山野草の育て方、庭造り、野山で写した花の詳細について書いています

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秋の花・山野草の育て方

ウメバチソウ(梅鉢草)の育て方|仲間のコウメバチソウとシラヒゲソウの特徴

投稿日:2017年2月16日 更新日:

ウメバチソウ

ウメバチソウ(梅鉢草)は北海道、本州、四国、九州の山野の日当たりの良い水が染み出るような湿地に生える多年草です。

山地から亜高山帯までかなり広く自生している植物で、山に登るとよく目にする花です。下に自生地で写した花がありますが、登山道の脇に生えているので花の時期だと見逃すことはありません。

下に、仲間のコウメバチソウ(小梅鉢草)とシラヒゲソウ(白髭草)の写真と特徴も載せています。

上の神津ウメバチソウは、自宅で2006年10月27日に撮影した2002年12月に播種した苗からの花です。

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ウメバチソウ(梅鉢草)の特徴と育て方

ウメバチソウ

神津ウメバチソウ(梅鉢草) 2005年10月25日 撮影 栽培品(2002年12月に播種の初花)

           
和名 ウメバチソウ(梅鉢草)
学名 Parnassia palustris
科名・属名 ニシキギ科 ウメバチソウ属
分布 北海道、本州、四国、九州
花期 8~10月
特徴

山野の日当たりの良い水が染み出るような湿地に生える多年草。

根生葉は数個が束生し、長い柄があります。

葉身は長さ幅とも2~4cmの広卵形で、基部は心形。茎葉は無柄で茎を抱きます。

花茎は高さ10~40cm。茎頂に直径2~2.5cmの白色の花1個を上向きに開きます。

花が梅鉢の紋に似ているところからこの名があります。

低山から亜高山帯まで分布の範囲が広い植物なので、栽培しやすい神津ウメバチソウなどを選んだ方が良いようです。

育て方

水はけよく、保水よく植えるのが栽培のコツ。

硬質鹿沼土を主に、日光砂、桐生砂、軽石などにミズゴケを細かく刻んだものを混ぜたものに植えます。

明るく涼しい棚に置き芽が動き出したら午前中の陽光に十分当てます。夏は半日陰に置き、葉枯れをふせぎます。

上のようにベニチガヤなどと一緒に植えると育てやすいようです。

冬以外は毎日水やりをし、年間を通して水切れしないようにしますが、(大き目な素焼きの鉢にミズゴケを入れてその中に鉢を入れえ置く)二重鉢なども良いようです。

人工芝を敷いた上に鉢を置き、鉢のまわりに水を打って湿度を保つと良いでしょう。

元肥は施さず、薄めの肥料をたびたび施すようにします。4月から9月の間、チッ素、リン酸、カリが等量の草花用液体肥料を2000~3000倍に薄めて、月に2~3回施します。

植え替えは1~2年に1回、3月から4月の芽出し前に行うようですが、私は毎年新しい用土に植え替えています。

自生地のウメバチソウ(梅鉢草)

ウメバチソウ

ウメバチソウ(梅鉢草) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園

ウメバチソウ

ウメバチソウ(梅鉢草) 2006年8月4日 撮影 月山

ウメバチソウ

ウメバチソウ(梅鉢草) 2004年8月8日 撮影 乗鞍畳平

ウメバチソウ

ウメバチソウ(梅鉢草) 2005年8月4日 撮影 八方尾根

ウメバチソウ(梅鉢草)まとめ

ウメバチソウは山野の日当たりの良い水が染み出るような湿地に生える多年草です。このような植物を育てることのできるところはたくさんあると思います。

私も、宮城県の平地の住宅地に住んでいた時には種が他の鉢にまで飛んで、沢山芽生えるので、種まきもしないで株分けだけで長年栽培していました。

それが、関東地方の住宅地に越してきたときに、ウメバチソウを育てる大変さを味わうことになりました。

関東地方は乾燥が激しく、夜間温度が下がらない熱帯夜が続きます。上の写真位には咲かせることが出来ましたが、それでもとても苦労しています。

湿原に生える野草は育てる環境によって大きな差が出ます。高山植物よりも厳しいくらいの差が出ると思っています。

コウメバチソウ(小梅鉢草)の特徴

コウメバチソウ

コウメバチソウ(小梅鉢草) 2005年8月4日 撮影 八方尾根

コウメバチソウ

コウメバチソウ(小梅鉢草)アップ 2005年8月4日 撮影 八方尾根

         
和名 コウメバチソウ(小梅鉢草)
別名 エゾウメバチソウ
学名 Parnassia palustris var. tenuis
科名・属名 ニシキギ科 ウメバチソウ属
分布 北海道、本州(中部地方以北)。周北極地方
花期 7~9月
特徴

ウメバチソウの高山変種で、高さ6~8㎝。

花弁の基部は柄状でなく開花時に互いに重なります。

仮雄しべは7~11裂し、裂片の先に腺体があります。

シラヒゲソウ(白髭草)の特徴

シラヒゲソウ(白髭草)

シラヒゲソウ(白髭草) 2003年9月6日 撮影 池の平湿原

シラヒゲソウ(白髭草)

シラヒゲソウ(白髭草) 2003年9月6日 撮影 池の平湿原


         
和名 シラヒゲソウ(白髭草)
学名 Parnassia foliosa var. nummularia
科名・属名 ニシキギ科 ウメバチソウ属
分布 本州、四国、九州
花期 8~9月
特徴

山地の 谷沿いの湿地に生える多年草。

根生葉は長柄があり、長さ幅とも2~4cmの心形で、基部は深い心形。茎葉は数個つき、無柄で茎を抱きます。

花茎は高さ10~30cm。茎頂に直径2~2.5cmの白色花を1個つける。花弁は5個で縁は糸状に細裂します。

花名は花弁を白い鬚にたとえた。


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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処ではそだたないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。


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