカリソウ(梅花碇草)は、自宅で2009年5月3日に撮影したものです。

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バイカイカリソウ(梅花碇草)の特徴と育て方

バイカカラマツ

バイカイカリソウ(梅花碇草) 2007年5月7日 撮影 栽培品

 
和名バイカイカリソウ(梅花碇草)
学名Epimedium diphyllum
科名・属名メギ科 イカリソウ属
分布本州(近畿以西)、四国、九州
花期4~5月
特徴

高さ20~30cm。

根生葉は1~2回2出複葉。小葉はゆがんだ卵形で長さ3~5cm、先はは鈍くふちの刺毛はないかあっても少なく、裏面の毛も少ない。

花は白色、距がない。

イカリソウの仲間だが、花がウメに似ていることから付いた名前。

育て方

鉢底にゴロ石を入れ、山砂に腐葉土を2割くらい混入した用土を用い、古い根をきれいに取り除いて植えます。

油粕を置肥し、葉のある間は月に2~3回くらいハイポネックスの水溶液を施し、半日陰に置き、水は乾いたらたっぷりとやります。

栽培はイカリソウと同じでよく、春は日当たり、花後は半日陰で涼しい場所で管理します。

植え替えは、2~3年ごとに必ず行いたい。この時株分けをします。適期は9~10月。

わが家は庭植で育てていますが、とても丈夫な植物ですが株分けを兼ねて植え替えた方が、株が更新されて元気になります。

日光植物園のバイカイカリソウ(梅花碇草)

バイカイカリソウ(梅花碇草)

バイカイカリソウ(梅花碇草) 2004年5月29日 撮影 日光植物園

日光植物園で見たバイカイカリソウは、我が家の花より少し大きめでした。自生地が異なるのか、栽培の仕方によって大きくなるのか、我が家のバイカリソウよりも大きいもを見かけます。

日光植物園の桃色バイカイカリソウ

桃色バイカイカリソウ

桃色バイカイカリソウ(梅花碇草) 2005年5月31日 撮影 日光植物園

有色の梅花型の花を持ったものは、バイカイカリソウとイカリソウ(Epimedium grandiflorum)またはトキワイカリソウとの交雑個体である可能性もあるようです。

そして、この花が、桃色バイカイカリソウの名で出回っているという事です。たしかに桃色バイカイカリソウはネットでも販売されていました。

純粋なバイカイカリソウといえるものは、中国地方の瀬戸内海沿岸と九州にのみ分布するということです。

日光植物園にはこの桃色の距のない桃色のイカリソウがたくさん見られるが、自然交配した物か、植えられたものかは私には分かりませんでした。

バイカイカリソウ(梅花碇草)まとめ

バイカイカリソウ(梅花碇草)

バイカイカリソウ(梅花碇草) 2003年4月27日 撮影 栽培品

バイカイカリソウ

バイカイカリソウ(梅花碇草) 2012年4月27日 撮影 栽培品

30年以上育てている株なのですが、どこの山地の株かはかわかりません。自生のバイカイカリソウは見たことがないのですが、栽培しているバイカイカリソウももう少し大きな品種も見かけますが、我が家のバイカイカリソウは花が咲いた時の丈も10㎝前後で小型です。

この小形のバイカイカリソウがとても可憐で好ましく思っています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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